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世界が注目する2Q・GDP本日11時発表

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総括

世界が注目する2Q・GDP本日11時発表

予想レンジ 人民元/円 14.8-15.8

(ポイント)
*米中が、貿易、香港、南シナ海問題で対立
*今日は2Q・GDPの発表、前年比プラス2.5%成長が予想されている
*トランプ大統領 香港への優遇措置撤廃の大統領令に署名
*株価は乱高下
*中国はトウモロコシは米国から大量輸入
*香港国家安全法は53か国が支持、27か国が懸念
*南シナ海で米中がそれぞれ軍事演習
*2022年は米中国交回復50年
*世界各国は中国貿易において濃密すぎる関係
*香港国家安全法が成立
*製造業PMIなど経済指標は良好
*対豪関係が悪化している
*20年は3%成長の公算
*自動車販売は伸びる
*すべてで対米関係が悪化しているわけでもない(通商関係は前進)
*香港の英銀(発券銀行)は国家安全法を支持
*IMFは中国の回復を示唆
*今年は「第13次5カ年計画」の最終年
*米国は中国の為替操作国の認定解除
*中国GDPが100兆元へ近づく

(さあGDP)
 先週、終盤は反落したが人民元、上海総合指数、ハンセン指数ともに上昇した。香港への国家安全法適用で中国の経済まで揺らいでいると世界から思われないように国策としてそれぞれ上昇させる思惑もあったが、上昇が急すぎたので週末は、信用規制強化の報道もあり反落した。ただいち早くコロナ感染抑制対策を打ち出し、経済指標も改善していることは世界をリードしている。世界各国の4-6月期GDPはおそらく二桁マイナスなど悲惨なものとなる見込みだが、今週発表される中国のそれは前年比でプラス予想が出るほど力強い。
 米国からは香港やウィグルでの人権問題、ファーウェイなどのIT関連問題、南シナ海での領海問題、貿易問題で攻撃を受けるも、トランプ大統領の支持率低下もあり中国は一歩も引かず反論している。それぞれの問題は長引きそうだ。世界各国の対中貿易の依存度が少なからず大きいことから、米国に従って他国も中国を批判したり縁を切ることもできない。特に独はメルケル首相が中国に歩み寄っている。
  金融面では、景気の回復やインフレの上昇もあり、緩和的な動きを通常に戻す憶測も出始めている。

(米中貿易「第2段階」合意に「興味ない」=トランプ米大統領)
トランプ大統領は、中国との貿易協議「第2段階」合意について、「今は中国との交渉に興味はない」と語った。今年1月に締結した「第1段階」は「偉大な貿易合意」だったとした上で、中国が「合意書に署名したインクも乾かぬうちに、伝染病(新型コロナウイルス)でわが国を攻撃した」と非難した。また、中国の習近平国家主席と「会談する予定はない」と明らかにした。

(昨日は株下落)
月初から上昇してきた上海総合指数だが貿易摩擦や香港問題などを巡る米中対立の激化を嫌気する売りが相場の重荷になり15日は下落した。さらに、金融当局が株式市場に流入する違法な投資マネーの取り締まりも表明した事も下げを加速させた。

(トランプ大統領 香港への優遇措置撤廃の大統領令に署名 中国は)
 トランプ大統領は中国が香港への統制を強めていることに対抗して、米国がこれまで香港に認めてきた貿易などの優遇措置を撤廃する大統領令に署名した。
トランプ大統領は「香港は中国本土と同様に扱われることになる」と述べ、中国の香港に対する政策を厳しく批判した。
中国政府は、トランプ米大統領が「香港国家安全維持法(国安法)」に関与している中国の当局者らと取引のある銀行に制裁を科す法案に署名したことを受け、米国の個人と団体に報復措置を講じると表明した。

(米国、中国の南シナ海巡る権利主張は「不法」)
 トランプ米政権は南シナ海における中国の権利主張を公式に非難した。同海域の領有権問題には関与しないこれまでの方針を翻したことで、中国との緊張が新たな面で高まる可能性が出てきた。
 ポンペオ米国務長官は、「米国はここで明確にしておく。南シナ海のほとんどの資源に対し中国政府が主張する権利は、完全に不法なものであり、その掌握を目的とした嫌がらせの活動も同じく完全に不法だ」との声明を発表した。
 中国政府は、南シナ海で何も異常なことはしていないとし、米国が中国と東南アジア諸国の間に対立の種をまこうとしていると主張している。

(6月の中国貿易収支)
* 6月の中国ドル建て輸出、前年比+0.5%(予想:-1.5%)
* 6月の中国ドル建て輸入、前年比+2.7%(予想:-10.0%)
* 6月の中国貿易収支は464.2億ドルの黒字(予想:586.0億ドルの黒字)

世界でマスクのほか在宅勤務などが増えたことで、ノート型パソコンやスマートフォンの輸出が伸びたことが要因。輸入も去年の同じ月を2.7%上回った。
ただ、今年上半期の累計でみますと、輸出がマイナス6.2%、輸入がマイナス7.1%と、いずれも去年の同じ時期を下回っている。
当局は「貿易をめぐる環境は不確定な要素が増しているうえ、米国との貿易摩擦の影響もあり、今年後半も依然として厳しい見通しだ。貿易の安定に向けて努力しなければならない」と述べ、輸出の先行きに懸念を示した。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン上限から反落

 日足。7月13日-15日の上昇ラインがサポート。7月9日-15日の下降ラインが上値抵抗。雲の上、ボリバン上位。15日の上ヒゲ若干長い。5日線下向き、
 週足。6月15日週-22日週の下降ラインを上抜き3週連続陽線。今週も陽線スタート。
6月29日週-7月6日週の上昇ラインがサポート。6月1日週-8日週の下降ラインが上値抵抗
 月足、20年3月-4月の下降ラインを上抜く。3月-5月の上昇ラインがサポート。まだボリバン下位。6月は当初上伸しその後押し返されたが陽線。今月も陽線スタート。
 年足、11年-19年の上昇ラインを下抜くも上抜き返す。18年-19年の下降ラインが上値抵抗。

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チーファンラマ

米国産トウモロコシで過去最大の購入契約

 すべてで米中関係が悪化しているわけでもない。中国は過去最大規模の米国産トウモロコシを購入した。第1段階の貿易合意に基づく目標達成へ、また前進した。
 米農務省は14日、トウモロコシ176万2000トンの売買契約が成立したと発表した。トウモロコシの契約規模としては過去4番目に大きい。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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