FX初心者が一番はじめに覚えるべき損切りとは?

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FXで成功するためには、注文方法のみならず、チャートの見方、テクニカル分析など、覚えるべきことがたくさんあります。
その中でもFX初心者が最初に覚えるべきことは「損切り」でしょう。
FXでは勝率100%のトレード手法は存在しません。
だから、長い間トレードを続けていれば、いつかどこかで、誰もが損失を経験することになるのです。
そのとき、上手に損切りができないと、大切な資産が守れません。
ただ、この損切りは経験を積んだ上級者でも難しいのです。
だから、始めて数カ月も経たない初心者が、損切りに失敗してFXを止めてしまうことも少なくないのです。
そこで今回は、FX初心者のために、「損切り」の基礎的な知識について解説してみたいと思います。

FX初心者が覚えるべき「損切り」とは

損切りとは、保有しているポジションに損失が発生した際、ポジションをクローズして、損失を確定させることを指します。
例えば、米ドル/円が1ドル/100円のときに、そこから価格上昇が見込めると予測して、買いポジション(ロングポジション)を持ったとします。
ところが、予想とは逆に下落して、1ドル/99.50円になってしまいました。

ただ、チャートやテクニカル分析をした結果、さらに下落する可能性が高く、これ以上、損失額がふくらまないようにするために、マイナス50pipsで決済して損失を確定しました。
これが「損切り」なのです。

損切りは自分の資金を守ること

損切りの目的は、自分の大切な投資資金を守ることです。
先述した事例の米ドル/円トレードで、1ドル/99.50円になっても、「1ドル/100円に戻るかもしれない」と判断したら、当然、ポジションは持ち続けるでしょう。
ところが、予想に反してさらに下落して、1ドル/99円になったら、含み損は2倍になるわけです。

そこで損切りできればまだ良いのですが、「まだ戻るかもしれない」という思いに引きずられて、決済せず、「さらに下落して、決済できず」を繰り返すと、結局、大きな損失を被ることになり、もしかすると強制ロスカットという事態に陥るかもしれません。

このようなことを防ぐために、予測が外れたときは、早い段階でミスを認めて、資金を守ることが大切なのです。
「損切り」とは、単に損を確定させるということではなく、「資金を守り、次の一手につなげる」ための技術なのです。

ストップ注文やOCO注文で上手に損切り

FXでは、常に予想が当たって、勝率100%になることはあり得ません。
だから、いつ損失が発生してもきちんと対応ができるようにしなければなりません。
ただ、実際は、含み損が発生すると焦って冷静な判断ができなくなるのが人間の心理です。
自分の損失を確定させる「損切り」をためらいもなく行うのは至難の業なのです。

FXでは、自分で損切りの判断をしなくても、特殊な注文方法を利用することで機械的に損切りが行えます。
それが「ストップ(逆指値)注文」と「OCO注文」です。

ストップ注文とは、別名で「逆指値注文」とも呼ばれており、その時点よりも有利なレートを指定する指値注文の逆で、その時点のレートよりも不利なレートを指定して発注しておく注文方法のことです。
先ほどのケースで説明すると、1ドル100.00円のレートで買いポジションを持った時点で、損切りのラインを「マイナス50pips」と決めたら、1ドル99.50円で売り決済するストップ注文を出しておくのです。
相場の動きを見ながらだと、どうしても感情の起伏に左右されてしまいます。
しかし、こうすることで、あらかじめ決めた損切りラインで、自動的に決済できるのです。

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1ドル/ 110円10Lotのポジションを1ドル/ 109円になったら10Lotを売るストップ注文の例


OCO注文とは、現在保有しているポジションに対して、指値とストップを同時に出せる決済注文のことです。
例えば、1ドル100.00円の買いポジションに対して、1ドル100.50円の売り指値と1ドル99.50円の売りストップ注文を同時に出すことができるというわけです。
OCO注文では、一方の価格で決済されるともう一方の価格注文は自動的に取り消しとなります。
つまり一度OCO注文でエントリーすれば、あとはどちらかの設定価格で決済されるまで待つだけでというわけです。

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1ドル/ 110円10Lotのポジションを1ドル/ 109円になったら10Lotを売るストップ注文で「損切り」し、1ドル/ 111円になったら10Lot売って利益を確定するOCO注文の例


ストップ注文・OCO注文のどちらも、設定価格で自動的に「損切り」と「利確」を行ってくれるので、決済のタイミングがつかめないFX初心者こそ、積極的に使うことをおすすめします。

スリッページなどのリスクに注意

なお、FXのシステム上の理由から、注文した価格で約定せずに、例えば、不利な価格で約定してしまうことがあります。
これは指定した値になったタイミングで、FX会社から市場に注文が出されるためで、相場が急変しているときには、注文のスピードが追いつかないようなケースがあるからです。
そのため、ご自身の予想よりも損失が大きくなってしまう場合があります。

特に注意して欲しいのが、週明けや休場明けの相場です。
お休みの間に相場に影響を与えるような大きな出来事が発生していると、お休み明けの取引始値が、お休み前の終値から乖離したレートで始まってしまうことがあります。
その場合、事前に入れていた指値注文、ストップ注文の価格によっては、お休み明けの取引始値で約定してしまうことがあり、予想よりもはるかに大きな損失を被ることがあるのです。
損切りはこうしたFXの特性も理解した上で行なってください。

プロトレーダーは損切りを意識

「FX初心者は必ず損切りをしてください」と説明してきました。
初心者に限らず、経験豊富なトレーダーでも損切りは行っています。
むしろ、大きく稼いでいる“プロトレーダー”ほど、明確に損切りラインを意識して、しっかりと実行しているものです。
それは、FXで100戦100勝のトレーダーはいないことを知っているからです。
損切りはFXトレーダーには必須の「技術」であり、大切な資産を守ってFXトレードが続けられるようにするために、初心者が最初に覚えるべきことでしょう。

ぜひ、今回ご紹介したストップ注文やOCO注文などを活用しながら、「損切り」でリスクをコントロールして、着実に利益が出るように努力していきましょう。


PickUp編集部

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