“今度は悲観、そしてリスク・オフ。”

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先週、各国の中央銀行による果敢な金融緩和政策と大規模な財政出動を好感しての経済活動復活の可能性への楽観がコロナ・ウィルス騒動、米中関係悪化懸念などの悲観材料を無視してリスク・オンが進み、“楽観、そしてリスク・オン。”と言うタイトルでダイナミックな円安と株高進行をご紹介したが、今週は真逆の“今度は悲観、そしてリスク・オフ。” と言うタイトルで円高と株安進行のお話をすることとなった。

先ずは先々週の円安と株高、そして先週の円高と株安の動きを見てみたい。
(見難くて申し訳有りませんが、円安から円高、そして株高から株安への変化をご覧頂ければ幸いです。)

5/29終値 6/5終値 円安の割合   6/12終値  6/5からの円高の割合
ドル・円  107.78  109.59  1.7%     107.35   2.0%
ユーロ・円 119.72  123.70  3.3%     120.88   2.3%
ポンド・円 133.14  138.83  4.3%     134.70   3.0%
豪ドル・円  71.87 76.34 6.2%      73.77   3.4%
NZドル・円 66.90 71.28 6.5%      69.25   2.8%


5/29終値  6/5終値  変化 6/12 終値  6/5からの変化
ダウ30種平均 25,383.11 27,110.98 +6.8% 25,605.54 -5.6%
ナスダック 9,489.87 9,814.08 +3.4% 9,588.81 -2.3%
S&P 3,044.31 3,193.93 +4.9% 3,041.31 -4.8%

先週二日連続で史上最高値を更新したナスダックのボラティリティーは大したことはないが、ダウ30種平均株価は2週間で6.8%上げて5.6%下げており何と単純計算で12.4%の変動率である。

市場の楽観が悲観に転じた理由としては米国が経済活動を再開させる中、感染者数が200万人に近づいており、フロリダ州では新規感染者数が週間ベースで過去最多となったりして感染第二波の恐れが高まったことやパウエルFRB.議長がFOMC.後の記者経験で“米経済の先行きは極めて不透明だ。”と述べたことが挙げられようが、基本的には米国実態経済とはかけ離れた金余りに起因する株式への“行け行けムード”がコロナ・バブルとも呼べる株高を演出し、それが弾けただけではなかろうか?

正にワゴンがスピードを出し過ぎていた感が有る。

ここのところ為替市場は株式市場の動きを見ながら右往左往するだけで、余り主体性は見られない。
リスク・オンとなってドルと円が売られその他通貨が買われるため、クロスでは大幅な円安となり、ドル・円は小幅上昇。
リスク・オフとなってドルと円が買われその他通貨が売られるため、クロスでは大幅な円高となり、ドル・円は小幅下落と言う後から考えたら分かり易い相場展開となった。

今週も恐らく株式市場の動きを見ながらの展開となろうがドル・円に関してはダウ30種平均株価が27,000ドルを回復した時に付けた109.68が当面の高値ではなかろうか?

先週GPIF.のドル買いが観測されたが彼らは高値追いはしない。
コロナ・ウィルス騒動、米中関係悪化懸念などの悲観材料と共に益々混迷を深める米大統領選挙を考えると無暗なドル買いは控えたい。

米大統領選挙に関しては世論調査でのバイデン候補有利の報にも拘わらずアメリカ人の多く(塾長の友人の殆どが金融関係者で圧倒的に共和党員であることをお断りしておく。)が依然としてトランプ大統領の再選を確信しているが、塾長は個人的に再選は危ういと感じている。
トランプ大統領の今回の白人警官による黒人射殺問題から発展したデモ、暴動への対応に対して何人かの共和党の重鎮が不快感を示し、トランプ大統領に反旗を翻して何とバイデン候補に投票することを厭わないと言う。
日本では考えられないことだ。

バイデン候補の細かい政策に関しては未だ不透明な点が多いが、真っ先に浮かぶ政策の一つは法人と富裕層への課税強化であり、ウォールストリートや筆者の友人が“トランプに勝って欲しい。”と願う理由は新大統領の政策が左傾化して課税強化されることを嫌がっているからである。

もしトランプ大統領が敗北してバイデン大統領が誕生すれば株安&ドル安となる可能性が高いと思われる。


大統領選挙まであと5ヶ月足らず。
ヘッドライン・ニュースから目が離せない日が続きそうだ。

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