「米ドルやや弱気見通し継続」外為短観 第132回

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<第132回調査>2020年5月22日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

調査実施期間
2020年4月17日(金)13:00~2020年4月21日(火)24:00

調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は1087件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

問1:今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください
問2:今後1カ月間の米ドル /円相場の予想レートについてお答えください
問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください
問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください
問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください
問6:あなた個人の「景況感」はいかがですか?
問7:新型コロナウイルスの終息後、最初に本格的な回復を始める国はどこだと思いますか?
今後の調査実施計画及び公表方針

問1:今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が32.4%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は38.2%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は▼-5.8ポイントとなり、前回(▼9.3%ポイントに続き小幅なマイナスとなった。調査期間前後の米ドル/円相場は、106.80円台から108.00円台へと強含んだが、108.00円台は4月半ば以降のレンジ上限とあって、一段高を見込む向きはあまり増えなかったようだ。なお、前回の「米ドル高・円安」予想の割合は31.1%であった。このひと月はおよそ107.00円±1.00円のレンジで推移している割に、「おおむね横ばい」の割合がそれほど増えなかった(前回28.5%)のも印象的だ。

問2:今後1カ月間の米ドル /円相場の予想レートについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レート」については、「±1円で推移」が32.8%と最も多く、次いで、「1円~3円の米ドル高・円安(30.6%)」、「1円~3円の円高・米ドル安(26.7%)」と続き、以下、「3円以上の米ドル高・円安(5.1%)」、「3円以上の円高・米ドル安(4.8%)」の順になった。こちらでは、「±1円で推移」が前回(27.4%)から増加して最多となった。また、3円以上の変動を予想した割合は、上下ともに一段と低下した。なお、前回は「3円以上の米ドル高・円安」が7.1%、「3円以上の円高・米ドル安」は8.6%であった。米ドル円が10円超の値幅で乱高下した3月のような値動きの再来を予想する向きは大きく減少した模様。

問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が21.3%であったのに対し、「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は48.1%であった。この結果、「ユーロ/円予想DI」は▼26.8%ポイントと、弱気度合いを示すマイナス幅は前回(▼30.6%ポイント)から、僅かに縮小した。調査期間前後のユーロ/円相場は、約1カ月ぶりに一時118円台に乗せるなど堅調に推移したが、個人投資家のユーロ弱気・円強気予想は揺らがなかった。足元のユーロ高の原動力は独仏がコロナ復興共同基金の設立に合意した事と見られるが、個人投資家はそうした動きよりも、イタリアやスペインなどでのコロナ感染第2波を警戒しているのかもしれない。

問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が28.4%であったのに対し、「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は38.7%であった。この結果豪ドル/円予想DI」は▼10.3%ポイントと前回(▼9.6%ポイント)からほぼ横ばいだった。調査期間前後の豪ドル/円相場は、各国が新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)の緩和に動く中、経済活動再開への期待を背景に強含むと、約2か月半ぶりに70円台後半へと上昇した。しかし、個人投資家はこうしたリスク選好地合いを懐疑的に見ている模様で豪ドル強気の予想は前回(29.4%)から僅かとはいえ減少した。

問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください

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「今後注目している通貨ペア」について尋ねたところ、「買い」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が34.2%の回答割合を集めて1位となった。続く2位には豪ドル/円(13.3%)、以下、3位メキシコペソ/円(7.5%)、4位ユーロ/米ドル(7.0%)、5位英ポンド/円(6.6%)と続いた。なお、米ドル/円は92カ月連続で1位の座を維持した。上位陣ではメキシコペソ/円が過去最高位の3位に順位を上げたのが印象的だ。ただし、回答割合がそれほど高くない点を踏まえると、「米ドル/円」以外に買いたい通貨ペアが少ないとの意向が働いた可能性がある。

一方、「売り」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が29.7%の回答割合で首位をキープした。以下、2位ユーロ/円(12.2%)、3位英ポンド/円(11.7%)、4位ユーロ/米ドル(11.1%)、5位豪ドル/円(8.8%)と続いた。上位陣の順位や回答割合に目立った変化はないが、中位層ではやはりメキシコペソ/円の躍進が目に付いた。メキシコペソ/円は前回の13位から9位へと順位を上げている。個人投資家の興味・関心の度合いが上昇したと見る事もできるが、前回と同じ6位のトルコリラ/円や、8位の人民元/円(前回7位)などと合わせて、新興国通貨のクロス円ペアの不人気ぶりが垣間見える結果とも言えるだろう。

問6:あなた個人の「景況感」はいかがですか?

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今回の特別質問として、「あなた個人の「景況感」はいかがですか?(ひとつだけ)」と尋ねたところ、「良くなっている」が9.2%、「悪くなっている」が56.3%、「あまり変化なし」が3.5%という結果になった。「悪くなっている」が過半数を占めており、3カ月前の第129回調査(36.2%)から急増した。また、「良くなっている」とした割合は前回(11.9%)から低下。この数カ月で個人投資家の景況感は著しく悪化した事になる。新型コロナウイルスを巡る社会・経済活動の停止が景況感に大きく響いたと考えるほかないだろう。

問7:新型コロナウイルスの終息後、最初に本格的な回復を始める国はどこだと思いますか?

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今回のもう一つの特別質問として、「新型コロナウイルスの終息後、最初に本格的な回復を始める国はどこだと思いますか?(ひとつだけ)」と尋ねたところ、「米国」が36.2%と最も多く、次いで「中国(28.1%)」、「日本(17.0%)」、「ドイツ(7.0%)」、「オーストラリア(4.2%)」と続いた。米国は世界最大の感染者を出したが、個人投資家の経済回復への信頼度は高い。今後、米ドルの買い志向に繋がるかも含めて、米国景気の回復度合いが注目されよう。一方で、インド(0.5%)、トルコ、(0.3%)、ロシア(0.3%)などの新興国に対する厳しい見方も示された。新興国投資への意欲が復活するにはまだ時間がかかりそうだ。なお、回答理由を自由記述形式で尋ねたところ最多の「米国」と答えた向きからは「最も経済対策が有効だと感じる」との声が挙がった。また、「中国」とした向きからは「サイバー攻撃も含めワクチン開発でリード」との声が聞かれた。

今後の調査実施計画及び公表方針

本調査も第132回目となりました。調査開始から11年が経過し、データの蓄積が進んできました。今後については、毎月定点観測で実施する調査結果を基に、予想DIの時系列比較から見出せる FX投資家の相場観の変化やその傾向などのほか、中長期的な視点に基づいたFX投資家の投資スタイルの変化などの考察も進めて行きたいと考えています。なお、毎月の本調査においては、公表扱いとしている質問項目及び回答結果の他に、「投資家の属性」、「取引頻度」、「取引規模」、「取引時間帯」、「投資選好」など、投資家実態を把握するために必要な各種の質問項目も設けて集計しています。それらの回答結果を用いた投資家の実態報告や属性別のクロス・セクション分析等については、当研究所が1年に1回、毎年年央以降に公表する「外為白書」で紹介する予定です。

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