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「5月後半、世界はコロナ禍出口戦略について議論が高まる!? リスクオン相場は健在!ドル高方向への仕込みを本格開始!」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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いつものように新型コロナウイルスの世界の日別感染者数の割合から見ていきましょう。
先週も1日の感染者数に対して、回復者が上回る日がそろそろ来るかも?と言及しましたが、直近1週間では実現しませんでした。
しかしながら、昨日の統計のまとめでは、感染者数が減少し、回復者が上昇しています。
日々の報告により各国ムラがあるのですが、前日比感染者数増加の日は、回復者数、死亡者数も増加傾向にあります。しかしながら、昨日に限っては違いました。

しつこいようですが、このグラフが1日でも逆転する場合、世界の株式市場はリスクオンで大きく上昇する可能性があります。
ポジティブ材料は織り込みやすい相場環境ですので、こちらにベッドするほうが得策でしょう。
米雇用統計は観測史上、過去最低を大幅に更新しましたが、リスクオフの動きはしませんでした。
いまや悪材料の何が出ても反応を示しません。
市場は、ポジティブ要因にしか反応しないように思えます。
ある意味、これは割り切ってトレードしやすい材料ではないでしょうか。

目次

▼ドル円押し目買いポイント38.2%に到達!
▼オジドル(AUD/USD)は戻り売りポジション構築開始!

ドル円押し目買いポイント38.2%に到達!

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まずはドル円4時間足分析からです。
今週は107.76円までとショートカバー発生させながら大きく上昇しました。ドル安を見込んだ戻り売りが一掃されたのでしょう。その後、昨日から本日にかけては反落です。
米国が中国に対して制裁措置を発表したことや米カリフォルニア州の自宅待機延長などが影響したものと思われます。
この自宅待機は3ヶ月延長となっているようですが、冒頭で説明した通り、回復力のスピードが上がってきているので、これは再び短縮されると思われます。この場合、また大きくリスクオン方向で動くでしょう。米国の新型コロナ感染者数に対しての回復者、死亡者の割合は約24%にまで上昇してきました。
このペースですと、来週には、30〜35%程度まで回復する可能性が高いです。少なくとも日本はそうでした。再来週には50%に到達することが多いため、出口戦略は今月中に再度議論が活発化するものと思われます。

このように考えると、3ヶ月延長は明らかに前倒しされる可能性は高いでしょう。米国ですら、せいぜい6月末程度だと思われます。
話をチャートに戻しますが、フィボナッチを引いてみました。
現在、107.09の38.2%ラインで止められており、サポートとしてワーク中です。
107.00円のオプション絡みの攻防もあるでしょうし、106.88円の半値押しポイントにも気にかけておきたいところです。
直近の戦略は106.90〜107.10ゾーンでの買いを。
ターゲットは108円方向で、損切りは106.50円と106円割れでしょうか。

オジドル(AUD/USD)は戻り売りポジション構築開始!

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続いて、オジドル(AUD/USD)日足です。
先日は豪ドル円のご紹介をしましたが、こちらはそろそろクローズの合図が出ておりますので、手仕舞いし、ドル買いに集中しようと考えております。 2週間前からオジドルのショートを狙うコラムを紹介しておりましたが、ようやくタイミング到来と考えます。オジドルショートの要因を考察します。

まず一つ目、米国が中国制裁措置を発表しました。もちろん豪ドルにはベアです。
また中国はオーストラリアに対し、牛肉などの輸入制限措置を発表しました。新型コロナ発生の原因を中国だと追求した制裁措置なのでしょう。これは長引きそうなファンダメンタルズです。
次に織り込み済み材料を考察します。
まず1つ目は新型コロナウィルスの問題は大きくクリアし、オセアニアエリアでは経済活動が大きく再開されたことです。
この1ヶ月、当コラムで豪ドル買いに言及してきましたが、ほぼ織り込まれたと考えております。つまり、直近買われ過ぎの可能性があるのです。
この買われ過ぎの戻しがある程度の値幅があると思われます。
オジドルは売られるのではないでしょうか。

テクニカル的にはRCI26はすでにダイバージェンスをしている点も好ポイントです。
0.6566のレジスタンスを境にダブルトップを形成しつつあります。
今月は0.62方向にかけたトレードを狙う予定です。

総じて、オーストラリアの新型コロナ問題第1波解決は織り込み済み、向こう数週間の米国新型コロナの回復、米中対立激化が再加速を考慮に入れた上で、オジドルショートのスイングトレードに妙味はあるのではないでしょうか。

ドル円買いは継続、オジドルは新規で戻り売りスタートしたいと思います。


【レベルアップセッション】


【先週のコラム】


【インタビュー】


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。