ドル/円:上下の抵抗を抜けきれない状態続く。ドルの戻り売り方針変わらず。106円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。

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ドル/円:上下の抵抗を抜けきれない状態続く。ドルの戻り売り方針変わらず。106円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。

直近の日足は値幅の極端に小さい足となり方向性に欠けるものだが、上下の抵抗を抜けきれておらず、108.50超えに値を戻すか、106円割れで終えない限り、レンジ内の動きに留まる可能性が高い。一方で、6/23に付けた106.07を直近安値とする短期的なサポートラインからは下抜けた位置で推移していることから、下値リスクがより高い状態にあり、基本戦略はドルの戻り売り方針に変わりない。日足の上値抵抗は108.00-10、108.40-50、109.10-20に、下値抵抗は107.00-10、106.50-60、106.10-20にある。21日移動平均線は107.40にあり、若干上抜けた位置で終えているが“ダマシ”の範囲内にある。また、120日、200日線は108.13と108.39に位置しており、短期的な上値抵抗として働く可能性が高い。短期トレンドは108.50超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻すが110円台で終えない限り、上値余地も拡がり難い。 一方週足を見ると、2週連続陽線引けとなった。前週足が下値トライに失敗した形で終えたのに対し、直近の陽線は上ヒゲがやや長く、上値トライに失敗して押し戻された形で終えている。今週はこの上ヒゲ部分の上値抵抗の強さを再度トライする可能性を残しているが、4手前の6月第2週の陰線が下げエネルギーの強いものであることから、この陰線の値幅(高値109.63)を上抜けて越週するまでは上値余地も拡がり難いと見られる。またこれを上抜けた場合でも長期トレンドがまだ弱く112円台に乗せて越週しない限り、“ドル強気”に変化しない。逆に107.00-10、106.20-30に週足の抵抗があるが全て下抜けて越週するか、日足が106円割れで終えた場合は新たな下げエネルギーが生じて一段のドル下落に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、107.90-00、108.60-70、109.50-60に、下値抵抗は前述の107.00-10、106.20-30と104.00-10にある。31週、62週移動平均線は108.38と108.24で収束しており、この下で推移しているが、一方向へ抜け出す可能性にも注意する必要がある。 一方月足を見ると、6月足は106.00~106.50と109.00~109.50の上下の抵抗にぶつかって月初の寄り付き水準に戻した形となった。十文字の寄せ線は“変化の兆し”ともされるものだが、上下の抵抗をどちらかに抜けてくるまでは大きく動き難い展開が継続しよう。月足で見ると106.50割れの越月で一段のドル下落へ、112円超えの越月で一段の上昇に繋がり易い状態にある。7月足の上値抵抗は、109.00~109.50、111.00~111.50に、下値抵抗は106.50~107.00、102.50~103.00、100.00~100.50にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は109.22と111.13に位置しており、長期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ドル買いは106.60-70の押し目待ち。損切りは105.90で撤退。ドル売りは107.90-00で戻り売り。損切りは短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す108.60で一旦撤退としたい。 上値は、107.60-70に軽い抵抗が107.90-00に強い抵抗があるが、これをクリアした場合は108.00-10、108.40-50にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。108.50超えを見た場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して、108.80-90、109.10-20、109.30-40、109.60-70にある一段と強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。この場合でも110円台で終えない限り下値リスクを残すことになる。下値は、107.00-10にやや強い抵抗があるが、これを下抜けた場合は106.80-90、106.50-60、106.20-30、106.00-10の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。106円割れで終えるか、値動きの中で105.50割れを見た場合は105.00-10、104.60-70にある中期的な下値抵抗の強さを確認する動きへ。可能性がやや低いと見るが104円割れで終えた場合は、101~102円台への続落に要注意。

ドル/円【日足】期間:2019/10/31~2020/07/03(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2017/05/19~2020/07/03(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:一方向へ動き出す可能性に注意。121.50-60の抵抗をクリアすれば一段の上昇へ、118.50割れで終えた場合は一段の下落へ。

