「ドル/円、再び方向感喪失」 外為トゥデイ 2020年6月16日号

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目次

▼15日(月)の為替相場
(1):米中コロナ第2波懸念で株下落
(2):NY連銀製造業 大幅に改善
(3):英EU首脳 FTA交渉加速で一致
(4):FRB米社債買入れ発表でリスクオン

▼15日(月)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
方向感に乏しい展開か

▼本日及び明朝の注目イベント

15日(月)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200616092301p:plain期間:15日(月)午前7時00分~16日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米中コロナ第2波懸念で株下落

米国や中国で新型コロナウイルスの感染が再び増加した事で第2波への懸念が広がり、アジア株や米国株先物が大きく下落。リスク回避の円買いが優勢となり、クロス円やドル/円も下落した。

(2):NY連銀製造業 大幅に改善

米6月NY連銀製造業景気指数は-0.2と前月(-48.5)から大幅に改善。企業活動の拡大と縮小の分岐点である0.0には僅かに届かなかったが、市場予想(-29.6)は大幅に上回った。

(3):英EU首脳 FTA交渉加速で一致

欧州委員会は、ミシェル欧州連合(EU)大統領およびフォンデアライエン欧州委員長とジョンソン英首相の会談後に声明を発表。事実上の英・EU離脱=Brexit後の通商関係に関する交渉について、「英とEUは『新たな推進力』が必要との見解で一致」「7月に集中的に交渉を行い、2020年末までに合意をまとめ批准を後押しするような環境を作ることで合意した」とした。

(4):FRB 広範な米社債買い入れ開始へ

米連邦準備制度理事会(FRB)は、緊急融資プログラムの1つである「セカンダリーマーケット・コーポレートクレジットファシリティー(SMCCF)」の下で米企業の社債買い入れを開始すると発表。ポートフォリオの多様化に向け、インデックスに基づき買い入れを行うとした。これを受けて米国株が上昇に転じるとリスク・オンのドル売りと円売りが交錯。ドル/円は小幅な値動きとなった一方、クロス円は上昇した。

15日(月)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
方向感に乏しい展開か

昨日のドル/円は終値ベースでほぼ横ばい。アジア株の軟調推移を背景に107円ちょうど前後まで下落する場面もあったが下値は堅かった。NY市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が社債買い入れの開始を発表した事で株価が持ち直す中、ドル安が進行した一方、円も他通貨に対して弱含んだためドル/円の値動きは限られた。

ドルと円の売買が交錯しやすい地合いが復活しており、ドル/円は方向感に乏しい展開が続きそうだ。本日は、日銀が金融政策を発表する。5月に導入した中小企業の資金繰り支援策を30兆円から倍増させる方針のようだ。もっとも、これは政府が行う無利子・無担保融資への側面支援策であり、市場は金融緩和策とは見做していない。そうした経緯から、ドル/円相場への影響は軽微との見方が多い。その他、本日はパウエルFRB議長の議会証言が行われる。10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では米経済の先行きに厳しい見方を示した事がドルの重しとなった。本日の証言にも注目が集まりそうだ。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200616092338p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

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