ドル/円:上下の抵抗を抜けきれない状態。ドルの戻り売り方針継続。

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ドル/円:上下の抵抗を抜けきれない状態。ドルの戻り売り方針継続。

日足は、2手連続小陰線で終えているが、個々の足が下げエネルギーの強いものではないので、週初の下値トライには限りがあろう。一方で、短期トレンドが強い状態にないので、上値余地も限られ易く、109円台に実体を戻して引けない限り、今週もドルの戻り売り方針継続としたい。日足の上値抵抗は、107.90-00、108.50-60、108.80-90に、下値抵抗は107.10-20、106.50-60、105.50-60にある。21日移動平均線は107.93に位置しており、この下に入り込んだ状態にあるが、“ダマシ”の範囲内にある。しかし、120日、200日線は108.84と108.32に位置しており、強い上値抵抗として働く可能性が高い。短期トレンドは“ドルやや弱気”の状態にあるが、109.00-10の抵抗を実体ベースで上抜けた場合は、“ニュートラル”な状態に戻して上値トライの動きが強まり易くなる。この場合でも109.50-60超えから厚くなる日足の抵抗をクリアしきれない可能性も高く、111.50超えで終えない限り、下値リスクを残すことになる。逆に107円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、106.50割れを見た場合は新たな下げエネルギーを得て一段のドル下落に繋がり易くなる。 一方直近の週足は値幅の小さい陰線引けとなり、前週の安値を攻めきれずに終えている。単体では下げエネルギーの強いものではないので、下値抵抗を守って小反発に転ずる可能性があるが、上値を切り下げる流れに変化が認められないことや、月足の形状も安定しておらず、一段の下落リスクにより警戒する必要がある。また、107円割れで越週した場合は週足の形状がさらに悪化して105円方向への一段のドル下落に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は108.40-50、108.70-80、109.80-90に、下値抵抗は106.90-00、105.00±10銭、104.00-10にある31週、62週移動平均線は108.71と108.86に位置しており、強い上値抵抗として働く可能性が高い。また、これらが収束状態にあることから、引き続き一方向へ動き出す可能性にも注意する必要がある。 今週の戦略は、ドル買いは、基本は様子見だが、下値抵抗を試すなら、107.00-10で軽く試し買い程度に。損切りは106.80で浅めに撤退するか、深い場合は新たな下落リスクが生ずる106.40で撤退。ドル売りは107.90-00で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を108.30-50近辺まで見ておく必要がある。損切りを浅くするなら108.20で一旦撤退して、上で売り直すか、損切りを深くするなら、短期トレンドをニュートラル状態に戻す109.10に置く必要がある。 上値は、107.80-90に軽い抵抗が、107.90-00、108.30-40、108.50-60、108.80-90に強い抵抗が控えており、全てをクリアしきれない可能性が高いと見るが、109.00-10の抵抗を実体ベースで上抜けた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して、一段と強い抵抗のある、109.30-40、109.50-60、109.90-00、110.30-40をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、107.30-40に軽い抵抗が、107.00-10、106.70-80、106.50-60に強い抵抗があるが、106.50割れを見た場合は新たな下落リスクが生じて一段のドル下落に繋がり易くなる。下値抵抗は、105.70-80、105.40-50、105.00-10、104.60-70。調整的な下げに留まるなら、押しは深い場合でもこの辺りに留まるが、104円割れで越月した場合は、月足の形状が悪化して、新たな下落トレンド入りの可能性が生じて、100円方向への一段のドル下落に繋がり易くなる。

ドル/円【日足】期間:2019/08/22~2020/04/24(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2017/03/10~2020/04/24(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:“ユーロ弱気”の流れに変化なし。117.20超えで終えれば下値リスクがやや後退。

直近の日足は下値トライに失敗して陽線引けとなったが、実体も小さく、上値を切り下げる流れにも変化が認められない。また、2手前の陰線が116.50-60にあった日足の下値抵抗を実体ベースで下抜けて終えており、新たな下落リスクが生じた状態にある。117.20超えで終えれば、日足の形状が改善して、下抜けが“ダマシ”であった可能性が生ずるが、この場合でも118.50超えで終えない限り、短期トレンドの変化が確認出来ず、下値リスクがより高い状態に変わりない。日足の上値抵抗は116.90-00、117.20-30、118.00-10に、下値抵抗は116.00-10、115.60-70、115.00-10、113.70-80にある。21日移動平均線は117.66に、120日、200日線は119.93と119.60にあり、全てを下抜けた位置で推移しており、短期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに変化が見られない。 一方週足は、2手連続陰線引けとなり、上値を切り下げる流れを変えていないが、直近の週足が115.50-60の抵抗に跳ね返されており、下値を攻めきれずに反発に転ずる可能性をかろうじて残している。117台で越週した場合は陽線で切り返したことにより、反発余地を探る動きが強まり易くなるが、この場合でも日足が118.50超えで終えない限り短期トレンドが変化しないことや、週足の上値抵抗が118.80-90、120.40-50に控えており、ユーロ急伸にも繋がり難い。逆に、今週の週足の下値抵抗が115.20-30にあるが、これを割り込んで越週するか、115円割れを見た場合は、下支えを失って一段のユーロ下落に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、116.70-80、117.40-50、118.80-90に、下値抵抗は115.20-30、113.90-00、113.00-10にある。31週、62週移動平均線は119.82と121.00に位置しており、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ユーロ買いは様子見か115.20-30で軽く押し目買い。損切りは一段の下落リスクが生ずる114.90で浅めに撤退。ユーロ売りは116.90-00で戻り売り。損切りは117.60で一旦撤退。これが付いた場合でも短期トレンドは118.50超えで終えない限り変化しない。 上値は、116.50-60、116.90-00、117.20-30に強い抵抗があるが、これを実体ベースで上抜けて終えた場合は、3/25に付けた121.15を基点とする短期的なレジスタンスラインを上抜けることにより、日足の形状が改善して上値余地が若干拡がり易くなる。この場合でも118.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けて終えない限り、短期トレンドは変化しない。またこの場合でも中期トレンドが弱いことから、ユーロ急伸にも繋がり難いと見られる。中期トレンドは122円台で越週しない限り変化しない。下値は、116.00-10、115.60-70にやや強い抵抗があるが、これを下抜けさらに115.20-30、114.90-00の抵抗を全て下抜けた場合は、新たな下げエネルギーを得て112~113円方向への一段のユーロ下落に繋がり易くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/10/07~2020/04/24(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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