外為のトリセツ「どこで調べる?FXのファンダメンタルズの情報」

外為のトリセツ

「外為のトリセツ!」は外為どっとコムの膨大な情報とツールの効率的な使い方をご紹介するシリーズ企画です。
今回はFXのファンダメンタルズ分析に欠かせない情報チェックの方法を解説します。

相場を動かすファンダメンタルズとは

相場の行方を見通す重要な手がかりとなるファンダメンタルズ。
「経済の基礎的要因」とも呼ばれ、相場を変動させる大きな要因にもなります。
ファンダメンタルズを構成する要素は星の数ほど存在するのですが、ざっくりと「各種市場」「経済指標」「要人発言」「地政学的リスク」と大きく4つのカテゴリに分けると覚えやすいでしょう。

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それぞれの要素は直接相場に作用するほか、中央銀行の政策にも織り込まれることに注意

ファンダメンタルズ分析ではこれらの要素の強弱を判定し、各通貨ペアのトレンドを読み解いていきます。
たとえばドル/円の場合、「米国景気が改善するとドル高になる」といったように、各要素の強弱に反応して上下動するわけです。
そうした要素と予想できる4つの反応(ドル高・ドル安・円高・円安)をまとめて表にしたものが下の図です。

ファンダメンタルズ分析者の頭の中

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各要素はそのときの状況によって存在感が強まり、あるいは弱くなるのですが、この強弱のバランスによってドル/円相場の上下動が決定づけられていきます。(※1)

たとえば上の図では、ドル安の要素である「米追加利下げ観測」「米中貿易戦争激化」が強くなり、同時に円高の要素である「英Brexit懸念」「主要国株下落」も強まっていることを示しています。
ドル安の要素と円高の要素が強くなったことで、この例ではドル安・円高、つまりドル/円下落のトレンドにあると考えられるわけです。

大雑把ではありますが、これが為替市場におけるファンダメンタルズ分析の基本的な考え方です。

※1 平常の市場における原則的な動きを想定しており、市場環境によっては反対の動きに転じる可能性もあります。

ファンダメンタルズ、どこで調べればいい?

では、これらファンダメンタルズの情報はどこで確認すればいいのでしょうか。
ここではファンダメンタルズ分析の4つの要素である「各種市場」「経済指標」「要人発言」「地政学的リスク」のカテゴリごとに解説していきます。

各種市場

「各種市場」は為替以外の株、債券、原油などの市場を指します。
これらの市況は外為どっとコムのサイトやツールで確認することができます。

もっとも簡単な方法は外為どっとコムウェブサイトの「外為情報ナビ」を活用するものです。
サイトの上部にある「外為情報ナビ」のタブをクリックし、左側の「ニュース」をクリックすると時系列でさまざまな金融ニュースが表示されます。

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外為どっとコムウェブサイト→「外為情報ナビ」→「ニュース」

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「NY株式サマリー」は前日のNYダウ平均の市況を伝えるニュース

たとえばNYダウ平均株価を確認したいときは、上図のようにNY株式に関するタイトルを探すと、終値や値幅などを知ることができます。

また、外為どっとコムの会員であればより詳しい情報を表示させることができます。
外貨ネクストネオ(リッチアプリ版・ウェブ版)の「マーケット情報」から「ニュース」をクリックすると別ウィンドウが開きます。
その中にあるタイトルをクリックすると下の窓に記事が表示されます。

外貨ネクストネオ・Webブラウザ版

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外貨ネクストネオ・リッチアプリ版

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別ウィンドウでニュース画面が表示される

こちらを使うと相場変動の詳しい背景も知ることができ、トレンドを読み解く手助けにもなります。
なお、債券利回りや原油価格などもこちらで確認することができます。

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欧米市場の債券利回りは「一発確認!各国債券利回り」というタイトルのニュースで確認できる

経済指標

「経済指標」とは各国の経済力や雇用情勢、景況感、インフレ率などを示すデータ群を指します。
経済指標は外為情報ナビの「経済指標」をクリックすると確認できます。

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外為どっとコムの経済指標では日付、表示期間、重要度、国を設定して絞り込むことができます。
たとえば米国の重要指標を調べたいときは重要度の「高」のみを設定し、国名で「アメリカ」を選択します。

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こちらの例では原則第一金曜日に発表される米雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率などの雇用関連データ)が表示されました。

数値は前回値(前月、前年、前期など)、予想値、結果が表示されます。
この予想値よりも良い結果か、それとも悪い結果かを確認し、今後のトレンドを判断する材料にするのが経済指標の基本的な使い方です。

