「106円台のドル売りは限定的」 外為トゥデイ 2020年7月13日号

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目次

▼10日(金)の為替相場
(1):アジア株軟調 円買い強まる
(2):コロナ第2波懸念で米10年債利回り低下
(3):米PPI 予想を下回る
(4):コロナ治療薬期待で米株・金利上昇

▼10日(金)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
106円台のドル売りは限定的

▼本日の注目イベント

10日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200713093632p:plain期間:10日(金)午前6時10分~11日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):アジア株軟調 円買い強まる

中国政府系の基金が株式の保有を減らすと発表した事から、前日まで8連騰していた中国本土株が下落。アジア株が総じて軟調に推移する中、新型コロナウイルス感染再拡大への懸念も相まってリスク回避の円買いが強まった。なお、東京都では新たに243人の新型コロナ感染者が確認され、1日当たりとしては過去最多を更新した。

(2):コロナ第2波懸念で米10年債利回り低下

米10年債利回りが約2か月半ぶりに0.56%台まで低下する中、ドル売り・円買いが優勢となった。新型コロナウイルス感染第2波への懸念などから、安全資産の米国債に資金がシフトしたと見られる。

(3):米PPI 予想を下回る

米6月生産者物価指数は前月比-0.2%、前年比-0.8%と市場予想(+0.4%、-0.2%)を下回った。食品とエネルギーを除いたコア指数も前年比+0.1%と予想(+0.4%)を下回った。

(4):コロナ治療薬期待で米株・金利上昇

新型コロナウイルス治療薬への期待が高まり米国株が上げ幅を拡大すると、米長期金利が急伸。週末を控えたポジション調整のドル買いも相まってドル/円は106.95円前後まで持ち直した。一方、クロス円はストレートドルの反落を背景に上値が重かった。なお、米バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズは新型コロナウイルス治療薬としてのレムデシビルについて新たなデータを発表。新型コロナ患者の死亡率を62%下げる可能性がある事などが示された。

10日(金)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
106円台のドル売りは限定的

10日のドル/円は終値ベースで0.3%下落。米長期金利の低下とともにドル安が進み、一時106.64円前後まで軟化したが、NY市場中盤以降は米国株の堅調推移を受けて円安が優位となり106.90円台に小戻した。米国では新型コロナウイルスの感染者が過去最多を記録したが、新型コロナ治療薬「レムデシビル」の有効性に関するギリアド社の発表を受けて市場はリスク選好ムードを維持した。

本日もドルが売られやすい地合いが続くと見られるが、前週末に下落したアジア株を中心に株価上昇期待が根強い中、ドル/円の下値は堅そうだ。リスク選好のドル売りは、106円台では強まりにくいと考えられる。クロス円の上昇ピッチ次第では107円台を回復する可能性もあるが、戻りは緩やかになりそうだ。

本日の注目イベント

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