4月8日武漢開放、来週は1Q・GDP

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総括

4月8日武漢開放、来週は1Q・GDP

予想レンジ 人民元/円 14.8-15.8

(ポイント)
*4月8日、武漢は開放された
*IMFは中国の回復を示唆
*今週、来週とGDPを始め重要指標が発表される
*預金準備率を引き下げた
*2020年成長見通しは2.3%増加(世銀)
*コロナウィルスでの死者はイタリアとスペインが中国を上回った
*株価、人民元ともに相対的に安定
*1-2月鉱工業生産や小売売上は予想外の悪化
*政府は2Qから経済が正常化するとしている
*1-2月貿易収支は輸出が大幅減少
*1月消費者物価は新型ウィルス感染と豚コレラで上昇、2月は低下
*今年は「第13次5カ年計画」の最終年
*習国家主席は、2020年の経済成長目標を達成できるとした
*政府は新型ウィルス感染は2月がピーク、4月に収束とした
*政府の経済成長率見通しは1Qは前年比4%台へ落ち込むが20年通年では5%後半
*経済打撃は6兆円超か
*米国は中国の為替操作国の認定解除
*中国GDPが100兆元へ近づく
*中国の経済活動に回復の兆し=大気汚染から

(来週は1Q・GDP 、4月8日武漢開放)
鄧小平氏の「白いネコでも黒いネコでもネズミを取ってくるのがいいネコだ」という言葉がある。今回の世界的なコロナウィルス感染でも、いち早く回復する国がいい国なのだろう。もちろん中国が真っ先に回復すると、世界から「コロナ震源地のクセに」と批判されるだろうが今はコロナ禍から脱出できるモデルが必要だ。昨日はコロナウィルス発症の地とされ封鎖されていた武漢が開放された。中国の感染者数も国別では6位、死者数では7位となっている。ひと頃の数字からは欧米が悲惨な状況が続いていることもあり、中国が落ち着いて見える。今後も慎重に事を運んでいくと思うが、工場の再稼働もあり、世界へ医療関連用品を提供していることもあり、中国が世界のリーダーシップをとることもあるのだろう。
 先週末は人民銀行が中小銀行の預金準備率を引き下げると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている国内経済を下支えするため、約4000億元の流動性が放出されるとしている。
来週は1QのGDPが発表される。予想は前年比14.3%減となっているが、大きくぶれる可能性はある

(限定的な経済回復の兆し、新型コロナ再発に警戒=IMF)
IMFは4月6日、新型コロナウイルスの発生源となった中国で限定的ではあるが経済に回復の兆しが見られ、希望を与える内容だと述べた。ただ、中国やその他の国でパンデミックが再発する可能性を除外できないとした。
IMFは中国の購買担当者景気指数(PMI)が今年初めに急低下した後、小幅に改善してきたと指摘。産業・輸送活動を計る上で参考にする衛星データが示す中国上空の二酸化窒素の量は、外出自粛規制が徐々に緩和されていることを示しているとした。
また、「中国の回復は限定的であるものの希望を与える内容だ。外出自粛対策が感染拡大を抑え経済活動を再開させる効果があることを示唆する」とした。「ただ、パンデミックの先行き不透明は高い。中国やその他の国で感染拡大が再び起きる可能性を除外できない」とも指摘した。

(WHOはしくじった 中国中心だ)
 トランプ大統領は「WHOはしくじった」とツイートし、中国寄りの組織だとして資金拠出の見直しを示唆した。
 米国がWHOに対する予算の最大の負担国となっていることを踏まえ、資金拠出の見直しを示唆した。 さらにトランプ大統領は「中国からの渡航を認めるべきとするWHOの助言に私は幸いにも従わなかった。なぜWHOはそんな誤った勧告をわれわれにしてきたのか」と続け、中国からの入国を拒否した際、テドロス事務局長が懸念を表明したことに疑問を呈した。WHOをめぐっては米議会でも与党・共和党議員を中心に中国寄りだという批判が強く、WHOの今回の対応を調査すべきだという声やテドロス事務局長の辞任を求める意見が出ている。ただ、トランプ大統領が批判を強める背景にはみずからの初動の遅れに対する批判をかわすねらいもあるのではないかという見方も出ている。
 
(今後の重要指標)
4月10日 3月CPI、PPI
4月14日 3月貿易収支
4月17日 1Q・GDP、3月小売売上、鉱工業生産、固定資産投資

テクニカル分析(人民元/円)

5連続陽線で雲に近づくも4月7日の高値上抜けず

日足。ボリバン中位越え。3月25日-4月7日の下降ラインが上値抵抗。雲にも近い。4月7日-8日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
 週足。ボリバン下限下抜きからはバンド内へ戻す。3月9日週-30日週の上昇ラインがサポート。2月17日週-3月23日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、20年1月、2月は長い上ヒゲを残し12月-2月の上昇ラインを下抜く。一旦、ボリバン下限を下抜くが、バンド内へ戻す。20年1月-2月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、11年-19年の上昇ラインを下抜くか。18年-19年の下降ラインが上値抵抗。

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チーファンラマ

武漢開放でも慎重

 中国湖北省武漢市は4月8日、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために1月23日から実施していた封鎖措置を解除した。ただ、拙速な封鎖解除が感染の「第2波」を招く恐れがあるとの懸念も残っている。
 新規感染者はここ数日大幅に減少し、中国本土の死者は7日、新型コロナの感染拡大以降初めてゼロとなった。武漢では過去14日間に感染が確認された人はわずか2人だった。しかし、衛生当局は、移動制限を解除する一方、感染第二波が発生する可能性を危惧しており、武漢市民に対して7日、必要な場合を除いて居住地域や武漢市、または湖北省を離れるべきでないと指示した。住宅地域の周りには依然高い壁が設置されており、健康状態に問題がないことや外出が必要なことを証明する書類がない限り、外出は制限されている。

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