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「ユーロ高、のち円高」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2020年7月20日~7月24日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2020年7月20日から7月24日の営業日

▼変動率ランキング
リスクオンとオフが時間差で発生


▼スワップポイント累計ランキング
ロシアルーブルが余裕のV2


▼取引高ランキング
ユーロ/ドルがひとつランクアップ

変動率ランキング:リスクオンとオフが時間差で発生

期間中の為替相場は、3%台で変動する通貨ペアが出てくるなど若干動意が戻ってきた感がある。変動率1位は南アランド/円で、週初から上昇したものの週末にかけてその上昇分を吐き出す「行ってこい」の相場となった。火曜日にEUのコロナ復興基金が合意となりリスクオン相場になる中、南アランド/円は約5週間ぶりの高値を記録した。しかし、中国が米国内の中国大使館閉鎖要求を受け、四川省にある米国総領事館の閉鎖を通知したと伝わると米中対立が意識され、一気にリスクオフの流れとなった。金曜日は全体的に円高が進み、南アランド/円も急落となった。

ちなみに、騰落率で見たとき、EU復興基金の影響を大いに受けたのは3位の豪ドル/米ドルだろう。ユーロ/米ドルもユーロ高に伸びたが、上伸スピードでは叶わなかった。意外な通貨ペアが反応することはままあるため、大きな経済イベントのあとは、感応度の高い通貨ペアを探すことも重要だ。
ドル/円は変動率1.75%の19位になった。前週の2倍以上の変動率で、米中対立により週末にかけて円高が進んだことが影響している。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち16通貨ペアと、前回と比べ約3倍に。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは3つだった。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 ZAR/JPY 3.55% 6.541 6.317
2 RUB/JPY 3.14% 1.512 1.466
3 AUD/USD 3.00% 0.71826 0.69735
4 MXN/JPY 2.83% 4.827 4.694
5 AUD/JPY 2.76% 76.87 74.809
6 NOK/JPY 2.67% 11.769 11.463
7 SEK/JPY 2.62% 12.116 11.807
8 NZD/JPY 2.35% 71.672 70.028
9 NZD/USD 2.31% 0.66891 0.65379
10 GBP/USD 2.28% 1.28031 1.25176
11 EUR/USD 2.24% 1.16578 1.14019
11 CNH/JPY 2.24% 15.371 15.034
13 USD/CHF 2.20% 0.94095 0.9207
14 GBP/AUD 2.11% 1.8068 1.76943
15 EUR/AUD 2.06% 1.64336 1.61016
16 EUR/TRY 2.04% 7.976 7.8163
17 CAD/JPY 1.89% 80.138 78.653
18 USD/CAD 1.86% 1.35994 1.33517
19 USD/JPY 1.75% 107.529 105.678
20 EUR/NZD 1.72% 1.75652 1.72682
20 HKD/JPY 1.72% 13.858 13.624
22 AUD/CAD 1.70% 0.96389 0.94774
22 GBP/JPY 1.70% 136.627 134.348
24 EUR/JPY 1.68% 124.288 122.238
25 CHF/JPY 1.62% 115.671 113.823
26 TRY/JPY 1.59% 15.665 15.42
27 EUR/GBP 1.51% 0.91375 0.90016
28 SGD/JPY 1.47% 77.478 76.356
29 AUD/NZD 0.91% 1.07526 1.06552
30 USD/TRY 0.66% 6.8586 6.8137

 

スワップポイント累計ランキング:ロシアルーブルが余裕のV2

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、ロシアルーブル/円が圧勝となった。ユーロ/トルコリラは毎週の順位が安定せず、今回は5位になっている。ユーロ/トルコリラは7月に入りユーロ高・リラ安が止まらず、2018年8月に起きたトルコリラショックで記録した1ユーロ8.1トルコリラを伺う勢いだ。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 RUB/JPY 1050 100,000
2 CNH/JPY 530 70,000
3 MXN/JPY 490 20,000
4 ZAR/JPY 350 30,000
5 EUR/TRY 252 50,000
6 HKD/JPY 210 60,000
7 NZD/USD 184 29,000
8 EUR/NZD 133 50,000
9 EUR/USD 115 50,000
10 EUR/AUD 98 50,000
11 TRY/JPY 97 7,000
12 EUR/GBP 84 50,000
13 NOK/JPY 70 50,000
14 USD/CHF 63 43,000
15 USD/JPY 42 43,000
16 GBP/AUD 36 55,000
17 EUR/JPY 30 50,000
18 CHF/JPY 21 47,000
19 GBP/JPY 0 55,000
19 GBP/USD 0 55,000
19 AUD/JPY 0 31,000
19 AUD/USD 0 31,000
19 CAD/JPY 0 32,000
19 NZD/JPY 0 29,000
19 SEK/JPY 0 50,000
26 USD/CAD -50 43,000
27 AUD/CAD -69 31,000
28 AUD/NZD -82 31,000
29 SGD/JPY -84 31,000
30 USD/TRY -202 43,000

 

取引高ランキング:ユーロ/ドルがひとつランクアップ

期間中の取引高ランキングは、先週6位だったユーロ/ドルが5位にランクアップした。チャートを見ると前週から続く陽線がきれいに6つ並び、トレンドフォローで投資するにはもってこいの状態となっている。変動率が高かった豪ドル/米ドルも順位を上げている。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 MXN/JPY 2
3 AUD/JPY 3
4 EUR/JPY 4
5 EUR/USD 6
6 GBP/JPY 5
7 GBP/USD 7
8 AUD/USD 9
9 ZAR/JPY 10
10 NZD/JPY 8
11 GBP/AUD 11
12 TRY/JPY 12
13 EUR/AUD 13
14 EUR/GBP 14
15 CAD/JPY 15
16 CHF/JPY 17
17 USD/CAD 18
18 USD/CHF 19
19 NZD/USD 16
20 CNH/JPY 24
21 RUB/JPY 21
22 EUR/NZD 20
23 NOK/JPY 25
24 SEK/JPY 28
25 AUD/CAD 26
26 AUD/NZD 23
27 EUR/TRY 27
28 HKD/JPY 22
29 USD/TRY 30
30 SGD/JPY 29

まとめ

集計週は、EUのコロナ基金がまとまり、米中対立が表面化するという、経済イベントによる為替変動で忙しかった。今週のイベントを確認すると、29日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策を発表予定となっている。米4-6月期GDPはすでに大幅悪化が予想されているが、実際に出る結果も注目だろう。同じくドイツやユーロでも四半期GDP発表があるため、欧州通貨への影響も見ておきたい。また、円高要因となった米中の対立も、予断を許さない状況であり、関連報道に注意だ。

 

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