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FX初心者は「怖さ」の理由を知ってからリスク管理を学ぼう

f:id:navimedia:20211122124830j:plain(写真=PIXTA)
FXをよく知らない人や過去にFXで大損した経験のある人の中には、「FXは危ない」とか、「FXは怖い」というイメージを持っている人も少なくないではないでしょうか。

確かにFXは他の金融商品と比較して「ハイリスク・ハイリターン」とされています。
ただ、適切なリスク管理のもとにトレードをしているのであれば、FX初心者であっても、必要以上に警戒する必要はありません。

今回は「FXが怖い」と思われてしまう理由や、その原因と思われるリスクを抑える仕組み、さらに、着実に利益を積み上げる方法について考えてみましょう。

FXが「怖い」と思われてしまう理由

「FXは怖い」と思われてしまう理由は、以下のふたつが大きく影響しているようです。

1)高レバレッジとマージンコール発生の可能性
国内のFX会社に口座を開設して取引する際、口座に入れた証拠金に対して、最大で25倍※までのレバレッジがかけられます。
株式の信用取引でも3倍程度ですから、少額資金で高額運用できる金融商品の筆頭がFXであることは間違いありません。
※個人の場合

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ここで重要なのは、ハイリターンが期待できるのと同じだけのハイリスクも存在しているということです。
25倍でトレードすれば、利益も損失も25倍になります。

この損失が25倍になることだけに目を向ければ、FXは「怖い」金融商品と受け止める人がいても不思議はありません。

また、相場が大きく動いて大きな損失が発生すると、「含み損」のため担保能力が低下するので、一定の基準を超えると「マージンコール」と呼ばれる注意喚起のサインを送る仕組みがあります。

なお、もし証拠金以上の損失が発生した場合は、投資家がそれ以上の損失を被らないようにするために、反対売買を強制的に行う「ロスカット」が執行されます。

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※外為どっとコムでは、マージンコール(同社のアラートメールに相当)の水準は200%で、ロスカットの水準は100%です(ロスカットレベルが初期設定の場合、詳しくはこちら(https://www.gaitame.com/products/nextneo/losscut.html

高レバレッジをかけていると「マージンコール」や「ロスカット」の水準に達する可能性は高くなります。
これらがFX初心者の恐怖心を増幅させているかもしれません。

2)相場急変による損失
FXでは重要指標発表や要人発言などで、相場が急変することがあります。
また、新興国通貨などのように取引量や取引参加者の少ない通貨ペアだったり、相場が動きやすい時間帯で大きなポジションを持っていたりすると、瞬間的に大きな「含み損」を抱えることがあります。

FXの専用アプリを開き、自分が保有する全ポジションを照会すると、損失額が赤字で並びます。
その様子を見たら、リスクばかりが頭に浮かんで、「怖い」と感じる人もいると思います。
FX初心者なら、なおさらでしょう。

初心者でも世間が言うほどFXは怖くない

しかし、FXを「怖がる」必要はありません。
なぜならFXはリスクコントールが可能だからです また、損失を最小限に抑える仕組みもあります。

まず、レバレッジの倍率は、自分で決めることができます。
100万円の資金にレバレッジをかけず、100万円のままで運用するのか、100万円の資金に25倍のレバレッジをかけて、2500万円で運用するのかと、レバレッジを決めることで、リスクはかなりコントロールできます。
また、損失が出た場合、その損失額を許容範囲内に収める方法である「損切り」として、「ストップ(逆指値)注文」を出しておけばいいのです。

「損切り」とは、含み損を抱えた場合、その損失額を確定するために決済をすることを指しています。

自分の予想通りに相場が動かず、含み損が大きくなったときに「損切り」をすれば、それ以上の損失を被ることはありません。
トレーダーの多くは損切りする損失額、またはpipsのマイナス幅を決めてトレードしています。

例えば、通貨ペアが米ドル/円であれば、1pip=0.001円なので、損切の値幅を1000pips(1円)に決めていたのなら、値幅1円分の損失が出た時点で、損切りをするのです。

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なお、pipsとは、FXで為替レートの変動幅を示す「単位」のことです。
決済通貨が日本円の場合、1pip=0.001円(0.1銭)ですが、決済通貨が米ドルの場合は1pip=0.00001ドル(0.001セント)となりますので、ご注意ください。※
※外為どっとコムの場合。pipsの定義はFX会社によって異なります

取引画面で相場の動きを見ながら、「成り行き」で損切り注文は出せますが、あらかじめ、決めた金額で「ストップ(逆指値)注文」を入れておく方法もあります。
逆指値注文は設定した価格に到達した時点で自動的に決済されます。

例えば、米ドル/円の通貨ペアを、円安を見込んで、1ドル=114.50円で購入したときに、同時に113.50円でストップ売りの決済注文を入れておきます。

もし思惑とは逆方向に相場が動いてしまっても、114.50円より1円ほど円高になった113.50円でポジションが自動決済され、損失を確定させます。

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このようにきちんとリスク管理していれば、他の金融商品よりも「危ない」ことや、「怖い」ことはないでしょう。
 

FX初心者に覚えて欲しい「休むも相場」

初心者に限らず、経験者であっても、FXトレードで何度も失敗し、損失がどんどん増えると、なんとか損失分を取り返そうと熱くなり、“前のめり”にトレードしてしまうことがあります。

投資の世界には「休むも相場」という言葉があります。
負けが続いたときなどは、やみくもにトレードを続けるのではなく、相場から離れて、少し休むことも大切なのです。
少し遠くから、客観的な目で相場を見ると、今まで見えていなかったものが、見えてくるかもしれません。

自分が得意とする相場展開になるまで、じっと待ち構え、その時がきたら、もう一度相場に戻るぐらいの姿勢が取れると、上手にリスクを回避できるのではないでしょうか。
そのためにも、まずはリスク管理を徹底しましょう。

レバレッジはかけ過ぎず、無理のない金額でトレードすることが大切です。
FXは恐れるような金融商品ではありません。
コツコツと経験を重ねて、着実に利益を積み上げていきましょう。

PickUp編集部

www.gaitame.com

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