2020年3月18日
【ドル/円】：上値余地を探る動き。106円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。
ドル/円は、高値圏で引ける陽線で切り返していますが、短・中期の移動平均線を上抜けきれていないことや、週足の形状も改善しておらず、109.50超えで越週するまでは下値リスクにより警戒が必要です。一方で、短期的には下値を急角度で切り上げる流れを維持しており、突っ込み売りにも注意が必要です。 106円台を維持出来ずに終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。105円割れで終えた場合や104円割れで越週した場合は再び“ドル弱気”の流れに戻します。 今日のドル買いは106.50-60の押し目待ちとします。損切りは浅い場合で105.90、深い場合は下値リスクが再び高くなる105.40に置く必要があります。ドル売りは損切りが付いたので1日様子見か、108.40-50の吹き値があれば売り向かい。損切りは108.70で浅めに一旦撤退です。これが付いた場合でも109.10-20に強い抵抗があり、109.50超えで終えない限り上値余地も拡がり難いでしょう。 日足の上値抵抗は107.70-80、108.50-60、109.10-20に、下値抵抗は106.50-60、105.90-00、105.50-60にあります。
【ユーロ/円】：上下の抵抗を抜けきれない状態。戻り売り方針で。
ユーロ/円は、前日同様に実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなりました。上下の抵抗にぶつかっていますが、上値を切り下げる流れから上抜けきれておらず、下値リスクがより高い状態に変わりありません。買いは様子見か117.10-20まで引きつけて。損切りは116.80で浅めに撤退です。売りは118.90-00の戻り待ちとします。損切りは119.60で撤退です。これが付いた場合でも120.50超えで終えるまでは下値リスクを残します。
【ユーロ/ドル】：下値リスクが点灯中。
ユーロ/ドルは反落。上値を急角度で切り下げ流れを変えておらず、また、1.1000割れで終えており、下値リスクがやや高い形となりました。短期トレンドは“ニュートラルからやや弱気”ですが、1.0900-10に強い抵抗が控えており、まだ急落にも繋がり難いでしょう。買いは損切りが付いたので様子見です。売りは1.1100-10の戻り待ちとします。損切りは1.1160で撤退です。短期トレンドは1.12台に値を戻せばニュートラルな状態に変化します。
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