「ドル/円、106円台定着に苦労」 外為トゥデイ 2020年9月2日号

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目次

▼1日(火)の為替相場
(1):RBA金利据え置き 資金供給は拡大
(2):米ISM製造業 予想を上回る
(3):ユーロ/円 1年半ぶり127円達成後に反落
(4):FRB理事インフレ柔軟化発言で米金利低下

▼1日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
方向感模索

▼本日の注目イベント

1日(火)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200902093722p:plain期間:1日(火)午前6時10分~2日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA金利据え置き 資金供給は拡大

豪中銀(RBA)は大方の予想通りに政策金利(0.25%)の据え置きを決定。一方、0.25%の固定金利で3年間の資金を金融機関に貸し出すターム物資金調達ファシリティ(TFF)は、規模を2000億豪ドルに拡大して2021年6月まで延長するとした。ただ、豪ドル相場に大きな反応は見られなかった。なお、RBAは声明で「厳しい状況ではあるが、景気の落ち込みは当初の予想ほど深刻ではなく、現在国内のほとんどの地域で回復が進んでいる」として慎重ながらも楽観的な見方を維持した。

(2):米ISM製造業 予想を上回る

米8月ISM製造業景況指数は56.0と予想(54.8)を上回り前回(54.2)から上昇。これを受けてドルが買われると、ドル/円は106.152円前後まで上伸した。

(3):ユーロ/円 1年半ぶり127円達成後に反落

ユーロ/円はNY市場序盤に約1年半ぶりに127円台へと上昇したがその後は失速。米8月ISM製造業景況指数の好結果を受けてドルに買い戻しが入る中、ユーロ/ドルが節目の1.20ドルを突破した達成感も相まって反落した動きに連れた。レーン欧州中銀(ECB)専務理事が「為替レートを金融政策の目標にしていないが、ユーロ/ドルのレートは重要だ」などと述べた事も重しとなった。

(4):FRB理事インフレ柔軟化発言で米金利低下

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、新型コロナウイルス感染拡大の影響克服に向けて、FRBは「向こう数カ月間に新たな措置を打ち出し、先週発表した雇用最大化とインフレ目標柔軟化の新戦略の実現を図る必要がある」と発言。これを受けて米長期金利が低下したためドル/円の上値は重くなった。

1日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:方向感模索

昨日のドル/円は106円台に定着できずに伸び悩んだ。米8月ISM製造業景況指数が2018年11月以来の水準に上昇すると106.15円前後まで上伸したが、戻り売りに押されて105.90円台でクローズした。106円台が重かった一方で、105円台半ばから105.00円にかけては本邦勢を中心に買い意欲が強いとされ、昨日も105.59円前後で下げ渋る動きが見られた。

ドル/円は改めて方向感を模索する事になると見られるが、本日の主な手掛かり材料は米8月ADP全国雇用者数だ。4日に発表される米8月雇用統計の前哨戦に位置付けられており市場の関心は高い。予想は100.0万人増と高水準だが、週次の米新規失業保険申請件数が高止まりしている点や、昨日の米8月ISM製造業景況指数の構成指数である雇用指数が低水準に留まった点は不安要素だろう。4日の米8月雇用統計への不安が広がる内容なら、再び105円台半ばのサポートを試しに行く可能性もありそうだ。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200902100829p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

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