「ポスト安倍を睨んで」 外為トゥデイ 2020年8月31日号

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目次

▼28日(金)の為替相場
(1):安倍首相辞任報道 株安円高に
(2):米債利回り低下でドル売り 安倍首相辞任で円買いも強まる
(3):米個人所得、PCE 予想を上回る
(4):米ミシガン大信頼感 予想外の上方修正 シカゴPMIは低下

▼28日(金)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
神経質な相場展開に

▼本日及び明朝の注目イベント

28日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200831094915p:plain期間:28日(金)午前6時10分~29日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):安倍首相辞任報道 株安円高に

安倍首相が辞任の意向を固めたとの一報が流れると円が全面的に上昇。日経平均株価は一時600円超値下がりした。なお、安倍首相はその後の会見で持病の潰瘍性大腸炎が再発した事を明らかにした上で「国民の負託に自信を持って応えられない以上、総理の職を辞する事にする」と述べた。

(2):米債利回り低下でドル売り 安倍首相辞任で円買いも強まる

時間外取引の米国債利回りが低下する中、ドル売りが活発化。前日に、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が超低金利の長期化を示唆した事が改めて意識された。ユーロ/ドルなどのストレートドルは上昇したが、ドル/円の下落に連れてユーロ/円などのクロス円も軟化した。安倍首相の辞任を受けた円買いがクロス円の重しとなった。

(3):米個人所得、PCE 予想を上回る

米7月個人所得は前月比+0.4%と予想(-0.2%)に反して増加。同個人消費支出(PCE)は前月比+1.9%と予想(+1.6%)を上回る伸びとなった。なお、米7月PCE価格指数(デフレーター)は前年比+1.0%、コアPCEデフレーターは前年比+1.3%(予想:+1.0%、+1.2%)であった。これ受けてドルはやや値を戻した。なお、ポンド/円はベイリー英中銀(BOE)総裁が「BOEは政策手段を使い果たしていない」「マイナス金利は手段のひとつ」などと発言した事で上値が重かった。

(4):米ミシガン大信頼感 予想外の上方修正 シカゴPMIは低下

米8月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値は74.1と速報値(72.8)から上方修正された。これより前に発表された米8月シカゴPMIは51.2と予想(52.6)を下回った。

28日(金)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
神経質な相場展開に

28日のドル/円は終値ベースで約1.1%の大幅安。前日に米連邦準備制度理事会(FRB)が超低金利政策の長期化を示唆した事でドル安が進行する中、安倍首相の辞任を受けた円高が重なり、一時105.20円前後まで下落した。安倍首相の経済政策であり、株高と円安を演出した「アベノミクス」が終了するとの見方から日本株売り・円買いの動きが強まった。もっとも、週末に菅官房長官が自民党総裁選に出馬検討と報じられた事で今朝のドル/円は105.80円前後まで反発している。安倍首相に近い菅氏なら「アベノミクス」が継承されるとの見方が強いようだ。

本日のドル/円は、ポスト安倍を睨んで神経質な相場展開が続きそうだ。その他、月末に絡む実需等のフローも波乱要因になり得る。東京市場の仲値公示(09時55分)などの前後は不規則変動に注意が必要だろう。

本日及び明朝の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200831095927p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

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