“株高、債券安、ドル安。”

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株高が止まらない。

7月31日から8月14日の2週間にダウ30種平均株価は5.7%、ナスダックは2.6%、そしてS&P.は3.1%上昇した。
驚きはニューヨーク市場の株価堅調を受けて日経平均株価も7.3%上昇したことである。

株価が上昇すればリスク・オンとなって安全資産の債券が売られ金利は上昇する。
10年物米債の利回りは0.533%から0.709%まで上昇し、10年物JGB.も0.010%から0.045%に上昇した。

そして最近のマーケットの傾向として株高に成ってリスク・オンと成ればドルが売られ、その他通貨が上昇するがどう言う訳か円も売られてクロス・ベースではその他通貨高&円安となり、ドル・円相場はドル安&円安の動きに加えてドルと円の10年物利回り格差拡大によりドル・円は上昇した、と言うのがこの2週間の動きの総括となろうか?

となるとドル・円相場の行方を語るには株価と金利動向を注意深く見守る必要が有る。

株価に関しては素人なのでよく分からないが、明らかに買われ過ぎの感じがしてならない。
アメリカではFRB.による果敢な金融緩和で市場にお金がじゃぶじゃぶとなり、それが株式市場に回って株高となる。
株高となるから更にお金が入る。
お金が入るから株が更に上がる。
と言う正のスパイラル(価格が上昇する循環的な動き)に成っている様な気がするが、幾多も有るリスク要因、例えば一向に衰えを見せない新型コロナウィルスの猛威(ウィルス開発のニュースが出ると株価がポンと上がっているが、未だ臨床試験の段階から脱していない。)、米中問題の深刻化、地政学的リスク増大(米司法省はイラン産原油を積載してベネズエラに向かっていたタンカー4隻を、制裁違反で拿捕したと発表した。更なる米国対イランの緊張が増そうか?)、トランプ大統領再選可能性の減少などを株式市場は過小評価しているのではなかろうか?

次に金利動向であるが、直近の金利上昇は極めてテクニカルな動きと思われる。
先週は30年債の入札が不調に終わり、アップルの55億ドルの起債も短期的な需給を乱して供給過多となって価格が下がり、利回りが上昇したのであってFRB.が緩和政策を続ける限り、このまま長期金利が上昇するとも思えない。
長期金利が上昇すればFRB.内でもYCC.=(イールドカーブコントロール)の話が出ても不思議ではあるまい。

リスク要因で一番気に成るのはやはり米中関係の事である。
米中が自国内にあるヒューストンと成都に在る相手側の総領事館を閉鎖に追い込んで以来両国の外交関係は冷え切ったままであるが、先週末予定されていたライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と劉鶴中国副首相による米中第1段階通商合意の実施状況の検証の為の会議が延期された。
この決定に政治的な意味があるのかどうかは知らないが、ここのところのトランプ政権の中国バッシングは益々酷くなるばかりである。

国家安全保障上の配慮を理由としたティックトックやウィーチャットとの取引禁止の米大統領令などなりふり構わず中国を目の敵にする。

ふと、ポンペオ国務長官が国務省のホームページに掲載した以下のClean Network.=(クリーンなネットワーク)の文章を見て驚いた。

We call on all freedom-loving nations and companies to join the Clean Network.
MICHAEL R. POMPEO
SECRETARY OF STATE

私たちは、自由を愛するすべての国と企業がクリーン・ネットワークに参加することを要求する。
マイケル・R・ポンペオ
国務長官

Untrusted IT vendors will have no access to U.S. State Department systems. We will follow the letter of the law to ensure that we have a clean path for all 5G network traffic coming into all of our facilities. Period. We will keep doing all we can to keep our critical data and our networks safe from the Chinese Communist Party.

信頼できないITベンダーは、米国国務省のシステムにアクセスすることは出来ない。我々は法律の文言に従うことで、全ての施設に入ってくる5Gネットワークの行き来がクリーンパス(IT用語)であることを保証する。以上。我々は、重要なデータとネットワークを中国共産党から安全に保つために、出来る限りのことをし続ける。

ポンペオ国務長官はペンス副大統領と共に対中国強硬派として知られるが、此処まで中国共産党を意識しての発言には驚いた。
今のところやりたい放題、言いたい放題のトランプ政権に対してある程度我慢をしている感じがする中国がこのまま黙っているとも思えない。
そもそも昨年の貿易交渉だって自国の貿易赤字を輸出先の中国に対して“なんとかしろ。貿易赤字を少なくする為にアメリカからの輸入を増やせ!”と難癖を付けたことから始まった。


うだる様なこの猛暑の中、為替市場は比較的落ち着いているがこのまま小康状態が続くとも思えない。
一旦リスク・オフの動きとなったらドルが買い戻されて円以外のその他通貨は下落し、リスク・オンの時の動きの逆となってドル・円相場は下がりそうな気がしてならない。

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