「最近のドル/円相場を動かすカラクリ」マット今井のトレードアイディア 2020年7月2日

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ユーロ円119円から122円、ポンド円131円から136円、豪ドル円73円から75円のレンジ想定をしていたが、その後は、レンジ想定内での動きとなっている。引き続きレンジトレードを続ける。ポンド円は上を135円に引き下げておく。

さて、最近のドル円の動きを少し解説して、最近の相場の様子を探ってみたい。

先週、ソフトバンクがTモバイルの株を売却して、2兆円あまりを円転(つまり円買い・ドル売り)するのではないかという観測がマーケットに広がり、短期筋がドル円の売り仕掛けをして106円を割り込ませようと試みた。しかし、結局、買い注文に阻まれ、割らせることが出来なかった。106円割れに失敗すると短期筋は一転してすばやくドルを買い戻し、その結果ドルは反転して上昇した。

そして、今週、今度は108円を越えたところにストップロス買い注文があるという話が市場で広がると、それをつけにドルの買い仕掛けをした勢力がおり、ドル円は一時108円台にまで上昇した。しかし、そのストップ買い注文をつけると、別の仕手筋がカウンターでドル円を売ってきて、ドル円はあえなく107円台に戻された。

現在、市場での動きは、この程度の短期的なポジションの動きによって成り立っている。こういう状況を頭でイメージしながらトレードをするとフィーリングがあってくると思う。

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imai.jpg 株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、議員活動と経済アナリスト活動で、超多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。現在、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの有料メールマガジン「ザイFX!プレミアム配信 with 今井 雅人」にて為替予測などを鋭意配信中。
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