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「コロナ第2波警戒でムード暗化」 外為トゥデイ 2020年5月14日号

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目次

▼13日(水)の為替相場
(1):NZ中銀 資産購入倍増+マイナス金利示唆
(2):英指標 予想ほど減少せず
(3):パウエルFRB議長 マイナス金利否定
(4):FBI 中国によるコロナ機密情報奪取を警告

▼13日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
107円台半ば突破は困難

▼本日及び明朝の注目イベント

13日(水)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200514093657p:plain期間:13日(水)午前6時10分~14日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):NZ中銀 資産購入倍増+マイナス金利示唆

NZ中銀(RBNZ)が資産買い入れプログラムの規模をほぼ倍増させた上に、将来的なマイナス金利導入の可能性を示唆した事を受けてNZドルが急落。豪ドルも一時的に連れ安したが、豪ドル/NZドルが急騰した影響で豪ドルは買い戻された。

(2):英指標 予想ほど減少せず

英3月鉱工業生産は前月比-4.2%と予想(-5.6%)ほど減少しなかった。また、英1-3月期国内総生産(GDP)も、前期比-2.0%、前年比-1.6%と予想(-2.6%、-2.2%)ほどには落ち込まなかった。これを受けてポンドはやや上昇した。

(3):パウエルFRB議長 マイナス金利否定

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で「新型コロナウイルスで長期の経済的打撃への懸念が高まった」「見通しは極めて不透明であり、下向きのリスクは大きい」と述べた事が伝わるとドル/円は106.74円前後まで下落。しかし、議長が「マイナス金利は現時点で検討の対象ではない」と表明した事で107円台を回復するなど、ドルは乱高下した。

(4):FBI 中国によるコロナ機密情報奪取を警告

パウエルFRB議長が米経済に対する悲観的な見方を示した事や、新型コロナウイルスの発生源を巡る米中対立の懸念がくすぶっている事から、米国株が下げ幅を拡大。クロス円が下げ足を速めた一方、ドル/円はリスク回避のドル買いの動きに支えられて下値が堅かった。なお、米連邦捜査局(FBI)はこの日、中国がサイバー攻撃やスパイ活動を通じて新型コロナの予防ワクチンや治療法に関する機密情報を得ようとしていると米研究機関に警告を発した。

13日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
107円台半ば突破は困難

昨日のドル/円は小幅続落。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「新型コロナウイルスで長期の経済的打撃への懸念が高まった」「見通しは極めて不透明であり、下向きのリスクは大きい」と述べた事を受けて106.74円前後まで下落する場面もあった。ただ、議長が続けて「マイナス金利は現時点で検討の対象ではない」と表明すると107円台回復するなど神経質な相場展開となった。

新型コロナウイルスを巡り、ロックダウン(都市封鎖)解除後の流行第2波への懸念がくすぶるとともに、ウイルス発生源を巡る米中の対立が不安視されており、市場のムードは明るいとは言えない。そうした中では、ドル/円が107円台半ばの上値抵抗を突破するのは難しいだろう。もっとも、リスク回避局面ではドル買いが優勢となる傾向もあるため、下値は106円台半ばまでに限られそうだ。

本日及び明朝の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200514094946p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。