「リスク回避はドル/円の上昇要因?下落要因?」 外為トゥデイ 2020年6月26日号

f:id:gaitamesk:20190816133345p:plain

目次

▼25日(木)の為替相場
(1):ECB議事録 債券購入の正当性主張
(2):米失業申請 予想超え高止まり
(3):米テキサス経済活動凍結 NYは第3フェーズへ

▼25日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
107円台前半中心に方向感欠く展開

▼本日の注目イベント

25日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200626093223p:plain期間:25日(木)午前6時10分~26日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):ECB議事録 債券購入の正当性主張

欧州中銀(ECB)は6月4日の理事会の議事録を公表。「債券買い入れにより借り入れコストが低水準に抑えられているため、現時点では債券買い入れ実施の必要性を示す数多くの証拠が存在していると政策担当者は指摘」「資産買い入れの恩恵と副作用を巡ってはさまざまな見方があるが、物価安定の追求において、これまでのところ恩恵は副作用を明らかに上回っているとの広範な合意があった」などと、債券購入の正当性を主張。ECBの資産購入プログラムは一部違憲の可能性があるとした独憲法裁判所の判断に反論した格好。

(2):米失業申請 予想超え高止まり

米新規失業保険申請件数は148.0万件と予想(132.0万件)を上回って高止まりした(前週:154.0万件)。一方、米5月耐久財受注は前月比+15.8%と高い伸び(予想:+10.5%、前回-18.1%)を記録。また、米1-3月期国内総生産(GDP)・確定値は前期比年率-5.0%で改定値からの修正はなかった。同個人消費・確定値も改定値と同じ-6.8%であった。

(3):米テキサス経済活動凍結 NYは第3フェーズへ

新型コロナウイルス感染者が増加している米テキサス州のヒューストン地区で病院の集中治療室(ICU)の受け入れ能力が限界に達したと伝わった。こうした中、同州のアボット知事は経済活動の段階的な再開を一時停止すると発表した。一方で、NY市のデブラシオ市長は7月6日に店内での飲食などが可能になる経済活動再開の第3フェーズに入る見通しを示した。

25日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

f:id:gaitamesk:20200626094546p:plain

ドル/円の見通し:
107円台前半中心に方向感欠く展開

昨日のドル/円は、終値ベースで約0.1%の小幅高。この日もドル高の流れが続き、一時は107.45円前後まで上昇した。ただ、米国株の反発を受けリスク回避ムードが緩むとドル高も一服。107.10円台へと上げ幅を縮小した。

このように足元では、リスク回避の動きはドル/円の上昇に繋がる一方、リスク選好は下落に繋がる傾向が見られる。これまでとは真逆の動きだけに、一時的な傾向の変化に過ぎないのか見極めたいところであろう。ましてや本日は6月末スポット応当日につき、値動きの背景が見えないフロー中心の難解な動きになりやすい。週末を控えて多くの投資家が様子見姿勢を強めると見られ、ドル/円も107円台前半を中心に方向感を欠く相場展開となりそうだ。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200626084338p:plain
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

●免責事項 本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
top