ドル/円:“ドル強気”の流れ。111円台の上値抵抗にも注意。

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ドル/円:“ドル強気”の流れ。111円台の上値抵抗にも注意。

直近の日足は、前日のNY市場終値から上寄りした位置に下ヒゲが長く、実体の小さい陰線が出ている。下値トライに大きく失敗しており、再度111円台の上値抵抗をトライする可能性に繋げているが、2/20に付けた112.23との短期的な二番天井となる可能性があることや、週足の上値抵抗が111.40-50に控えており、これを上抜けきれずに越週していることから、112円台で越週するまでは上値トライに失敗する可能性にも注意する必要がある。一方で、下値を急角度で切り上げる流れを維持しており、短期トレンドが非常に強い状態にあることから、108.50割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意する必要がある。短期トレンドは“ドル強気”の流れにあるが、109.50割れを見た場合は“ニュートラル”な状態に戻すことになる。この場合でも108.50割れで終えない限り日足の形状は悪化せず、天井確認と認められない。日足の上値抵抗は111.20-30、111.90-00、112.20-30に、下値抵抗は110.20-30、109.50-60、108.50-60にある。21日、120日、200日移動平均線は107.77、108.85、108.27に位置しており、全てをしっかり上抜けた位置をキープしており、短期トレンドは“ドル強気”の流れにある。 一方週足は、2週連続して大陽線が出ており、2週間で10円50銭余りの急騰となり、この間に109.10-20、110.60-70にあった週足の上値抵抗を抜き返して、短期トレンドを“ドル強気”の状態に戻している。一方で、この陽線が3手前の大陰線を実体ベースで上抜けきれていないことや、2017年1月に付けた118.60を基点として上値を切り下げて来たトレンドラインの上値抵抗が111.40-50に、また、2015年6月に付けた125.86を基点とするレジスタンスラインの上値抵抗が112.00-10に位置しており、これらをしっかり上抜けて越週するまでは、長期トレンドも変化せず、下値リスクを残した状態にある。短期トレンドが強い状態にあるので急落にも繋がり難い状態にあるが、週足の強い上値抵抗を一気に上抜けるにも無理があると見られ、上値トライに失敗する可能性にも注意する必要がある。週足の上値抵抗は111.40-50、112.00-10に、下値抵抗は、110.20-30、109.00-10、108.00-10にある。31週、62週移動平均線は108.53と109.01にあり、短期トレンドをサポートしており、強い下値抵抗として働く可能性が高い。108円割れで越週しない限り、短期トレンドは大きく変化しない。 今週の戦略は、ドル買いは110.20-30で押し目買い。損切りは109.40で一旦撤退。これが付いた場合はニュートラルな状態に戻すが、108.00割れで越週しない限り、下値余地も拡がり難い。ドル売りは様子見か、強い上値抵抗を試すなら111.20-30で戻り売り。損切りは111.70で浅めに一旦撤退。 上値は、111.00-10に軽い抵抗が、111.20-30に強い抵抗があるが、これをクリアして、111.50-60の抵抗もクリアした場合は、111.90-00、112.20-30、112.50-60にある抵抗をどこまでクリアできるかトライする動きへ。112.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けた場合は新たな上昇エネルギーを得て一段のドル上昇に繋がり易くなる。下値は、110.50-60まで特に強い抵抗はないが、この下の110.20-30、109.80-90、109.50-60に強い抵抗が控えており、下値余地もまだ拡がり難い。但し、109円台を維持できずに終えた場合は日足の形状がやや悪化、108.50割れで終えた場合は下値を切り上げて来た流れに変化が生じて、ドルの戻り天井を確認した可能性が点灯する。さらに108円割れで越週した場合は短期トレンドが変化して、再度104~105円台の足元を固め直す動きが強まり易くなる。この場合でも104円割れで越週しない限り、突っ込み売りにも注意する必要がある。

ドル/円【日足】期間:2019/07/18~2020/03/20(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2017/02/03~2020/03/20(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:上下の抵抗を抜けきれない状態。117円割れで終えた場合は、一段の下落リスクが 点灯。

直近の日足は上下にヒゲがあり、寄せ線に近い形の足で終えている。下値を切り上げる流れを維持する一方で、上値も切り下げており、上下の抵抗にぶつかって寄り付き水準近くに戻す毎日となっている。3/9に付けた116.13で一旦底打ちした可能性が高いものの、日足、週足ともに上値を切り下げる流れから上抜けきれておらず、下値リスクへの警戒も解けないことから、突っ込み売り、飛びつき買いに注意する必要がある。現状は上値トライの可能性を残した状態だが、117円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、116円割れで終えた場合は新たな下落トレンド入りの可能性が高くなる。逆に実体ベースで120円台に乗せた場合は下値リスクが軽減されて上値余地がもう一段拡がり易くなるが、中期トレンドがまだ弱く、123円台で越週するまでは急伸にも繋がり難い。日足の上値抵抗は119.30-40、120.00-10、121.80-90に、下値抵抗は117.50-60、117.00-10、116.00-10にある。21日、120日、200日移動平均線は119.14、120.35、120.06にあり、これらの下で推移しており、下値リスクへの警戒が解けない。 一方直近の週足は前週の陽線の足元に実体が小さく上下にヒゲのある陰線が出ているが、下ヒゲがやや長く、2週連続して下値トライに失敗した形となっている。一方で、上値を切り下げる流れに変化が認められないことや、昨年9月に付けた115.87を基点として下値を切り上げて来たトレンドラインの下で推移しており、下値リスクを残した状態にあることから、買いも引き付ける必要がある。短期トレンドは“ニュートラル”な状態にあるが、120.50超えで越週した場合は、下値リスクが若干後退して上値余地がもう一段拡がり易くなる。逆に、118円割れで越週した場合は下値リスクがやや高くなる。さらに116.20以下で越週した場合は新たな下落リスクが点灯する。今週の週足の上値抵抗は、120.10-20、122.20-30、123.00-10に、下値抵抗は118.00-10、116.20-30にある。31週、62週移動平均線は119.85と121.57に位置しており、これらの下で推移しており、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、ユーロ買いは117.50-60で押し目買い。損切りは下値リスクが点灯する116.90で一旦撤退。ユーロ売りは様子見か119.80-90の戻りを待って売り狙い。損切りは120.30で一旦撤退としたい。 上値は、118.90-00に軽い抵抗が、119.30-40、119.80-90、120.00-10に強い抵抗があるが、実体ベースで120円台に乗せて来れば、日足の形状が改善して一段の上昇に繋がり易くなる。この場合でも中期トレンドが弱いことから、121~122円ゾーンの上値抵抗をクリアしきれない可能性にも注意する必要がある。上値抵抗は、120.50-60、121.00-10、121.30-40、121.70-80、122.00-10。下値は、118.00-10、117.50-60、117.10-20にやや強い抵抗が控えているが、117.00割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなる。さらに、116.20-30の抵抗を守りきれずに越週した場合は、新たな下落トレンド入りの可能性が高くなり、114.90-00の週足の抵抗を切り崩しつつ112円方向への一段の下落リスクに注意が必要となる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/09/02~2020/03/20(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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