「ドル/円、110円に届かず調整ムード」 外為トゥデイ 2020年6月9日号

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目次

▼8日(月)の為替相場
(1):日本GDP上方修正 経常黒字8割超減少
(2):独鉱工業生産 過去最悪
(3):FOMC イールドカーブ・コントロール検討か
(4):全米経済研究所 リセッション入り宣言
(5):FRB 中小企業向け融資制度の対象拡大

▼8日(月)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
108.00円は下値支持に

▼本日及び明朝の注目イベント

8日(月)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200609094204p:plain期間:8日(月)午前7時00分~9日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本GDP上方修正 経常黒字8割超減少

日本1-3月期国内総生産(GDP)・二次速報は前期比年率-2.2%となり、一次速報(-3.4%)から上方修正された。民間企業の設備投資が増加した事がGDPのマイナス幅縮小に寄与した。また、4月経常収支は2627億円の黒字に留まり前年比-84.2%を記録。同貿易収支はコロナショックによる輸出の落ち込みで9665億円の赤字となった。

(2):独鉱工業生産 過去最悪

独4月鉱工業生産は前月比-17.9%と予想(-16.5%)を下回り、過去最大の落ち込みとなった。もっとも独経済省は、新型コロナ禍からの「景気回復が根付きつつある」とコメントし、独経済が底入れした模様との認識を示した。

(3):FOMC イールドカーブ・コントロール検討か

米長期金利が低下した一方で米国株は堅調にスタート。為替市場ではドル安が進行した。ドル/円は109円台を割り込んで下げ足を速めた。米連邦準備制度理事会(FRB)が翌日からの連邦公開市場委員会(FOMC)で、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)を検討するとの一部報道もドルの重しとなった。

(4):全米経済研究所 リセッション入り宣言

全米経済研究所(NBER)は過去最長の128カ月に及んだ米国の景気拡大局面が今年2月に終了したと判断し、新型コロナウイルス感染拡大に端を発したリセッション(景気後退)入りを正式に宣言した。ただNBERは、5月雇用統計の予想外の雇用増など、回復の兆候が既に明らかな事から、リセッションが通常より短い可能性もあるとした。

(5):FRB 中小企業向け融資制度の対象拡大

FRBは、新型コロナウイルス対策の一環として導入した中小企業向けの「メインストリート融資制度(MSLP)」について対象企業を拡大すると発表。これを受けて米国株が上げ幅を拡大すると、豪ドル/円を中心にクロス円は下げ幅を縮小。一方、ドル/円は豪ドル/米ドルなどでのドル安が重しとなり戻りが鈍かった。

8日(月)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
108.00円は下値支持に

昨日のドル/円は終値ベースで約1.0%の大幅下落。米5月雇用統計を通過後、米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちで薄商いの中、前日までの上昇の反動が出た。109円台を維持できずに下げ足を速めると、NY市場では一時108.23円前後まで下落した。米株高でリスク・オンの流れは続いたものの、110円の壁を越えられなかった事でドル売りの勢いが円売りを上回った格好だ。

上値の重さを確認した事で調整ムードが広がる中、仮に108.00円を割り込めば下げが再加速する可能性もあろう。ただ、108.00-10円は今月2日に上抜けるまで強い上値抵抗として機能した水準だ。今局面ではひとまず下値支持になると見る。本日のドル/円は108円台後半では戻り売りが強まる一方、108.00円に近付けば押し目買いが入る展開となりそうだ。

本日及び明朝の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200609094319p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

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