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「ドル安トレンド継続」 外為トゥデイ 2020年6月11日号

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目次

▼10日(水)の為替相場
(1):豪景気指標回復 中国CPI伸び鈍化
(2):米CPI 前月比は3カ月連続低下
(3):FOMC 22年末までゼロ金利維持
(4):パウエル議長 慎重姿勢でドル続落

▼10日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
全般的なドル安がトレンド化

▼本日の注目イベント

10日(水)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200611094948p:plain期間:10日(水)午前6時10分~11日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪景気指標回復 中国CPI伸び鈍化

豪6月ウエストパック消費者信頼感指数は93.7と前月(88.1)から上昇。コロナ・ショック前の2月以来の水準を回復した。その後、中国5月消費者物価指数は前年比+2.4%(予想+2.7%、前回+3.3%)、同生産者物価指数は前年比-3.7%(予想-3.3%、前回-3.1%)と発表された。

(2):米CPI 前月比は3カ月連続低下

米5月消費者物価指数は前月比-0.1%と3カ月連続で低下。市場予想(±0.0%)も下回った。前年比でも+0.1%に留まり市場予想(+0.3%)に届かなかった。

(3):FOMC 22年末までゼロ金利維持

米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通りに政策金利(FF金利の誘導目標、0.00-0.25%)を据え置いた。声明では「今後数カ月は少なくとも現在のペースでの米国債および住宅ローン担保証券や商業用不動産担保ローン証券を購入する」と表明。従来の「必要なだけ購入」との姿勢をやや緩めた事や、イールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)への言及がなかった事で一時的にドルを買い戻す動きが強まった。しかし、経済・金利見通しで、少なくとも2022年末までゼロ金利を維持するとの予測(17人中15人が予想)が示された事などから、一転してドル売りが優勢となった。ドル/円は反落した一方、クロス円はストレートドルでのドル安進行を支えに強含んだ。

(4):パウエル議長 慎重姿勢でドル続落

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はFOMC後に会見を行い、「利上げについて考える事さえ考えていない。利用可能なあらゆる手段を必要な期間だけ用いる事に強くコミットする」などと発言。また、「数百万という極めて多くの人々が前の職場に戻れないと想定しており、そうした人々が再び職を見つけるまでには何年かかかる可能性がある」との見解を示した。議長の慎重な姿勢を受けて、米国債が買われ(長期金利低下)る中、ドルが続落。米国株も下落したためクロス円も反落した。

10日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
全般的なドル安がトレンド化

昨日のドル/円は終値ベースで約0.6%下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が、少なくとも2022年末まではゼロ金利を維持する見通しを示した事でドルが続落。ドル安の流れは本日も続いており、今朝方には106.90円前後までじりじりと下値を切り下げている。

全般的なドル安がトレンド化しているだけに、こうした流れに逆らうのは得策ではなさそうだ。ただ、同じ安全通貨に位置付けられる円に対して一方的にドル安が進む公算は小さいだろう。また、シカゴ通貨先物市場の取り組みで確認できる投機筋のポジションが円買い越しのため、ドル/円の106円台はショートカバーが入りやすいと考えられる。5月13日安値の106.74円前後や日足一目均衡表の雲下限106.45円前後はサポートになりそうだ。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200611092443p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。