2020年9月9日
【ドル/円】：上下の抵抗を抜けきれない状態続く。
ドル/円は値幅の小さい陰線で終え、単体では下げエネルギーの強いものではありませんが、8/28の陰線の減幅（高値106.95、安値105.20）を抜けておらず、レンジ内に収まった状態です。日足の上値抵抗が106.60-70、107.00-10、107.60-70にあり、全て上抜けて終えれば下値リスクがやや後退、逆に105.50割れで終えた場合は日足の形状がやや悪化、105円割れで終えた場合は下値リスクが点灯します。さらに104.50割れで終えるか104.00割れを見た場合は、短期トレンドが“ドル弱気”に変化して新たなドル下げトレンド入りの可能性が高くなります。この場合は101～102円方向への一段のドル下落へ。 クロス/円の短期トレンドが変化しているものが増えてきており、ドル/円も円高方向へのリスクに注意が必要です。 今日のドル買いは1日様子見です。売りは106.20-30で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を106.70近辺まで見て置く必要があります。損切りは107.20で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は106.60-70、107.00-10に、下値抵抗は105.50-60、104.80-90、104.50-60にあります。
【ユーロ/円】：短期トレンドに変化。戻り売り方針で。
ユーロ/円は陰線引けとなり、この足が5/6に付けた114.43を基点として下値を切り上げて来た流れから下抜けて終えており、短期トレンドが変化しています。買いは様子見に転じます。売りは124.80-90で戻り売り。上値余地を125.30-40近辺まで見て置く必要があります。損切りは125.90で撤退です。短期トレンドは127円台で終えない限り変化しません。
【ユーロ/ドル】：上値余地が限られる可能性。
ユーロ/ドルは小幅続落となりました。上値を切り下げており、下値リスクがより高い状態ですが、5/14に付けた1.0775を基点として下値を切り上げて来たサポートラインが1.1740-50に位置しており、これを割り込んで終えるか1.1700割れを見ない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。買いは様子見か1.1690に損切りを置くなら1.1750以下で軽く試し買い程度に。売りも1日様子見か1.1900-10の戻りがあれば売り狙い。損切りは1.1960で撤退です。1.20台を回復して引けない限り、上値余地も拡がり難い状態です。
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