読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧

「リスクオンでNZドル、豪ドルが上昇」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2020年8月24日~8月28日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2020年8月24日から8月28日の営業日

▼変動率ランキング
元気な南半球通貨のNZドルと豪ドル


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコリラ(売)が3位に


▼取引高ランキング
豪ドル/円が3位に

変動率ランキング:元気な南半球通貨のNZドルと豪ドル

期間中の為替相場は、大きなトレンドが出ない、穏やかな相場展開となった。

そんな中、最も変動したのはNZドル/米ドルだった。新型コロナウイルスのワクチン開発について、世界的な期待が相場のリスクオンにつながり、その中でNZドルが堅調に推移した。木曜日に行われた米ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演では、長期的なドル安施策の継続が言及されたことも、相対的にNZドルを高めた。NZドル/米ドルは金曜日には年初来高値を更新している(0.67429)。3位にNZドル/円、4位に豪ドル/米ドル、5位に豪ドル/円が位置し、南半球通貨が堅調であった。

9位のポンド/米ドル、10位のポンド/円は、上下しながらも上昇を維持した。こちらも米ドルの長期的な低金利が意識されての上昇だった。ポンド/米ドルは年初来高値を更新している。

ドル/円は変動率1.66%の22位になった。ジャクソンホールでのFRB議長の発言で上下に約90銭の乱高下があったが、翌日の安倍首相辞任報道は約1.5円の下落となり、変動幅で凌駕した。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち15通貨ペアと、前回から増加した。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは4つで、こちらも増加となった。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 NZD/USD 3.51% 0.67429 0.65144
2 ZAR/JPY 3.49% 6.349 6.135
3 NZD/JPY 3.16% 71.246 69.062
4 AUD/USD 3.03% 0.73655 0.71487
5 AUD/JPY 2.96% 77.956 75.715
6 NOK/JPY 2.92% 12.039 11.697
7 EUR/NZD 2.79% 1.81349 1.76434
8 RUB/JPY 2.59% 1.426 1.39
9 GBP/JPY 2.41% 141.617 138.284
10 GBP/USD 2.32% 1.33562 1.30533
11 AUD/CAD 2.28% 0.96455 0.94306
12 SEK/JPY 2.27% 12.288 12.015
13 EUR/AUD 2.24% 1.65199 1.61583
14 EUR/TRY 2.21% 8.7639 8.5748
15 CNH/JPY 2.01% 15.559 15.253
16 CAD/JPY 1.95% 81.575 80.013
17 USD/TRY 1.93% 7.4057 7.2652
18 CHF/JPY 1.76% 117.876 115.842
18 SGD/JPY 1.76% 78.381 77.029
20 EUR/JPY 1.67% 126.768 124.689
20 HKD/JPY 1.67% 13.789 13.563
22 USD/JPY 1.66% 106.948 105.203
23 TRY/JPY 1.62% 14.534 14.302
24 MXN/JPY 1.54% 4.866 4.792
25 EUR/GBP 1.53% 0.90437 0.89073
26 USD/CAD 1.47% 1.32387 1.30465
27 EUR/USD 1.33% 1.19195 1.17625
28 GBP/AUD 1.32% 1.83197 1.80816
29 USD/CHF 1.15% 0.91273 0.90235
30 AUD/NZD 0.96% 1.10025 1.0898

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコリラ(売)が3位に

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、ロシアルーブル/円(買)が3週連続の首位、人民元/円(買)が2位となっている。前回4位のユーロ/トルコ(売)は3位に上昇した。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 RUB/JPY 900 90,000
2 CNH/JPY 630 70,000
3 EUR/TRY 601 51,000
4 MXN/JPY 490 20,000
5 USD/TRY 445 43,000
6 ZAR/JPY 430 30,000
7 HKD/JPY 210 60,000
8 EUR/NZD 130 51,000
9 EUR/USD 115 51,000
10 EUR/GBP 96 51,000
11 EUR/AUD 89 51,000
12 NOK/JPY 70 50,000
13 USD/CHF 64 43,000
14 TRY/JPY 58 6,000
15 NZD/USD 52 29,000
16 EUR/JPY 51 51,000
17 USD/JPY 42 43,000
18 CHF/JPY 21 48,000
19 GBP/JPY 14 57,000
20 AUD/JPY 7 31,000
21 AUD/USD 0 31,000
21 CAD/JPY 0 33,000
21 GBP/USD 0 57,000
21 GBP/AUD 0 57,000
21 NZD/JPY 0 29,000
21 SEK/JPY 0 50,000
27 USD/CAD -59 43,000
28 SGD/JPY -78 32,000
29 AUD/CAD -81 31,000
30 AUD/NZD -86 31,000

 

取引高ランキング:豪ドル/円が3位に

期間中の取引高ランキングは、1位、2位に変化はないものの、豪ドル/円が3位に上昇した。変動率ランキングは5位ながら、上昇が継続し年初来高値を更新する中で、買い注文が集まった可能性がある。4位になったユーロ/ドルは、レンジ内での推移が続き、方向感は出なかった。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 MXN/JPY 2
3 AUD/JPY 6
4 EUR/USD 3
5 GBP/JPY 5
6 EUR/JPY 4
7 GBP/USD 7
8 ZAR/JPY 10
9 NZD/JPY 9
10 AUD/USD 11
11 TRY/JPY 8
12 GBP/AUD 12
13 EUR/AUD 13
14 USD/CHF 16
15 NZD/USD 14
16 CAD/JPY 15
17 EUR/GBP 17
18 CHF/JPY 18
19 USD/CAD 20
20 EUR/NZD 22
21 RUB/JPY 19
22 CNH/JPY 24
23 HKD/JPY 25
24 AUD/NZD 21
25 EUR/TRY 23
26 NOK/JPY 28
27 USD/TRY 26
28 SEK/JPY 29
29 AUD/CAD 27
30 SGD/JPY 30

まとめ

集計週は、全体的におだやかな推移ながら、リスクオン相場の予兆で、NZドル、豪ドルが買われる展開となった。

今週の注目イベントは、米国の雇用関係の指標に注目したい。米経済指標の一部は新型コロナショック前の水準に戻していることもあり、雇用の回復スピードを見る意味でもしっかり見ておきたい。また堅調な上昇が目立つ豪ドルについて、豪州は9月1日に政策金利発表を行う。今回は金利据え置きとみられているが、声明内容などチェックしたい。また、安値近辺で推移するトルコリラについて、9月3日に消費者物価指数の発表が予定されている。現下のトルコ国内のインフレ状況を確認するうえで重要だろう。

 

■関連情報

外為情報ナビ「騰落率」※画面中段

外為情報ナビ「取引データ」

スワップポイントカレンダー