菅政権、市場が好感する大胆な政策出ず、ドル円と日経米株が中期のリスク選好ラインを下抜く。緊急会合は

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総括

菅政権、市場が好感する大胆な政策出ず、ドル円と日経米株が中期のリスク選好ラインを下抜く。緊急会合は

ドル円=103-107、ユーロ円=121-126 、ユーロドル=1.16-1.21

通貨ごとの注目ポイント

*円「通貨3位、株価7位、菅政権、市場が好感する大胆な政策出ず、ドル円と日経米株が中期のリスク選好ラインを下抜く。緊急会合は」
3月9日のコロナ感染でつけた101.18と7月31日の米中領事館閉鎖合戦でつけた104.18を結んだ上昇ラインを下抜いた。一方、3月24日の111.1と6月5日の109.85を結んだ下降ラインは上抜けず、また雲の下、ボリバン下限(2σ)に下落した。ここから再びその上昇ラインを上抜き返すエネルギーがあるかどうか。今年はここまで約2兆円の貿易赤字なのでドル円を下押すエネルギーは小さい。晩秋の円安需給もある。気になるのはソフトバンクの英アーム社売却に関わる円買いがでるかどうか。売却先のエヌビディアとの取引は完結していないがヘッジで売ることもできる。他人の懐事情を知ることはできないが波乱要因だ。

 菅新政権に代わった先週はドル円が1.45%下落、日経平均は0.2%下落した。行政改革、デジタル庁創設、携帯電話の引き下げでは市場にインパクトはなかった。GOTOキャンペーンに東京参加では少し盛り上がる。安倍政権のような震災復興需要という強烈なものはない。日銀の株買いに頼るくらいか。その日経平均も3月-7月の上昇ラインを下に切っている。リスク選好を一服させない政策は出そうもない。
 日足、週足、月足でドル円は下限にいる。下限を下抜けば行き過ぎで戻す習性があるが、まだ行き過ぎ感を示す需給やチャートのさらなる示唆がない。7月末の「財務省 日銀 金融庁の臨時会合」のようなドル円を大きくリバウンドさせ市場の安定を表明する会合が開催されるかどうか。


*米ドル「通貨7位、株価(NYダウ)9位、リスク選好の調整続く、突破口は?」
 先週触れたリスク選好の異変というか調整は米国株に続き、ドル円の下落に繋がった。3月からのリスク選好の流れの異変は9月決算を前に豪ドルドルは6か月ぶりに、ユーロドルも5か月ぶりに9月は下落スタートしていることにも伺える。半年に渡るリスク選好相場を下に切ったのだから、覆すには新たなエネルギーが必要だが、まだ原動力は見られない。米国では追加景気対策法案を巡る与野党間の協議に進展が見られないこと、米中間の対立(「TikTok(ティックトック)」の米国事業再編交渉はオラクルなどとの提携案が承認されたが)、欧州でのコロナウィルス感染拡大、英EU間の貿易交渉の行き詰まり、バイデン大統領候補の増税策など、明るいものがない。トランプ大統領も選挙前で思い切った手が打てない。
 もしリスク選好の調整から抜け出すとしたら、やはりワクチンの実用化か、新しい大統領が決まって、新しい政策が打ち出される時か。今週はパウエルFRB議長とムニューシン財務長官の議会証言に注目したい。


*ユーロ「通貨2位、株価6位(DAX)、ユーロ高牽制は行っても実施しない」
 ECBは1999年の統一通貨ユーロ誕生以降、買い介入は行ったことはあるが、売り介入は行ったことはない。2008年に1ユーロが1.6ドルにのせた時も売り介入はなかった。現在の1ユーロ=1.2ドルでユーロ高牽制は意外な気がするが、やはりデフレ懸念があるからだ。ただ実弾介入はないだろう。通貨安競争は避けるというG7の原則、通貨安は近隣を窮乏させるという意見、ECBの「特定の為替レートを目標としない」
との指針などがあるからだ。貿易黒字国の通貨売り介入は許されない時代だ。
 いち早く、強いユーロへの牽制発言を行ったレーンECB理事に続き、ビルロワドガロー仏中銀総裁も続いた。極端な事を言っているのではなく、通貨高はデフレを抑制すると言った経済学で当たり前の話である。市場の過剰反応も落ち着いてきた。
 ただ5か月ぶりにユーロが9月に下落していることは間違いない。年足チャートでは11年-14年の下降ラインの抵抗が1.2あたりにあることも上昇一服となった。さらには欧州各国のコロナウィルス感染拡大も弱気にさせた。貿易黒字のユーロが売り込まれることはないが、晩秋の決算前の欧州へのリパトリが始まるまでは上昇速度も落ちてくるのだろう。感染拡大はあっても経済指標は弱くはない。


