初心者でも分かる!FXの移動平均線

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FXで為替チャートから相場の動きを分析するために用いるラインや計算式を「テクニカル指標」と呼びます。
このテクニカル指標で最もポピュラーなものが「移動平均線」でしょう。
「大衆心理」が大きく影響し、値動きが発生する市場。
こうしたテクニカル指標を覚えておいても、損をすることはないと思います。
そこで今回は、テクニカル指標において、最もポピュラーな移動平均線について、わかりやすく解説してみたいと思います。

移動平均線とは?

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移動平均線とは、ある一定期間内の平均価格をチャート上に描いて作られるテクニカル指標のことです。
一定のルールに基づいてチャートを単純化することで、複雑に変化するチャートをシンプルな線で見ることができます。
そのため、相場の動きを「大まかな流れ」で見ることができます。

移動平均線の仕組み

移動平均線は、上述の通りある一定期間内の価格を平均して作られます。
例えば、5期間の移動平均線を日足で表示する場合、ある日から直近5期間(5日間)の価格の平均値を計算してプロット(点画)します。
これをすべての日について行って、その点を線で結んだものが移動平均線ということです。

ここでいう一定期間とは、個々のトレード手法によって設定が異なるので「○○日間で必ず設定する」といった決まりはありません。
また、その日を含めた期間での平均価格を日毎に追っていくため、期間も平均値も移動していくことから「移動平均」と呼ばれます。

同じ領域のチャートでも、移動平均線の有無で見え方が変わります。
上図のチャートは、ドル円の5分足を抜き出したものです。

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一目見ると、価格が上下に不規則に動いているように見えます。
この画像だけでは、トレンドが上昇・下降のどちらか分かりません。
この同じチャートに「200期間の移動平均線」を表示してみましょう。

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すると、長期的なスパンでは「下降トレンド」が発生中であり、下降トレンドの中の短期的なレンジ相場だという見方ができるようになります。

このように、移動平均線を引くと、相場の大まかな流れが分かり、そこから現在の相場の状況が分析しやすくなります。

移動平均線の種類と違い

先ほど、移動平均線の期間設定には決まりがないと言いました。
ただ、FXで「定番」とされているのがあります。
それは次の期間設定(日足の場合)です。
相場の短期から長期までの流れを見る場合に使い分けます。

・5日期間→短期
・25日期間→中期
・75日期間→中期
・200日期間→長期

例えば、FXの営業日は1週間のうち平日の5日間です。
つまり、5日移動平均線は「直近1週間の流れ」を意識した短期のトレードの参考になるといえます。
同様に、25日や75日の移動平均線は1~3カ月間で中期、200日は半年~1年の長期で相場の流れを掴むために利用します。
これらを最新チャートと組み合わせて、そのときの相場動向を分析するのです。

移動平均線の見方

移動平均線は相場の大まかな流れを示していますが、テクニカル指標の中には、「サポートライン」「レジスタンスライン」といった「トレンドライン」という見方もあります。
サポートライン(下値支持線)とは、為替相場がその価格以下には下落しないと予測される水準(ライン)のことです。
つまり、落ちる価格を支える“サポート”役を担っているという見方です。
例えば、サポートラインとなる移動平均線は下図のようになります。
価格が下落し、再度上昇する起点が移動平均線と同じです。

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「上昇トレンドが発生中で、かつ移動平均線が右上がり」といった状況だと、移動平均線がサポートラインとなりやすい傾向にあります。

一方のレジスタンスライン(抵抗線)は、サポートラインの逆です。
為替相場がその価格よりも上昇しないと予測されるラインです。
レジスタンスラインとなる移動平均線は下図のようになります。

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「下降トレンドが発生中で、かつ移動平均線は右下がり」の状況の場合、移動平均線がレジスタンスラインとなりやすいです。
こうした移動平均線の性質を知っておけば、売買のタイミングを見計らう、ひとつの目安とすることができるでしょう。


今回は移動平均線について、簡単にご紹介してみました。
移動平均線は非常にシンプルなテクニカル指標で、多くのトレーダーに愛用されています。
それと同時に、さまざまなトレード手法、その他のテクニカル指標の基礎としての役割も担っています。
実にシンプルながら奥深い指標なのです。
最も重要なことは、この移動平均線を分析の軸として、現状の相場をいかに読み解くかということです。
ぜひ、移動平均線という指標を利用して、実際のチャート分析をしてみてください。


PickUp編集部

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