「コロナの影響は長期化するとの見方」外為短観 第130回

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<第130回調査>2020年3月27日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

調査実施期間
2020年3月20日(金)13:00~2020年3月24日(火)24:00

調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は1007件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

問1:今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください
問2:今後1カ月間の米ドル /円相場の予想レートについてお答えください
問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください
問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください
問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください
問6:新型コロナウイルス感染拡大をめぐる市場の混乱はいつまで続くと思いますか?
問7:新型コロナウイルス感染拡大をめぐる市場の混乱で、ドル/円は最大でどこまで下落すると思いますか?
今後の調査実施計画及び公表方針

問1:今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が44.9%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は41.8%であった。この結果「米ドル/ 円予想DI」は△3.1%ポイントとなり、前回(△6.6%ポイント)からプラス幅が縮小した。

調査期間前後の米ドル/円相場は、新型コロナウイルスの世界的な流行で一時111.70円台まで上昇するなど米ドル買いが強まった。ただ、そうしたリスク回避的なドル買いは長続きしないとの見立ても少なくないようで、個人投資家の米ドルに対する見通しは強気と弱気で二分された。

問2:今後1カ月間の米ドル /円相場の予想レートについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レート」については、「1円~3円の米ドル高・円安」が30.5% と最も多く、次いで「1円~3円の円高・米ドル安(21.0%)」と続き、以下「3円以上の円高・米ドル安(18.7%)」、「3円以上の米ドル高・円安(18.0%)」、「±1円で推移(11.9%)」の順になった。

見通しが大きく分かれた様子が見て取れる。また、「3円以上の円高・米ドル安」と「3円以上の米ドル高・円安」の回答割合が大幅に増加したのが特徴的だ。なお、前回はそれぞれ2.1%、3.4%であった。米ドル/円相場は3月に入り10円以上の値幅で変動している事から、当面は大振りな値動きが続くとの見方が急増したと見られる。

問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が19.4%であったのに対し、「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は55.1%であった。この結果、「ユーロ/円予想DI」は▼35.7%ポイントと、弱気度合いを示すマイナス幅は前回(▼29.2%ポイント)からさらに拡大した。

調査期間前後のユーロ/円相場は、117円台から120円台へと上昇したが、そうした値動きを他所に個人投資家の見通しはユーロ弱気・円強気に一段と傾いた。新型コロナウイルスの感染は、震源地の中国以上に欧州で拡大しているだけに、今後はユーロに下落圧力がかかると見ている投資家が多いようだ。

問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が27.6%であったのに対し、「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は47.1%であった。この結果豪ドル/ 円予想DI」は▼19.5%ポイントと前回(▼12.3%ポイント)からマイナス幅が拡大した。

調査期間前後の豪ドル/円相場は約11年ぶりの安値となる59.80円台から66円台へと持ち直したが、個人投資家の見通しはむしろ弱気に傾いた。足元の持ち直しは、新型コロナウイルスを巡るリスク回避局面の「アヤ戻し」に過ぎないとの見方が強いようだ。

問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください

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「今後注目している通貨ペア」について尋ねたところ、「買い」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が41.5%の回答割合を集めて1位となった。続く2位には豪ドル/円(12.3%)、以下、3位英ポンド/円(8.8%)、4位ユーロ/米ドル(7.1%)、5位メキシコペソ/円(5.4%)と続いた。なお、米ドル/円は前回(37.6%)から回答割合を増やして90カ月連続で1位となった。2位以下では、前回6位だったメキシコペソ/円が5位に浮上した一方、前回4位だったトルコリラ/円は7位に順位を下げるなど、高金利・新興国通貨の順位変動が目立つ。新型コロナウイルスの感染拡大を巡る市場の混乱を受けて新興国通貨は大きく変動しているだけに、個人投資家の注目通貨ペアも移り変わりが激しいようだ。

一方、「売り」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が35.3%の回答割合で首位をキープした。以下、2 位ユーロ/円(15.1%)、3位ユーロ/ 米ドル(15.0%)、4位英ポンド/円(8.7%)、5位豪ドル/円(6.7%)と続いた。順位は前回と同じだが、米ドル/円の回答割合が増加した(前回22.6%)した一方、ユーロ/円(同16.7%)やユーロ/米ドル(同16.1%)は低下した。なお、米ドル/円を「売り」で注目の回答割合は、「買い」で注目の割合に接近しており、問1でも示されたように米ドル/円相場の先行きに強弱感が対立している様子が見て取れる。

問6:新型コロナウイルス感染拡大をめぐる市場の混乱はいつまで続くと思いますか?(ひとつだけ)

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今回の特別質問として、「新型コロナウイルス感染拡大をめぐる市場の混乱はいつまで続くと思いますか?」と尋ねたところ、「5 ~ 6 月まで」が36.5% と最も多かった。次いで「7 ~ 8 月まで(27.3%)」、「3~4月まで(14.5%)」、「9~10月まで(8.1%)」、「2021年以降も続く(7.0%)」、「11~ 12月まで(6.6%)」の順になった。夏(7~8月)以降も混乱が続くとの予想が合算で6割超に上っており、個人投資家が新型コロナウイルス感染拡大の影響を比較的深刻視している事が窺える。すなわち、新型コロナウイルスの終息にも時間がかかるとの見方が多いという事であろう。

問7:新型コロナウイルス感染拡大をめぐる市場の混乱で、ドル/円は最大でどこまで下落すると思いますか?(ひとつだけ)

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もうひとつの特別質問として、「新型コロナウイルス感染拡大をめぐる市場の混乱で、ドル/円は最大でどこまで下落すると思いますか?」と尋ねたところ、「101円以下の下落はない」が49.4%と最も多く、次いで、「100 円台(26.0%)」、「99 円台(8.8%)」、「98 円台(6.6%)」、「95 円台以下(5.9%)」、「97円台(1.9%)」、「96円台(1.5%)」の順になった。3月9日に付けた101.17円前後が当面の底値になるとの見方が半数近くに上った一方、100円割れを予想した合算割合は24.7%であった。調査期間の前後に米ドル/円相場が111円台まで反発していた事を踏まえると、この数字は個人投資家の比較的強い下落バイアスを示していると見る事ができそうだ。

今後の調査実施計画及び公表方針

本調査も第130回目となりました。調査開始から10年超が経過し、データの蓄積が進んできました。今後については、毎月定点観測で実施する調査結果を基に、予想DIの時系列比較から見出せるFX投資家の相場観の変化やその傾向などのほか、中長期的な視点に基づいたFX投資家の投資スタイルの変化などの考察も進めて行きたいと考えています。

なお、毎月の本調査においては、公表扱いとしている質問項目及び回答結果の他に、「投資家の属性」、「取引頻度」、「取引規模」、「取引時間帯」、「投資選好」など、投資家実態を把握するために必要な各種の質問項目も設けて集計しています。それらの回答結果を用いた投資家の実態報告や属性別のクロス・セクション分析等については、当研究所が1年に1回、毎年年央以降に公表する「外為白書」で紹介する予定です。

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