ところでFXのPIPSってなんなの?

f:id:navimedia:20200423111403j:plain

FXを始めようという初心者が、FXについて調べたり、実際に始めたりすると、初めて見る専門用語に多々出くわすと思います。
その中のひとつが「PIPS」ではないでしょうか。
私たちの日常生活で、PIPSなんて言葉は聞いたことがありませんし、使ったこともありません。
ところが、FXの世界では“必須”ですし、トレーダーとしては、最初に覚えるべき単語かもしれません。
そこで今回は、これからFXを始めたいと考えている人向けに、FXで必ず登場する「PIPS」について解説してみましょう。

FXでは避けて通れない「PIPS」

PIPSとは、為替レートが変動する際の、変動幅を示す「単位」のことです。
そう言われても、ちょっとわかりにくいと思うので、具体的な例で説明してみます。
米ドル/円レートが1ドル=100.00円から、1ドル=100.01円に動いたとしましょう。
これを「1PIPS動いた」と表現します。
逆に、「1ドル=99.99円」に変動したときも「1PIPS動いた」と表現します。
同様に1ドル=100.10円になったなら10PIPS、1ドル=101円になったら100PIPSです。

PIPSは通貨によって変わる

この1PIPSという単位は、取引する通貨ペアによって、その中身が変化します。
これがFX初心者にとって、PIPSの意味を分かりにくくしている原因です。

例えば、先ほど例にあげた「米ドル/円」では1PIPS=0.01円(1銭)となりますが、「ユーロ/米ドル」では「1PIPS=0.0001ドル(0.01セント)」です。
この通貨ペアとPIPSの関係をまとめると、次のようになります。

・決済通貨(通貨ペアの右側)が日本円の場合:1PIPS=0.01円(1銭)
・決済通貨(通貨ペアの右側)が米ドルの場合:1PIPS=0.0001ドル(0.01セント)

一般的にFXでトレードできる通貨ペアは、このどちらかに該当します。
よく覚えておきましょう。

実際にFXで役に立つPIPSの計算

実際のFXトレードでは、このPIPSを用いて、次のような計算式でトレードの損益を計算します。

【獲得PIPS×1PIPSの基準値×通貨数=利益or損益】

1PIPSの基準値というのは、先ほどご説明した「1PIPS=0.01円」「1PIPS=0.0001ドル」といったものです。
例えばドル円10,000通貨のトレードで10PIPSを獲得した場合には、 10PIPS×0.01円×10,000通貨=1,000円 の利益という計算になります。

ちなみに、FXではトレードできる通貨の最低数量が決まっています。
これを取引通貨単位(ロット)といいます。
ほとんどの場合、1ロットが1万通貨単位です。
外為どっとコムのように1,000通貨単位※1の取引が可能なところもあります。
※1外為どっとコムではルーブル/円のみ1万通貨から。
それ以外の通貨ペアは1,000通貨から。

例えば、米ドル/円の場合、10,000通貨=10,000ドルが取引通貨単位であり、為替レートが1ドル=105円であれば、1ロット=10,000ドル=1,050,000円という計算になります。
1ドル=110円であれば1,100,000円、95円なら950,000円ということになります。
1,000通貨単位のところはその10分の1です。
取引通貨単位でみた場合、その時々で取引に必要な資金が変わるわけです。
その点は気を付けましょう。

なぜFXではPIPSを使うのか?

FXの共通単位としてPIPSが使われる理由のひとつは、トレードを分かりやすくするためです。
FXは単位の異なるさまざまな通貨を売買する取引ですから、どの通貨でも共通に使える単位が必要だったのです。
その結果、PIPSが生まれました。
また、コンマ何銭という非常に小さな値動きを追うFXですが、PIPSだと小数点以下がないので、分かりやすくなります。

また、PIPSを使うと「投資効率」を分かりやすく示すことができます。

例えば、AさんとBさんは、ある日のトレードで、ふたりとも1万円を稼いだとします。
利益だけを比較すると2人の投資効率には差がないように思いますが、以下のような場合はどうでしょうか?

・Aさんは1万通貨を持ち、100PIPSを獲得して、1万円の利益を得た
・Bさんは10万通貨を持ち、10PIPSを獲得して、1万円の利益を得た

FXでは、取引できる通貨量は手持ちの資金によって異なります。
Aさんは、Bさんよりも少ない資金と通貨量でありながら、より多くのPIPSを獲得することで、同じ金額の利益を稼ぎました。
つまり、投資効率が優れているというわけです。
FXで投資効率をはかるには、「いくら儲けたか」よりも「何PIPS獲得したか」をみなければならないのです。

PIPSを使う時の注意点

初心者にPIPSは分かりにくいかもしれませんが、FX取引に慣れてくれば、投資効率をはかるのにとても便利な単位です。
ただPIPSをみるときに、ひとつ注意していただきたいのは、「損切り」のラインをPIPSで決めないことです。
それは上述したように、保有している通貨量で、1PIPSあたりの損益が変わるからです。
トレードを行う時々で、相場の状況も違えば許容できる損失額も違ってきます。
あくまでも許容損失から損切りラインを設定するようにしてください。


PickUp編集部

FX投資が初めての方へ!FXの魅力や特徴(初心者編)はこちら

top
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。 尚、本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。 店頭外国為替保証金取引および店頭通貨バイナリーオプション取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生ずる場合がございます。お取引の前に充分内容を理解し、ご自身の判断でお取り組みください。<『外貨ネクストネオ』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:各通貨の基準レートにより計算された取引金額の保証金率4%以上に設定(法人のお客様は、保証金率1%以上となる額または金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうち、いずれか高い額以上の委託保証金が必要となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します) 売買手数料:0円 【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。><『外貨ネクストバイナリー』 取引形態:店頭通貨バイナリーオプション取引(満期である判定時刻をもって自動権利行使となるヨーロピアンタイプ) 購入価格:1Lotあたり約40~999円 売買手数料:0円 【注】店頭通貨バイナリーオプション取引は期限の定めのある取引であり、相場の変動等の要因により原資産価格が変動するため、予想が外れた場合には投資元本の全額を失うリスクの高い金融商品です。権利行使価格と判定価格との関係がお客様にとって利益となる場合には自動権利行使によりペイアウト額を得られますが、損失となる場合には権利消滅により全購入金額が損失として確定します。またオプションの購入価格と売却価格には差(スプレッド)が生じます。> 株式会社外為どっとコム 〒105-0021 東京都港区東新橋2-8-1 パラッツォアステック4階 TEL:03-5733-3065 金融商品取引業者登録番号:関東財務局長(金商)第262号/金融先物取引業協会(会員番号1509) (C) Gaitame.com Co.,Ltd. All rights reserved.