「米ドル/円、3カ月連続の弱気見通し」外為短観 第133回

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<第133回調査>2020年6月26日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

調査実施期間
2020年6月19日(金)13:00~2020年6月23日(火)24:00

調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は855件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

問1:今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください
問2:今後1カ月間の米ドル /円相場の予想レートについてお答えください
問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください
問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください
問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください
問6:2020年下半期であなたが最も注目しているテーマは何ですか?
問7:2020年12月31日ニューヨーククローズ時点のポンド/円の予想レートをお答えください。
今後の調査実施計画及び公表方針

問1:今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が28.3%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は38.7%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は▼10.4%ポイントとなり、前回(▼5.8%ポイント)からマイナス幅がやや拡大した。マイナスは3カ月連続。
調査期間前後の米ドル/円相場は、107円台前半から106.00円台へと弱含む展開。米国の南部を中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大した事や、ソフトバンクグループが米通信サービス大手Tモバイル社の株式売却資金を円に換えるとの観測が広がった事などが、米ドル弱気・円強気見通しに繋がったと見られる。

問2:今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レートについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レート」については、「±1円で推移」が33.9%と最も多く、次いで、「1円~3円の円高・米ドル安(30.3%)」、「1円~3円の米ドル高・円安(27.8%)」と続き、以下、「3円以上の米ドル高・円安(5.3%)」、「3円以上の円高・米ドル安(2.7%)」の順になった。ヒストグラムの形状は円高・米ドル安方向にやや傾いており、問1の結果と整合的と言える。ただ、「3円以上の円高・米ドル安」の割合が一段と低下した(前々回8.6%、前回4.8%)のが印象的だ。1米ドル=105円を割り込むほどの大幅な米ドル安・円高を見込む向きは少数であり、下がってから買いたいという「買いたい弱気」の投資家心理が表れているようにも見える。

問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が25.5%であったのに対し、「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は43.9%であった。この結果、「ユーロ/円予想DI」は▼18.4%ポイントと、弱気度合いを示すマイナス幅は前回(▼26.8%ポイント)から縮小した。調査期間前後のユーロ/円相場は、119円台から一時121円台に上昇するなど底堅く推移。6月上旬の124円台からは反落した水準とはいえ、前回調査時よりは高い水準にある。こうした中、個人投資家のユーロ弱気・円強気見通しは幾分弱まったと見られる。もっとも、「ユーロ高・円安」の割合は前回から微増に留まっており、見通しが強気化しそうな気配は感じられない。

問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が30.5%であったのに対し、「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は38.0%であった。この結果豪ドル/円予想DI」は▼7.5%ポイントと前回(▼10.3%ポイント)からマイナス幅が僅かに縮小した。調査期間前後の豪ドル/円相場は、72円台では底堅かった反面、74円台では上値の重さが目立つなど方向感が定まりにくかった。個人投資家の見通しには、新型コロナウイルスの感染第2波への懸念がくすぶる中では株高などのリスクオンの動きは長続きしないとの見方が反映されているのかもしれない。

問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください

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「今後注目している通貨ペア」について尋ねたところ、「買い」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が 32.6%の回答割合を集めて1位となった。続く2位には豪ドル/円(14.0%)、以下、3位英ポンド/円 (9.2%)、4位ユーロ/米ドル(8.1%)、5位メキシコペソ/円(7.3%)と続いた。なお、米ドル/円は93カ 月連続で1位の座を維持している。上位陣では英ポンド/円が3位に浮上、代わってメキシコペソ/ 円が5位に順位を下げた。前回6位だったトルコリラ/円も10位へとダウンしており、新興国通貨へ の信頼感が低下している模様だ。
一方、「売り」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が27.7%の回答割合で首位をキープした。以下、2 位ユーロ/円(15.2%)、3位英ポンド/円(12.3%)、4位ユーロ/米ドル(10.6%)、5位豪ドル/円 (9.6%)と続いた。前回から順位に変動はなく、回答割合にも大きな変化はなかった。中下位層で は、香港ドル/円が躍進したのが目に付く。前回、僅か0.4%の回答割合で「売り」で注目の第19位 だった香港ドル/円は、今回3.3%に回答割合を増やして8位に食い込んだ。中国による香港国家 安全法の制定手続き開始で、香港の「高度な自治」が損なわれる恐れがあるとの見方が影響した ものと思われる。一部には香港が国際金融センターの地位を失い、香港ドルが米ドルペッグ制を 維持できなくなるとの観測もある。

問6:2020年下半期であなたが最も注目しているテーマは何ですか?

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今回の特別質問として、「2020年下半期であなたが最も注目しているテーマは何ですか?(ひと つだけ)」と尋ねたところ、「新型コロナの第2波」が42.9%と最も多く、「米大統領選」が34.5%と続い た。この2つで8割近くの回答を集めており、投資家の関心が集中している様子が見て取れる。以 下、大きく差が開いて「コロナ禍・香港問題をめぐる米中対立(6.4%)」、「日米欧の金融政策 (6.3%)」、「英国の欧州連合(EU)離脱=Brexit(2.6%)」の順になり、「トルコなど新興国リスク (1.6%)」や「米国の人種差別デモ(1.5%)」、「産油国の動向と原油市場の混乱(1.1%)」を挙げる 向きは少数だった。

問7:2020年12月31日ニューヨーククローズ時点のポンド/円の予想レートをお答えください。

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今回のもう一つの特別質問として、「2020年12月31日ニューヨーククローズ時点のポンド/円の予 想レートをお答えください(ひとつだけ)」と尋ねたところ、「135~140円」が37.9%と最多。以下、 「125~135円(23.5%)」、「140~150円(16.6%)」、「115~125円(9.8%)」、「150~160円(6.4%)」と 続いた。「160円以上」と「115円以下」はそれぞれ2.2%、3.5%であった。回答に大きな偏りは見られ ず、個人投資家の英ポンド相場の見通しは比較的割れているようだ。問6で「Brexit」を選んだ向き が2.6%と少数だった点から見ても、この問題の行方が英ポンド相場に強い影響を及ぼすと見る投 資家は多くない模様だ。

今後の調査実施計画及び公表方針

本調査も第133回目となりました。調査開始から11年が経過し、データの蓄積が進んできました。 今後については、毎月定点観測で実施する調査結果を基に、予想DIの時系列比較から見出せる FX投資家の相場観の変化やその傾向などのほか、中長期的な視点に基づいたFX投資家の投資 スタイルの変化などの考察も進めて行きたいと考えています。 なお、毎月の本調査においては、公表扱いとしている質問項目及び回答結果の他に、「投資家 の属性」、「取引頻度」、「取引規模」、「取引時間帯」、「投資選好」など、投資家実態を把握するた めに必要な各種の質問項目も設けて集計しています。それらの回答結果を用いた投資家の実態 報告や属性別のクロス・セクション分析等については、当研究所が1年に1回、毎年年央以降に公 表する「外為白書」で紹介する予定です。

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