「ドル安圧力は円よりユーロに」 外為トゥデイ 2020年7月30日号

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目次

▼29日(水)の為替相場
(1):スポ末仲値 ドル/円小幅上昇
(2):豪CPI 基調インフレは予想下回る
(3):スポ末・ロンフィクでユーロ高進行
(4):FOMC政策据え置き 議長は慎重な見方

▼29日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
104円台半ばがサポートに

▼本日の注目イベント

29日(水)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200730092643p:plain期間:29日(水)午前6時10分~30日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):スポ末仲値 ドル/円小幅上昇

7月末スポット応当日の仲値公示の前後でドル/円に買いが入り105.24円前後まで小幅に上昇した。格付け会社フィッチが日本国債の格付け見通しを「ネガティブ」に変更した事で円が売られたとの見方も出ていた。

(2):豪CPI 基調インフレは予想下回る

豪4-6月期消費者物価指数は前期比-1.9%、前年比-0.3%と予想(-2.0%、-0.5%)ほどには低下しなかった。ただ、豪中銀(RBA)が重視する基調インフレは前年比+1.25%と、市場予想(+1.40%)を下回った。これを受けて豪ドルが小幅に下落したが一時的だった。

(3):スポ末・ロンフィクでユーロ高進行

7月末スポット応当日のロンドン・フィキシング(24:00)に向けて買いフローが入ったとの観測からユーロ高が進行した。

(4):FOMC政策据え置き 議長は慎重な見方

米連邦公開市場委員会(FOMC)は、予想通りに金融政策の据え置きを発表。声明で新型コロナウイルスの感染再拡大で景気回復ペースが鈍化したと警戒感を示し、その上で「経済を支えるため、あらゆる手段を使う」と改めて表明した。なお、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はその後の記者会見で、南部や西部各州での感染拡大を念頭に「景気の持ち直しが6月中旬から減速した」と指摘。「経済の道筋は感染動向に著しく左右される」と述べるとともに、「人々が安心するまで景気の完全回復はありそうもない」と慎重な見方を示した。ドル/円はFOMC声明発表後に104.772円前後まで下落して3月以来の安値を付けたが、パウエルFRB議長の会見中には105.10円台に小戻すなど不安定な値動きを見せた。

29日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
104円台半ばがサポートに

昨日のドル/円は、一時104.77円前後まで下落して5日続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は、新型コロナウイルス・パンデミックからの経済回復を支援するためにあらゆる手段を活用すると表明するなど、市場が期待した通りのハト派スタンスを改めて示した。足元のドル安をFOMCが追認した格好であり、ドル/円はもう一段の下落があってもおかしくないだろう。もっとも、昨日は円の対ドル上昇率が0.1%強であった一方、ユーロの上昇率は0.6%強と大きな開きがあった。ドル/円の104円台には本邦勢の大口買いの観測がある事などから、ドル安圧力は対円よりもユーロに向かいやすいのだろう。

なお、本日は独と米国で4-6月期国内総生産(GDP)・速報値が発表される。独米の景況感格差に視点が集まりやすく、為替市場の主役は引き続きユーロ/ドルとなる公算が大きい。ドル/円は104円台半ばがサポートになりそうだ。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200730090829p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

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