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【豪ドル円】76円台後半の壁に3度目の挑戦

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

8月26日(水)豪ドル/円

基調
上値試し

目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
・8/27 パウエルFRB議長講演

76円台後半の壁に3度目の挑戦

豪ドル/円相場は6月に76.70円台、7月には76.80円台でそれぞれピークを付けている。
その後、調整を経て今朝方には76.76円前後まで再び上昇した。
「3度目の正直」で上値抵抗を突破するのか、あるいは「2度ある事は3度ある」でまたも反落するのか、相場は分水嶺に差し掛かっている。
結論から先に言えば、「3度目の正直」で77円台に乗せる可能性の方が高いと考えている。
その理由のひとつはテクニカル面から窺える。
前述の6月高値76.70円台を付けた後、72.50円台まで調整したが、その後は下値切り上げ型の三角持ち合い、いわゆるアセンディングトライアングルを形成している。
これは適度に押し目を作りながら上昇トレンドが継続する際のチャートパターンで、持ち合いを上放れる蓋然性が高いと考えられている。
ふたつ目は、米連邦準備制度理事会(FRB)が株高・ドル安を容認する可能性がある点だ。
市場には、27日の講演でパウエルFRB議長がインフレ目標の見直し(平均物価目標)に言及するとの期待が根強い。
これは、米インフレ率がFRBの目標である2%を上回る時期が到来しても、下回っていた期間と平均して2%であればよいとする考え方だ。
仮に現時点で採用されれば、将来インフレが2%を上回ったとしてもしばらくは利上げに動かないと表明した事になる。
市場は、FRBが米経済の多少の過熱感は容認すると宣言したも同然と受け止める公算が大きく、株高やドル安(豪ドル高)が進みやすくなるだろう。
もっとも、パウエルFRB議長が平均物価目標に対する具体的な言及を避ければ、株安・ドル高(豪ドル安)に振れるリスクがある点には注意が必要だろう。
講演タイトルが「金融政策の枠組み見直し」である事からも、全く触れない可能性は低いと見るが、米大統領選を前に踏み込んだ発言を控える事もあり得るだろう。
いずれにしても明日のパウエルFRB議長の講演が豪ドル/円相場のカギとなりそうだ。

「為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|日足」はこちら