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【ドル円】2カ月ぶり高値圏で米5月雇用統計に臨む

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

6月5日(金)ドル/円

基調
上値模索

目先の注目材料
・6/5 米5月雇用統計
・主要国株価、米長期金利、国際商品価格

2カ月ぶり高値圏で米5月雇用統計に臨む

本日は、市場の関心が米5月雇用統計に集まっている。
前月4月に前代未聞の落ち込み(2053.7万人減)を記録した非農業部門雇用者数は、市場予想によると750.0万人減と5月も大幅な減少が続く見通しだ。
また、4月に10.3ポイント跳ね上がった失業率は、5月も19.1%へとさらに上昇する見込みとなっている。
ただ、5月後半までは全米の多くの都市で行動規制が敷かれており、経済活動を段階的に再開し始めたばかりである事を踏まえると、悲観すべき予想値とは言えないだろう。
非農業部門雇用者数や失業率が予想ほど弱くなければ、米景気の回復期待は維持されそうだ。
米国景気は4月に底入れし、5月に上向きに転じ、6月以降は持ち直しが加速するというのが市場が描くメインシナリオだ。
そうしたシナリオに沿った内容の米雇用統計となれば、市場のリスク選好ムードが萎む公算は小さいだろう。
約2カ月ぶり高値を示現しているドル/円も、米5月雇用統計が予想ほど弱くなければ上伸が期待できそうだ。


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