直近の日足は小陽線で終え、下値を切り上げる流れを維持しているが、上昇余力の強いものではないので121.50-60の抵抗を上抜けきれない可能性も高いように見える。短期トレンドは“ニュートラルから若干ユーロ弱気”の状態にあるが、121.50-60の抵抗をクリアした場合は、短期トレンドが変化して上値余地がさらに拡がり易くなる。この場合でも週足の形状がまだ弱く、125円台で越週するまでは下値リスクを残すことになる。日足の上値抵抗は121.50-60、122.10-20、123.20-30、124.10-20に、下値抵抗は120.50-60、119.50-60、118.50-60にある。21日移動平均線は120.98に位置しており、これを上抜けきれていないが、120日、200日移動平均線は119.08と119.66に位置しており、短期トレンドが変化する可能性を内包した状態にある。 一方週足を見ると、2週連続小陽線で終え、上値余地を探る動きに繋げているが、121.00-10の週足の抵抗を上抜けきれずに越週している。一方で、前週の陽線が119.40-50にあった下値抵抗を守って反発に転じており、この週足の下値抵抗が今週は118.90-00にあり、118.90割れで越週しない限り、下値余地も拡がり難くい状態にある。また、週足が121円台で終えるか、値動きの中で121.50超えを見た場合は、短期トレンドが変化して4手前の大陰線の値幅(高値124.05)にどこまで迫れるかトライする動きが強まり易くなる。長期トレンドがまだ弱いのでユーロ急伸にも繋がり難いと見るが、121.50超えを見たら短期戦略を“ユーロの押し目買い”に転換としたい。今週の週足の上値抵抗は121.00-10、124.00-10に、下値抵抗は119.80-90、118.90-00、116.00-10にある。31週、62週移動平均線は119.59と119.98に位置しており、下値抵抗として働く可能性がある。 一方月足を見ると、6月足は上ヒゲが長く、実体の小さい陽線引けとなり、上値トライに失敗して押し戻された形で越月しているが、2018年2月に付けた137.50を基点とする中期的なレジスタンスラインからは若干上抜けた位置で終えており、中期トレンドが変化する可能性が点灯している。この月足の下値抵抗は119.00~119.50にあり、7月はこれを支えとして再度上値をトライする動きが強まる可能性が高いと見るが、119円割れで越月した場合は“ダマシ”に終わった可能性が高くなる。また、2014年12月に付けた149.55を高値として上値を切り下げる流れには変化が認められず、この月足の抵抗が128円台にあることからこれをしっかり上抜けて越月しない限り、長期トレンドは“ユーロ強気”に変化しない。月足の上値抵抗は124.50~125.00、127.00~127.50に、下値抵抗は前述の119.00~119.50、116.50~117.00にある。116円割れで越月した場合は110円方向への新たな下落リスクに要注意。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は124.45と125.30に位置しており、長期トレンドは“ユーロ弱気”のの流れを変えていない。 今週の戦略は、ユーロ買いは短期トレンドの変化を確認するまで様子見か、119.40-50の押し目があれば軽く買い狙い。損切りは118.80で浅めに撤退。売りは121.20-30で戻り売り。損切りは短期トレンドが変化する121.60で浅めに撤退。これが付いた場合は短期戦略をユーロの押し目買いに転換。この場合は120.80-90で押し目買い。下値余地を120.40近辺まで見ておく必要がある。損切りは下値リスクが点灯する119.30で撤退。 上値は121.20-30にやや強い抵抗があるが、121.50-60の抵抗をクリアした場合は、短期トレンドが変化して122.10-20、122.50-60、123.20-30、123.60-70、124.10-20にある上値抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、120.80-90に軽い抵抗が、120.50-60、120.00-10にやや強い抵抗があるが、これを下抜けて終えた場合は119.40-50、119.00-10、118.60-70にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。118.90割れで越週するか118.50割れで終えた場合は新たな下落リスクが生じて116~117円台の下値抵抗の強さを確認する動きへ。 (川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/12/16~2020/07/03(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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