上図では非農業部門雇用者数(多いほうが良い)と失業率(低いほうが良い)が良好となっており、米国の雇用環境が改善したことを示しています。
米雇用情勢の改善はドル買い材料のため、ドル高材料がひとつ強化されたことになるわけです。

要人発言

「要人」とは各国・地域の政府首脳や高官、中央銀行や重要機関の高官といった人々を指します。
米国であれば政府首脳はトランプ大統領、中央銀行であればパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が代表的な要人といえます(2020年6月現在)。
これらの要人が講演、会見、交渉などを通じて伝わってくる発言がいわゆる「要人発言」といわれるものです。

この要人発言には政治のほか経済や金融に関わる内容も多く、為替相場をダイレクトに動かすケースも少なくありません。
こうした発言の多くは一般ニュースではなく専門の報道機関で扱われているのですが、外為どっとコムのサイトやツールを使うと簡単にチェックできます。

要人発言は各種市場と同様に外為情報ナビの「ニュース」でもチェックできます。
サイト内を「発言」の文言で検索すると探しやすいでしょう。

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前日の要人発言をまとめてチェックしたいときは「【発言】◯日の主な要人発言」がおすすめ

外為どっとコム会員の方は「ロイターニュース」を活用するとさらに簡単にチェックできます。(※2)
こちらは外貨ネクストネオにログイン後、「マーケット情報」の「ロイター」をクリックすると見ることができます。

※2 シルバーランク以上で利用できます。
利用条件はこちら

外貨ネクストネオ・Webブラウザ版の場合

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外貨ネクストネオ・リッチアプリ版の場合

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ロイターニュースは情報のカテゴリごとに分けられているため情報にアクセスしやすいのが特徴です。
要人発言を調べたいときは左側の金融政策(要人)を選択すると一覧が表示されます。

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もちろんすべてをチェックする必要ありませんが、少なくとも主要国の首脳や中銀総裁は抑えておくようにしましょう。

必ずチェックしておきたい要人発言

・米大統領
・米連邦準備制度理事会(FRB)議長
・欧州中銀(ECB)総裁
・英中銀(BOE)総裁
・日本銀行総裁

余裕があればチェックしておきたい要人発言

・FRB副議長、FOMC投票権を有する連銀総裁
・英首相、独首相、EU大統領
・豪州中銀(BOE)総裁
・NZ中銀(RBNZ)総裁
・カナダ中銀(BOC)総裁

また、英Brexitが佳境に近づいたときは英首相やEU大統領の発言、ウイルス禍が深刻なときは世界保健機関(WHO)事務局長の発言が特にクローズアップされるといったように、そのときの状況によって注目すべき人物が急浮上することがあります。
レポートなども併用して、いま注目の要人発言を追っていきましょう。

地政学的リスク

「地政学的リスク」とは、特定の地域の政治情勢や軍事力が及ぼすリスクのことです。
具体的には米国と中国の貿易摩擦や中東情勢、紛争やテロ事件などがこれに当たります。
この地政学的リスクに関する情報も外為どっとコムでチェックできます。

「外為情報ナビ」でも見ることができますが、より素早いチェックを目指したいときは「ロイターニュース」のカテゴリから見ていくことをおすすめします。

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地政学的リスクに関する情報は一般(政府・政治)などのカテゴリで配信されている

また「ロイターニュース」はニュース本文の単語を検索できる便利な機能があります。
たとえば中東情勢を知りたいときは上部の検索窓に「中東」と入力して検索すると絞り込むことができます。
特定のテーマが注目されているときはこの検索機能も活用してより素早いチェックを目指しましょう。

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中東情勢は原油価格にも影響を与える地政学的リスク。資源国通貨を取引するときはとくに注目したい

効率的にファンダメンタルズの情報をチェックしよう

今回は「外為情報ナビ」と「ロイターニュース」を中心にファンダメンタルズ情報の探し方を紹介しました。
これらの情報を活かすためには、レポートを毎日読み込んで市場の空気を常につかんでおくことも大事です。
現在どの材料が注目されており、相場にどう作用しているのかをつかむためにも、レポートを定期購読する習慣を身につけておくことをおすすめします。

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毎営業日発行される「外為トゥデイ」には、経済指標などその日予定されている注目材料も掲載されている

なお、外為どっとコムで提供しているレポートは投資情報サイト「マネ育チャンネル」にて公開しています(レポートは「FXレポート」のページに掲載)。
難解と思われがちなファンダメンタルズ分析ですが、重要なポイントをつかむことで効率的に身につけていくことができます。
外為どっとコムで提供する情報に日々接しながらファンダメンタルズに慣れ親しんでください。

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