「ドルに先安感」 外為トゥデイ 2020年4月1日号

FXと外国為替の分析に役立つレポート「外為トゥデイ」を公開しています。グラフを使った解説など、FX初心者にもわかりやすい工夫が満載。これでFXのニュースが自分で読めるようになる!?外為どっとコム総合研究所。

目次

▼31日(火)の為替相場
(1):仲値公示の前後でドル円急伸
(2):中国経済指標 良好な結果に
(3):欧州経済指標 軒並み悪化
(4):FRB 海外中銀へのドル供給拡充発表
(5):米消費者信頼感指数 予想ほど低下せず

▼31日(火)の株・債権・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
ドルに先安感

▼本日の注目イベント

31日(火)の為替相場

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(1):仲値公示の前後でドル円急伸

仲値公示の前後でドル/円が急伸。3月期末に絡む日本企業のドル買い・円売りが観測された。ユーロ/円はドル/円の上昇に連れて強含んだが、ポンド/円や豪ドル/円は急落したのち急反発するなど乱高下した。ドル買いのあおりでポンド/ドル相場や豪ドル/米ドルが一時下落する中、ポンド安や豪ドル安の影響とドル/円上昇による円安の影響を時間差で受けた。

(2):中国経済指標 良好な結果に

中国3月製造業PMIは52.0、同非製造業PMIは52.3と、いずれも予想(44.8、42.0)を上回り、好・不調の分岐点である50.0も上回った。

(3):欧州経済指標 軒並み悪化

仏3月消費者物価指数は前年比+0.6%と予想(+1.0%)を下回り前月(+1.4%)から大幅に減速。一方、その後発表された独3月雇用統計は、失業者数が0.1万人増(予想2.50万人増)、失業率が5.0%(予想5.1%)と、思ったほどには悪化しなかった。なお、さらに後に発表されたユーロ圏3月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+0.7%と予想(+0.8%)を下回り、前月(+1.2%)から急減速した。

(4):FRB 海外中銀へのドル供給拡充発表

米連邦準備制度理事会(FRB)は、海外の中央銀行に対するドル供給を拡充すると発表。米国債を担保に資金を供給するレポ取引を活用してドルを提供する。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中 、世界的なドル不足に対応する。FRBは、4月6日までに開始し、少なくとも6カ月間は継続する見込みとした。

(5):米消費者信頼感指数 予想ほど低下せず

米3月消費者信頼感指数は120.0となり2017年7月以来の低水準を記録したが、市場予想(110.0)ほどには低下しなかった。また、これに先立ち発表された米3月シカゴPMIは47.8と市場予想(40.0)を上回った。

31日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
ドルに先安感

昨日のドル/円は、終値ベースで約0.4%下落。一時108.70円台まで上昇したものの、米連邦準備制度理事会(FRB)が海外中銀へのドル資金供給措置を発表した事からドルが売られると107.40円台に反落した。3月末(第1四半期末)を通過した事でドル需要が緩和すると見られるだけに、このタイミングでのFRBのドル供給強化はドル先安感を醸成しそうだ。

そうした中、本日は米国の3月分の経済指標が注目される。市場予想はADP雇用報告が-15.0万人(前回+18.3万人)、ISM製造業景況指数が44.5(前回50.1)などとなっている。その他、米国では3月の自動車販売台数も発表される。いずれも新型コロナウイルスの影響で悪化が必至と見られており、ドルの重しになりそうだ。

本日の注目イベント

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