「ドル/円、104円台は買い優勢」 外為トゥデイ 2020年9月17日号

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目次

▼16日(水)の為替相場
(1):英EU妥協案を蒸し返しポンド買い
(2):米小売売上高 予想を下回る
(3):FOMCゼロ金利継続 ドル円は7月以来安値
(4):FRB議長弱気発言で米株反落・ドル買戻し

▼16日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
104円台は買い優勢

▼本日の注目イベント

16日(水)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200917095100p:plain期間:16日(水)午前6時10分~17日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英EU妥協案を蒸し返しポンド買い

英8月消費者物価指数は前月比-0.4%、前年比+0.2%となった(予想:-0.6%、±0.0%)。また、英8月生産者物価指数は前月比±0.0%、前年比-0.9%であった(予想:+0.2%、-0.7%)。ポンド相場はこれらには反応を見せなかったが、その後欧州市場が本格的にスタートすると買いが優勢となった。前日遅くに「英国は先週の欧州連合(EU)との通商交渉で英海域での漁業権の問題で暫定的な妥協案を提示した」と伝わった事が蒸し返された模様。

(2):米小売売上高 予想を下回る

米8月小売売上高は前月比+0.6%と予想(+1.0%)を下回った。7月分は前月比+1.2%から+0.9%へ下方修正された。変動の大きい自動車を除いた売上高も前月比+0.7%に留まり、予想(+1.0%)に届かなかった。

(3):FOMCゼロ金利継続 ドル円は7月以来安値

米連邦公開市場委員会(FOMC)は、声明で政策金利を0.00-0.25%に据え置くと発表。「労働市場が最大雇用に達し、インフレが2%に上昇するとともに当面それを超える軌道にあると判断されるまで現在の金利水準を維持すると予想」「インフレ率が平均2%となるよう、当面は2%を緩やかに超える水準を目指す」などとして、8月に示した「平均物価目標」の新戦略を声明に盛り込んだ。同時に発表した経済見通しでは、2020年の成長率予測を-6.5%から-3.7%に上方修正。失業率も2020年末の予測を9.3%から7.6%に上方修正した。一方、政策金利見通しでは、2023年もゼロ金利を続けるとの予測が大多数であった。これを受けて、ドルが乱高下する中、ドル/円は一時104.79円前後まで下落して7月31日以来の安値を付けた。

(4):FRB議長弱気発言で米株反落・ドル買戻し

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、FOMC後の会見で「米経済の回復が進むまで政策金利を非常に緩和的な状態に維持するのがFRBの意図だ」と説明。その上で、「米経済の回復は進行中だが、そのペースは鈍化する事が予想される」「経済全体の見通しは新型コロナウイルスの抑制に大きく依存する」などと述べた。議長の弱気な発言と材料出尽くし感で米国株が上げ幅を縮小すると、ドルを買い戻す動きが優勢となった。こうした中、ドル/円は小反発した一方、クロス円はストレートドルの下落が重しとなり小反落した。

16日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:104円台は買い優勢

昨日のドル/円は7月31日以来、約1カ月半ぶりに105円台を割り込んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に節目の105.00円を下抜け。FOMCが、少なくとも2023年までゼロ金利を続ける見通しを示すと104.79円前後まで下値を切り下げた。その後、材料出尽くし感などから買い戻しが入り105円台を回復する場面もあったが戻りは鈍かった。海外勢の中には、この日発足した菅新内閣の不透明性が円高要因になったとの見方もあるようだ。

本日のドル/円は、104円台では本邦勢を中心に押し目買いが優勢と見られ、底堅い展開を見込む。仮に、円高・株安の動きが強まるようなら、菅政権では初となる、財務省・日銀・金融庁の「3者会合」が開催される可能性もあろう。なお、前回の「3者会合」は7月31日に行われ、この日のドル/円は104円台前半から106.00円付近まで急反発した。

本日の注目イベント

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