ドル・円は下げ渋りか、米景気減速への思惑も週末控え買い戻し

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は下げ渋りか、米景気減速への思惑も週末控え買い戻し」

27日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る値動きを予想したい。米国の雇用関連統計が危機的な水準を示し、リセッション懸念を背景としたドル売りが続く見通し。ただ、週末を控えドルを買い戻す動きも想定され、ドル・円の下げは限定的となりそうだ。

26日に発表された米国の週次新規失業保険申請件数は、過去最多の328.3万件。新型コロナウイルスの感染拡大阻止のために、企業の業務停止や人員削減を進めた結果が反映された。市場は100-150万人程度の悪化を織り込んでいたが、想定を遥かに超える内容を受け米国経済への不安が広がっている。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も後退局面に突入した可能性を示唆し、ドルは流動性に着目した買いを巻き戻す動きに振れた。本日アジア市場で、ドル・円は109円をあっさり割り込んだ後、108円前半に下げる場面もあった。

この後の海外市場でも米国経済の後退局面入りが意識され、ドル売り地合いが続きそうだ。米国のウイルス感染者数が中国やイタリアを上回り、経済活動が一段と収縮するとの見方が背景。半面、対ドルで持ち直した欧州通貨やオセアニア通貨は、週末前の利益確定売りにさらされやすい。また、株式市場で調整の売りに傾けば、混乱回避の思惑からドル買いに転じるだろう。なお、東京での感染抑止を目的とした外出自粛の動きも材料視される。日本経済を圧迫するとの観測から円買いが見込まれる一方、円の保有を回避する売りも警戒される。

通貨別分析

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