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米中対立でも金融市場は落ち着く、元は円を抜く勢い

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総括

米中対立でも金融市場は落ち着く、元は円を抜く勢い

予想レンジ 人民元/円 15.0-16.0

(ポイント) 
*米中対立が続く中で、本日9月3日は戦勝記念日、習国家主席の演説あり
*人民元強く、株価も上昇
*工業部門利益も前年比で増加
*製造業、非製造業PMIも改善
*米中対立で制裁合戦は続くが、貿易交渉は継続
*中国は対米デカップリングを想定し二重循環政策(国内回帰)を検討
*米中GDPの逆転も近いか
*米民主党は公約を発表、中国への姿勢は厳しいが関税競争は中止のようだ
*対米以外で積極外交を重ねる
*テスラの中国販売は好調
*香港国家安全法は53か国が支持、27か国が懸念
*2022年は米中国交回復50年
*2021年は共産党建党100年
*世界各国は中国貿易において濃密すぎる関係
*20年は3%成長の公算
*IMFは中国の回復を示唆
*今年は「第13次5カ年計画」の最終年
*米国は中国の為替操作国の認定解除
*中国GDPが100兆元へ近づく

(市況)
コロナ感染以降も世界でいち早く経済指標が改善し、人民元も対ドルで上昇、7.0を割り込み、株価(上海総合指数)も底堅く年初来11%高となっている。長期金利も度重なる中銀の緩和継続発言にも拘わらず
経済指標の強さで3%台にのせている。これだけを見ると順風満帆であり、米国との対立は伺えないが、実際のところは緊張感は増している。先週は中国が実弾演習を行う飛行禁止区域に米軍のU2偵察機が侵入したとして、米国に強く抗議。警告として、対艦弾道ミサイルなど2発を南シナ海に発射したと報道された。
 トランプ大統領は、バイデン大統領になれば米国は中国に征服されるとまで威嚇し、中国への経済制裁を続けている。中国はバイデン氏のほうが交渉の余地があるとして、支持率の高いバイデン大統領期待で様子見のところもある。ただ米国も全面対立ではなく、貿易問題では中国の米農産物購入拡大を評価し、通商合意履行に「満足」としている。トランプ大統領は米農産物を中国へより多く売り込んだとアピールしたいようでもある。どの国も大きく中国貿易に依存している現在では、米国の様々な強硬策には同調しないので米国のカラ回りという一面もある。民間同士の貿易取引を政府が制限すると米国のほうが痛手が大きくなるだろう。 

(工業部門企業利益は改善)
 7月の工業部門企業利益は、前年同月比19.6%増、3カ月連続の増益となった。増益率は2018年6月以降で最高。6月は11.5%増だった。
中国経済は新型コロナウイルスの流行で打撃を受けたが、その後は累積需要、景気刺激策、予想外に底堅い輸出を背景に、景気の回復が進んでいる。
7月は自動車・エレクトロニクス産業が大幅な増益を記録。増益率はそれぞれ125.5%、338.6%だった。
ただ、鉱山・原材料部門では累積の減益幅が依然として大きく、企業の資金繰りも厳しいという。国内外の「複雑かつ深刻な」環境を踏まえると、今後の増益率には一定の不透明感があるとしている。

(製造業PMIは)
8月の財新製造業PMIは53.1と、前月の52.8から上昇し、2011年1月以来、約9年半ぶりの高水準となった。需要の回復に応じて製造業者が生産を拡大させる中、新規輸出受注が今年に入って初めて増加した。
また、政府版製造業PMIは51で、7月の51.1から若干低下した。
 
(非製造業PMIは)
 8月の非製造業PMIは55.2で、前月の54.2から大幅に上昇した。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた需要の回復が続いている。
中国の非製造業部門は小規模な民間企業が多く、失業や給与削減、感染第2波への懸念で消費者心理が圧迫される中、製造業部門と比べてこれまでのところ回復は緩やかなペースにとどまっている。製造業と非製造業を合わせた総合PMIは54.5で、前月の54.1から上昇した。

(中国ウィルスのトランプ大統領を非難)
王毅国務委員兼外相は、新型コロナウイルスの発生源は中国かどうか分からないとの認識を示し、公衆衛生の専門家や外国政府の見方に疑問を呈した。
王氏は「このウイルスの起源については科学者や医療専門家に委ねるべきだ。政治化したり、汚名を着せたりするために利用すべきではない」と述べ、新型コロナを「中国ウイルス」と呼び、中国を批判してきたトランプ米大統領を非難した。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン上限、年初来でも円に迫る

日足。ボリバン上限に貼りつく。9月1日-2日の上昇ラインがサポート。今日のボリバン上限は15.549。5日線上向き。
  週足。7月27日週はボリバン下限に達するも今週はボリバン上限越え。8月10日週-24日週の上昇ラインがサポート。
 月足、6月-7月の下降ラインを上抜く。7月-8月の上昇ラインがサポート。ボリバン中位。19年4月-20年1月の下降ラインを上抜く。
 年足、11年-19年の上昇ラインを下抜くも上抜き返す。18年-19年の下降ラインが上値抵抗。

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チーファンラマ

本日は戦勝記念日、今年の中秋は。8連休あり

中国が「抗日戦争勝利記念日」と定める9月3日に、習近平国家主席が北京で行われる「戦勝75年」を記念する式典に出席し、日中戦争などでの犠牲者に献花すると伝えた。節目の年であることを考慮したとみられる。 習政権は「戦勝70年」の2015年には、海外首脳らを招いて軍事パレードを行った。
 また今年の中秋は10月1日で、国慶節と重なり8連休となる

情報提供元:FX湘南投資グループ
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