「全人代に注目もドル/円はもみあい継続か」 外為トゥデイ 2020年5月25日号

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目次

▼22日(金)の為替相場
(1):豪格付け見通し ネガティブに引き下げ
(2):全人代 香港国家安全法を提議
(3):BOE副総裁 マイナス金利を否定せず
(4):ECB議事録 追加緩和の可能性に言及
(5):米国務長官 国家安全法を強く非難

▼22日(金)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
動意に乏しい展開か

▼本日の注目イベント

22日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200525100947p:plain期間:22日(金)午前6時10分~23日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪格付け見通し ネガティブに引き下げ

大手格付け会社フィッチは豪州の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。格付けは「AAA」に据え置いた。これを受けて豪ドルは小幅に下落した。

(2):全人代 香港国家安全法を提議

日銀は臨時金融政策決定会合を開き、中小企業などへの資金繰り支援策として30兆円規模の資金供給策を正式に決定。導入済みの社債購入などを加えた日銀の資金繰り支援策は総枠で75兆円規模となった。事前報道通りの内容であった上に、総裁会見が行われない事もあって発表後は円買いが優勢となった。中国全国人民代表大会(全人代)が、2020年の経済成長率目標の発表を取り止めた事や、香港に「国家安全法案」の制定を義務付ける法案を提出した事もリスク回避の円買いを誘った。

(3):BOE副総裁 マイナス金利を否定せず

英4月小売売上高は前月比-18.1%と予想(-15.5%)以上に落ち込んだ。自動車燃料を除く売上高は前月比-15.2%(予想:-15.0%)であった。英中銀(BOE)のラムズデン副総裁が、マイナス金利の導入に「オープンマインド」との見解を示した事もポンドの重しとなり、ポンド/円はその後130.60円台まで下落した。

(4):ECB議事録 追加緩和の可能性に言及

欧州中銀(ECB)は4月30日の理事会の議事録を公表。「6月までに入手できる新たな情報次第で追加措置が必要になるとの認識で一致した」などと、追加緩和の可能性に言及した。

(5):米国務長官 国家安全法を強く非難

米中の対立を懸念する形で米国株が下げて始まったが、為替市場の反応は小さかった。なお、中国の「国家安全法案」についてポンペオ米国務長官は「横暴かつ破滅的」で香港の自治の「終焉の前兆」と強く非難した。

22日(金)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
動意に乏しい展開か

22日のドル/円は107.32-107.76円前後の狭いレンジで推移し、ほぼ横ばいの107.62円前後でクローズ。日銀の臨時会合後の出尽し売り(円買い)による下げを、米中の対立を懸念したリスク回避のドル買いで埋める格好となった。本日は英国と米国が祝日で、ロンドンとニューヨークという世界の2大市場が休場となる。そのため、ドル/円は動意に乏しい展開となりそうだ。

ただ、中国で開催中の全国人民代表大会(全人代)が波乱の目になる可能性は残る。22日の全人代では、香港に「国家安全法」の制定を義務付ける法案を中国政府が提出。ポンペオ米国務長官はこれを「横暴かつ破滅的」で香港の自治の「終焉の前兆」と非難した。また香港では24日に大規模な抗議デモが行われ180人以上の逮捕者が出た。同法案に関する審議は本日以降も継続される見通しだ。もっとも、米中対立によるリスク回避の動きは、円買いと同時に(円以外の通貨に対する)ドル買いに繋がりやすいため、ドル/円相場の方向性を決定付ける材料にはなりそうにない。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200525101116p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

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