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【豪ドル円】「踊り場」でRBA議事録待ち

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

9月14日(月)豪ドル/円

基調
底堅い

目先の注目材料
・9/15 RBA議事録
・主要国株価、国際商品価格

「踊り場」でRBA議事録待ち

豪ドル/円相場は、8月末に78.46円前後まで上昇したが、その後は一時76.12円前後まで反落するなど9月に入りやや調整含みの展開となった。
とはいえ、先週8日に一時割り込んだ20日移動平均線を早々に回復するなど底堅さも目立っており、足元では77円台前半で推移している。
ここから再び上方向を目指すのか、あるいは下方向への調整に入るのか、豪ドル/円相場は階段の途中に設けられた「踊り場」のような水準にあると考えられる。
そうした中、明朝に公表される豪中銀(RBA)議事録に注目したい。
9月1日の理事会では、政策金利である翌日物貸出金利と3年物国債利回りの誘導目標を0.25%で据え置いた一方、期間3年のターム・ファンディングファシリティ(TFF)の規模を拡大した。
声明では、「景気の落ち込みは当初の予想ほど深刻ではなく、現在国内のほとんどの地域で回復が進んでいる」としながらも、「しかし、ビクトリア州での新型コロナ感染拡大が同州経済に大きな影響を与えていることから、この回復は不均一で起伏の多いものとなる可能性が高い」として、楽観の中にも慎重な姿勢を滲ませた。
また、「RBAの中心的なシナリオでは、失業率は2020年後半に10%前後まで上昇し、その後徐々に低下して2年後には7%前後まで低下する」「インフレ率は今後数年間、平均で1-1.5%になる」と予想した。
その他、豪ドルの水準については、「米ドル安と商品価格の上昇を受けて約2年ぶりの高値付近へ上昇した」と指摘した。
明朝の議事録でも、景気認識、経済見通し、為替レートなどへの言及が主な見どころとなりそうだ。
議事録に大きなサプライズがなければ、豪ドル/円は底堅く推移すると見られ、世界的な株価上昇の流れが再開するか否かが、78円台回復のカギとなろう。

「為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|日足」はこちら