「ドル/円、概ね横ばいの見込み」 外為トゥデイ 2020年5月15日号

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目次

▼14日(木)の為替相場
(1):豪雇用者数 過去最悪の減少
(2):トランプ米大統領 強いドルを支持
(3):ベイリーBOE総裁 マイナス金利検討せず
(4):米失業保険 過去8週間で3600万件超
(5):トランプ氏 中国と断交の可能性示唆

▼14日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
概ね横ばいの推移

▼本日の注目イベント

14日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200515095019p:plain期間:14日(木)午前6時10分~15日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪雇用者数 過去最悪の減少

豪4月雇用統計は新規雇用者数が過去最悪の59.43万人減、失業率は2015年9月以来の6.2%に上昇した(予想:57.50万人減、8.2%)。失業率は予想ほど悪化しなかったものの、労働参加率が63.5%に急低下(職探しを諦めた人が急増)したためであり、好評価には繋がらなかった。これを受けて豪ドル/円は下落した。

(2):トランプ米大統領 強いドルを支持

トランプ米大統領が「強いドルを持つには良い時期だ」と述べた事でドル買いが強まった。なおトランプ大統領は「貿易の面で(ドル高)は厳しいが、国や物価の面ではインフレもなく問題はない。現時点で強いドルを持つ事は良い事だ」との認識を示した。

(3):ベイリーBOE総裁 マイナス金利検討せず

ベイリー英中銀(BOE)総裁は「マイナス金利の可能性は排除しない」としながらも「現時点では計画もしていないし、真剣に考えてもいない」と述べた。

(4):米失業保険 過去8週間で3600万件超

米新規失業保険申請件数は298.1万件と前週(317.6万件)からやや鈍化したものの、市場予想(250.0万件)ほどには減少しなかった。ただ、市場に目立った反応は見られなかった。なお申請件数は、コロナ対策で経済活動が止まった3月中旬以降の8週間で累計3649.2万件に達した。

(5):トランプ氏 中国と断交の可能性示唆

トランプ米大統領が「中国と完全に断交する事が可能か、断交した場合に何が起きるか思案している」と述べた事などから上値が重く推移していた米国株が引けにかけて上げ幅を拡大。クロス円を中心に円売りが強まった。

14日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
概ね横ばい推移

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇した。106.70円台までドル売りが先行したものの、トランプ米大統領が「強いドル」を支持した事で107円台を回復。米国株が3日ぶりに反発した事で107.30円台まで強含んだ。もっとも、米中対立懸念などを背景に米国債利回りは低下しており、そうした中でのドル/円の上昇は自律反発と見るべきだろう。

本日は週末を控えて動意は限られると公算で、107.75円前後の上値抵抗を突破するのは難しそうだ。反対に、下値支持の106.75円前後も強いサポートになると見られ、概ね横ばいの推移が続く見込みだ。なお、米4月小売売上高と米4月鉱工業生産はいずれも前月比で10%超の減少が見込まれているが、今回も市場が強い反応を示す事はないだろう。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200515095227p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

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