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下げ止まり、経済活動再開へ期待

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総括

下げ止まり、経済活動再開へ期待

予想レンジ 4.3-4.8

(ポイント)
*来週から経済活動一部再開へ
*政策金利は5.5%まで引き下げられた 追加利下げ観測あり
*4Q・GDPは確報値でマイナス成長となりリセッションへ 1Qも前期比マイナス1.55%
*CPIは低下
*雇用減少
*追加格下げ懸念あり
*政府はペソ買い介入を示唆
*中銀は2020年上半期のGDPは前年同期に比べ5%を超える減少となる見通しとした
*FRBとの通貨スワップも活用
*大統領支持率が急落
*ペソは2月の通貨首位から最下位グループへ陥落
*2月21日の弊誌でメキシコペソ売りの推奨(現在買い戻している)
*2019年のGDPは10年ぶりのマイナス成長
*2019年は20年ぶりの貿易黒字

(政策金利を6.00%から5.50%に引き下げ)
 メキシコ中銀は5月14日、政策金利を0.5%ポイント引き下げ5.5%とした。中銀は新型コロナウイルスのパンデミックによる影響が2Qに一段と強まると警告した。
これに先立ち、エレラ財務公債相は、メキシコの政策金利は世界の大半の国の水準を大きく上回っており、追加利下げの余地があると述べた。経済は今年、最大で10%縮小すると予想されている。利下げは8会合連続。

(消費者物価指数は低下)
4月の消費者物価指数は、前年同月比2.15%上昇した。2015年12月(2.13%)以来の低い上昇率だった。新型コロナウイルスの感染拡大で、ガソリンや観光関連の価格が下がった。

(来週から経済活動再開へ 米国にフォロー) 
メキシコ政府が一部の経済活動を5月18日に再開する計画を発表した。一部の自動車工場が操業を再開する。
 メキシコの4月の自動車生産は約99%減少。米国企業はメキシコのサプライチェーンに依存しており、米国からは業務の再開時期で足並みを揃えるよう求める声が出ている。
ただ、メキシコでは米国に数週間遅れる形で新型コロナの感染が拡大しており、政府は早急な活動再開には慎重な姿勢を示している。米自動車メーカーは工場の生産を18日に再開する計画を明らかにしている

(大幅な雇用減少)
メキシコ社会保険庁は、民間部門の正規雇用者数は4月30日時点で1,992万7,696人と発表した。前月比で55万5,247人の減少となり、1カ月の雇用喪失としては少なくとも過去20年で最多となる。新型コロナウイルス対策の休業要請が大きく影響しているが、2009年4~5月の新型インフルエンザ(H1N1)感染拡大時の正規雇用喪失が同2カ月の合計で17万1,694人だったことを考慮すると、非常に大きな減少となる。

(ぺメックス支援で財政悪化なら格下げも)
S&Pは、メキシコのソブリン格付けについて、国営石油会社ペメックスなど国内エネルギー業界で債務が拡大すれば財政が圧迫され、格下げにつながる可能性があるとの見方を示した。S&Pは3月にメキシコの格付けを「BBBプラス」から「BBB」に引き下げ、見通しは「ネガティブ」としている。ぺメックスを巡る状況がメキシコの財政に影響を及ぼす可能性があり、そのため見通しをネガティブとしている。ぺメックスの経営は原油安や新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けており、政府が支援に動くと予想されている。

(新たな介入手法)
 中銀は、為替介入の手法として新たに、米ドルの変動で清算するヘッジ取引を加えると表明。「特にアジア・欧州時間におけるペソ/ドル相場に秩序ある取引環境を提供する」狙いがあるとした。エレラ財務公債相は「為替ヘッジを週7日24時間可能にし、ペソのボラティリティを低下させるため、中銀と協力している」とした。

(メキシコへの送金、3月は過去最高 ドル高・ペソ安で)
外国からメキシコへの3月の送金額は40億1612万ドル。前年同月に比べて36%増え、過去最高となった。主要な働き先である米国では新型コロナウイルスの感染が深刻になったが、外国為替市場ではメキシコの通貨ペソ安・ドル高が進み、メキシコ国内でのペソでの受取額が増えるとみた送金が増えた。ただ米国では現在も、稼働を止めている工場や営業を停止している飲食店は多く、移民の雇用情勢は悪化している。2020年通年の送金額は前年を大幅に下回るとの見方が多い。スペイン大手銀BBVAは4月に、20年は19年比で17%減少するとの予測を発表している。 

テクニカル分析

陽線が多くなってきた5月

 日足、陽線が多くなってきた5月。ボリバン上限に近い。5月13日-14日の上昇ラインがサポート。5月11日-14日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
 週足、2週連続陽線、今週は一旦下押すも寄り引き同時まで戻す。2月17日週-24日週の下降ラインが上値抵抗。5月4日週-11日週の上昇ラインがサポートとなるか。
 月足。19年10月-12月の上昇ラインを下抜く。1月、2月は上ヒゲが長く3月は急落。まだボリバン下限以下だが今月は陽線スタート。
 年足。16年-19年の上昇ラインを下抜く。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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VAMOS MEXICO

日本政府、メキシコなど13か国からの外国人の入国拒否へ

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、茂木外務大臣は、近く、メキシコなど新たに13の国からの外国人の入国を拒否する方針を示した。入国拒否の対象は100の国と地域に広がる。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、政府はアメリカやスペイン、イギリスなど87の国と地域について、外国人の入国を拒否する措置をとるとともに、海外に渡航する日本人に向けた「感染症危険情報」を渡航中止を勧告する「レベル3」に引き上げている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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