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その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
6月25日（木）メキシコペソ/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・6/25 メキシコ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
市場は利下げを正当化、焦点はスタンスに
6月に入り5円台を回復する場面もあったメキシコペソ/円は、その後じりじりと軟化して足元では4.7円前後で推移している。
そうした中、本日はメキシコ中銀が9会合連続の利下げに動く公算が大きく、政策金利は50bp引き下げられて5.00％になると予想されている。
もっとも、新型コロナウイルスの感染拡大よる急激な経済活動の縮小と、インフレ率の落ち着きによって追加利下げは正当化されると見られ、予想通りの利下げ幅であればペソ相場への影響は小さいと考えられる。
ペソ相場への影響があるとすれば声明から窺える政策スタンスとなりそうだ。
なお、メキシコ中銀は5月の50bp利下げとともに発表した声明で「第2四半期（4-6月期）には更なる景気悪化と雇用喪失が確実視される」と極めて厳しい見通しを示して利下げ継続姿勢を強調した。
そうした経緯から、市場は政策金利が年内に4.0-4.5％まで引き下げられると見ており、この見方に変化が生じる内容の声明が発表されればペソ相場が急変する事になるだろう。
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