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【ユーロ/ドル】EU首脳会議は4日目に突入

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

7月20日(月)ユーロ/ドル

基調
波乱含み

目先の注目材料
・7/20 臨時EU首脳会議
・主要国株価、国際商品価格

EU首脳会議は4日目に突入

先週17日に始まった欧州連合(EU)首脳会議は、2日間の予定を延長して19日にも行われたがEU復興基金の創設に合意できなかった。
欧州委員会の当初の提案は総額7500億ユーロの基金を創設し、うち5000億ドルを返済不要の「補助金」として、残り2500億ユーロを融資として、加盟国に供与するという内容であったが、オランダなどは「補助金」の割合を減らすよう求めて欧州委員会の提案に反対していた。
しかし、20日も日本時間23時から再延長の協議が行われる事になり、一部報道では基金の「補助金」の額を3900億ユーロとする事でオランダなどが譲歩する姿勢を示したとされている。

基金創設に合意できれば、イタリアやスペインなどコロナ被害の大きい高債務国にとって復興への拠り所となる。
また、事実上の財政移転が行われる点についてはユーロ史上初の出来事となる。
こうした見方からユーロは上昇しており、本日午後には、対ドルで1.4671ドル前後まで上昇して3月9日以来の高値を付けた。
ただ、合意観測報道で上昇しているだけに、実際に合意してもさらなる上昇余地が残っているか不透明な部分もある。
3月に付けた年初来高値が1.14931であり、節目の1.1500ドル付近では戻り売り意欲が強いと考えられる。
また、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のデータで確認できるように海外投機筋のネットポジションは大幅なユーロ・ロングの状態にある。
合意した場合でも、出尽くし売りに警戒が必要な状況と考えられる。

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