「ユーロ/円DIが2年ぶりに強気転換」外為短観 第134回

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<第134回調査>2020年7月31日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

調査実施期間
2020年6月19日(金)13:00~2020年6月23日(火)24:00

調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は905件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

問1:今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください
問2:今後1カ月間の米ドル /円相場の予想レートについてお答えください
問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください
問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください
問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください
問6:2020年1月から6月末までの損益状況について、投資資金の何%となっていますか。
問7:あなたの現在のFX投資のスタイルは、いわゆる「順張り」「逆張り」のどちらでしょうか。
今後の調査実施計画及び公表方針

問1:今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が22.4%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は47.6%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は▼25.2%ポイントとなり、前回(▼10.4%ポイント)からマイナス幅が拡大。マイナスは4カ月連続であり、マイナス幅は2019年8月以来の大きさとなった。調査期間前後の米ドル/円相場は、新型コロナウイルスの感染拡大によって米国の景気回復期待が萎む中、米ドル安が主導する形で106円台を割り込んだ(調査終了直後には一時105円台割れも)。こうした動きの中で、個人投資家も米ドルの先安感を強めたと見られる。

問2:今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レートについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レート」については、「1円~3円の円高・米ドル安」が34.3%と最も多く、次いで「±1円で推移(32.7%)」、「1円~3円の米ドル高・円安(25.7%)」と続き、以下、「3円以上の円高・米ドル安(3.8%)」、「3円以上の米ドル高・円安(3.5%)」の順になった。ヒストグラムの形状は円高・米ドル安方向に傾いており、問1の結果と整合的と言える。調査期間の前後だけでも2円程度の円高・米ドル安が進行したが、この先1カ月ほどで米ドル/円相場が一段と下落するとの見方が増えているようだ。ただ、3円以上に及ぶ極端な米ドル安・円高を予想する向きは引き続き少数で、前回(2.7%)からそれほど増加していない。

問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が35.4%であったのに対し、「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は30.3%であった。この結果、「ユーロ/円予想DI」は△5.1%ポイントとなり、強気に転換した。なお、ユーロ/円予想DIのプラスは2018年7月以来2年ぶり。調査期間前後のユーロ/円相場は、ユーロ/米ドル相場の上昇と米ドル/円相場の下落に挟まれて方向感が出にくかったが123円台を中心に高止まりした。欧州連合(EU)首脳会議が、これまで踏み込まなかった「債務の共有化」に道を開き、総額7500億ユーロのコロナ復興基金に合意した事を個人投資家も評価している模様だ。

問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が31.9%であったのに対し、「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は36.5%であった。この結果豪ドル/円予想DI」は▼4.6%ポイントと前回(▼7.5%ポイント)からマイナス幅が僅かに縮小したが強気転換には至らなかった。調査期間前後の豪ドル/円相場は、全般的なドル安で下値は限られたものの75円台で上値の重い展開であった。米中が双方の総領事館を閉鎖するなど、対立が先鋭化しているだけに、豪ドルに対する個人投資家の信頼感は高まりにくかったようだ。

問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください

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「今後注目している通貨ペア」について尋ねたところ、「買い」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が27.5%の回答割合を集めて1位となった。続く2位にはユーロ/米ドル(19.6%)、以下、3位豪ドル/円(10.7%)、4位ユーロ/円(8.3%)、5位英ポンド/円(7.2%)と続いた。なお、米ドル/円は94カ月連続で1位の座を維持したが、回答割合は前回(32.6%)から5.1%ポイント低下した。
一方、「売り」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が41.9%の回答割合で首位をキープした。こちらは前回(27.7%)から14.2%ポイント上昇した。米ドル/円相場の弱気見通しが優勢となっている様子がここからも窺える。以下、「売り」で注目の2位には、豪ドル/円(10.4%)、3位ユーロ/円(9.7%)、4位ポンド/円(8.8%)、5位ユーロ/米ドル(8.0%)と続いた。中位層では、「買い」で注目の6位にメキシコペソ/円、9位に南アフリカランド/円が入った一方、「売り」で注目の6位に人民元/円、8位に香港ドル/円が入るなど、マイナー通貨のクロス円に対する見方が別れた。なお、トルコリラ/円は「買い」で7位、「売り」でも7位と強弱感が対立している事が分かった。

問6:2020年1月から6月末までの損益状況について、投資資金の何%となっていますか。(例:100万円の投資資金が110万円になった場合10%)

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今回の特別質問として、2020年1月から6月末までの損益状況について、投資資金の何%となっていますか」と尋ねたところ、「0%(変化なし)」が16.2%で最も多かった。以下、「-30%以下(15.1%)」、「1%から5%(12.3%)」、「-10%から-20%(11.2%)」、「5%から10%(9.6%)」、「-5%から-10%(9.2%)」、「-1%から-5%(8.0%)」と続いた。なお、「30%以上」と答えた割合は2.9%であった。年前半の収支を「プラス(利益)」か「マイナス(損失)」で分けた場合、プラスが34.3%、マイナスが49.5%となり、個人投資家がFX取引で苦戦した様子が窺える結果となった。損益の背景について自由記述形式で尋ねたところ、「プラス」の回答者からは「コロナによる大幅な変動(に乗れた)」との声の他、メキシコペソ/円や南アフリカランド/円、豪ドル/円などのクロス円がコロナ・ショック後に切り返した事が勝因との声が挙がっていた。一方、「マイナス」の回答者からは「コロナ・ショックで損切り」との声が圧倒的に多かった。また、「コロナ第1波からの戻り(が想定外)」との声もあった。いずれにしても、3月のコロナ・ショック時とその後の戻り局面での対応が明暗を分けたという事だろう。

問7:あなたの現在のFX投資のスタイルは、いわゆる「順張り」「逆張り」のどちらでしょうか(ひとつだけ)。

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今回のもうひとつの特別質問として、「あなたの現在のFX投資のスタイルは、いわゆる「順張り」「逆張り」のどちらでしょうか(ひとつだけ)。」と尋ねたところ、「どちらかといえば順張り派」が37.1%と最も多く、以下「どちらかといえば逆張り派(28.6%)」、「順張り派(27.5%)」の順となり、「逆張り派」は6.7%に過ぎなかった。個人投資家のポジションは下落時に買い持ちが増加し、上昇時に減少する傾向が強いため、総じて逆張りを好むと解釈されがちだが、個人投資家自身の見解は異なるようだ。投資スタイルの理由について自由記述形式で尋ねたところ、順張り派からは「流れに乗った方が利益を上げやすい」、「精神的に楽」、「こまめに取引して含み損を抱えないようにする」などの回答が寄せられた。一方、逆張り派からは「大きな利益を狙うためには逆張りが良い」、「高値ロング、底値ショートを掴みたくない」、「レンジ相場が多いから」などの声が挙がっていた

今後の調査実施計画及び公表方針

本調査も第134回目となりました。調査開始から11年が経過し、データの蓄積が進んできました。今後については、毎月定点観測で実施する調査結果を基に、予想DIの時系列比較から見出せるFX投資家の相場観の変化やその傾向などのほか、中長期的な視点に基づいたFX投資家の投資スタイルの変化などの考察も進めて行きたいと考えています。なお、毎月の本調査においては、公表扱いとしている質問項目及び回答結果の他に、「投資家の属性」、「取引頻度」、「取引規模」、「取引時間帯」、「投資選好」など、投資家実態を把握するために必要な各種の質問項目も設けて集計しています。それらの回答結果を用いた投資家の実態報告や属性別のクロス・セクション分析等については、当研究所が1年に1回、毎年年央以降に公表する「外為白書」で紹介する予定です。

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