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「FOMCに注目」 外為トゥデイ 2020年6月10日号

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目次

▼9日(火)の為替相場
(1):ドル円 108円台割り込む
(2):独貿易/経常収支 大幅に悪化
(3):ユーロ圏GDP わずかに上方修正
(4):米YCC導入観測で金利低下→ドル続落

▼9日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
FOMC前後はドル乱高下か

▼本日の注目イベント

9日(火)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200610091557p:plain期間:9日(火)午前6時10分~10日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):ドル円 108円台割り込む

一時プラス圏に浮上していた日本株が再び下げに転じると円買いが強まり、ドル/円やクロス円が下落。仲値公示に向けた輸出企業のドル売りも観測され、ドル/円は108円台を割り込んだ。

(2):独貿易/経常収支 大幅に悪化

独4月経常収支は77億ユーロの黒字となり黒字額は予想(141億ユーロ)を下回った。同貿易収支も35億ユーロの黒字に留まり予想(116億ユーロの黒字)を大幅に下回った。コロナ禍で輸出が前月比-24.0%と大きく落ち込んだ事が影響した。

(3):ユーロ圏GDP わずかに上方修正

ユーロ圏1-3月期域内総生産(GDP)・確定値は前期比-3.6%、前年比-3.1%と、速報値(-3.8%、-3.2%)からわずかに上方修正された。

(4):米YCC導入観測で金利低下→ドル続落

欧州タイムにはやや持ち直していた米長期金利がNYタイムに入ると再び低下。米連邦公開市場委員会(FOMC)がイールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)を導入するとの観測から、米10年債利回りは0.80%に接近した。これを受けてドル/円が下落。クロス円も一時連れ安したが、ドル売り(ユーロ買い、豪ドル買い、ポンド買い)の影響でその後は持ち直した。

9日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
FOMC前後はドル乱高下か

昨日のドル/円は終値ベースで約0.6%下落。早々に108円台を割り込むと、NY市場では一時107.60円台まで下値を切り下げた。本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を前に米長期金利が低下した事でドル売り・円買いが優勢となった。FOMCが長期金利の押し下げに向けてイールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)を議論しているとの米紙報道が引き続き意識された。

FOMCが本日の段階でYCCの導入を発表する公算は小さいと見ており、ドル/円には反発余地があると見ている。もっとも、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が会見で導入に前向きな発言を行えばドル/円の戻りは限られるだろう。この他、今回のFOMCではメンバーによる経済・金利見通しも発表される。注目ポイントが多いため、FOMCの前後はドルが乱高下しやすくなりそうだ。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200611152258p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。