*ポンド「通貨9位、株価14位、重くのしかかるEU離脱」
 EUは10月末までの通商合意締結を求めているが、これまでのところ交渉の進展は乏しい。また、英政府が離脱協定の一部を骨抜きにする法案を通そうとしているため、先行きは一段と不透明になっている。
ウィルス感染では、ジョンソン英首相は日、国内の新型コロナウイルスの感染状況が悪化しているとして「第2波は来ている」と述べ、国民に改めて警戒を呼び掛けた。政府が移動制限など厳しい規制を再び実施する可能性がある。また、英中銀は、失業率上昇やEU離脱に伴う新たなショックの恐れがあることを背景に、どのようにマイナス金利を導入できるかについて議論している。経済回復は弱くはないが、新たな感染抑制のための社会的制約の導入、一時帰休制度、英EU離脱など不安材料が多い。
 先行きの不安は通貨ポンドより、FT株価指数が年初来20%下落していることに表れている。


*豪ドル「通貨3位、株価11位、世界的リスク回避で9月は6か月ぶり反落。雇用統計は改善」
 今月はナスダックが8.34%、NYダウが2.72%、上海総合指数が1.7%下げとリスク回避の動きとなり、豪ドルも弱い。対円で2.43%、対ドルで1.18%下げている。月足では豪ドルは対円、対ドルで9月は6か月ぶりに下落している。健全な調整かもしれない。新型コロナウイルスではビクトリア州で新規感染者数が増加した。RBAの9月の理事会議事要旨では、必要な限り超緩和的なアプローチを維持する方針を表明した。さらなる政策措置がいかに景気回復を支えるかについても引き続き検討するとした。その後、追加利下げ観測が高まり、金利先物市場では10月6日の理事会で政策金利が0.15%引き下げられる確率がほぼ完全に織り込まれている。豪ドルについては、RBAは「豪ドル相場の動きはファンダメンタル要因におおむね沿っている」と留意しつつも、「為替レートが下落すれば豪経済の回復にさらなる支援を提供する」との認識で一致した。
 8月雇用統計によると、失業率は6.8%と予想に反して低下した。予想は7.7%。7月は約22年ぶりの高水準となる7.5%をつけており、8月はさらに上昇すると見込まれていた。
就業者数は前月比11万1000人増で、増加幅は7月とほぼ同水準の大幅な伸びを示した。市場予想は5万人減だった。予想に反して就業者数が増加したことが、失業率の低下に寄与した。
ただ、就業者数の増加は主にパートタイム労働者の増加によるものという。


*NZドル「通貨6位、株価4位、厳しいコロナ抑制対策は今後の成長に好影響」
 9月は上述の豪ドルのようにリスク回避で下落スタートであったが、対ドルで反転した。もちろん対豪ドルでは9月は強い。2Q・GDPは、新型コロナウイルス対策で企業の活動が制限される中、前期比12.2%減と、過去最大の落ち込みとなったが予想の12.8%減より改善した。中銀は8月、前期比で14%縮小するとの見通しを示していた。財務省は、短期的な経済見通しを上方修正した。新型コロナの感染拡大を抑制するための他国より厳しいロックダウンによる影響からの回復ペース加速を見込む。
 ロバートソン財務相は21-22年の成長率について、平均でプラス4.2%になる見込み、2021年3月まで政策金利を0.25%にコミットすると述べた。
政府が導入した給与補助などのプログラムにより、失業率は7.8%でピークを打つ見通しという。予算では9.8%に達すると見込まれていた。今週は政策金利の決定があるが据え置きが予想されている。

テクニカル分析

*ドル円 「5日連続陰線でボリバン内へ戻れず、日足、週足、月足が3月-7月の上昇ラインを下抜く」
日足、9月11日の実体比長い上ヒゲで下落。9月10日-11日の上昇ラインを下抜く。5日連続陰線。ボリバン内(104.77)へまだ戻れず。9月17日-18日の下降ラインが上値抵抗。雲のはるか下。5日線下向き。
週足、先週は8月31日週-9月7日週の上昇ラインを下抜き下落、ボリバン下限も下抜く。9月7日週-14日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、依然、9月は6月-7月の下降ラインを上抜いてスタートも3月-7月の上昇ラインを下抜く。ボリバン下限を下抜く。3月-6月の下降ラインが上値抵抗。雲の下。
年足、4年連続陰線。16年-19年の上昇ラインは再び下抜く。16年-17年の下降ラインが上値抵抗。


*ユーロドル「狭いボリバン内の中位。年足下降ラインが上値抵抗」
日足、狭いボリバン。9月16日-17日の下降ラインを上抜く。9月10日-15日の下降ラインが上値抵抗。9月17日-18日の上昇ラインがサポート。9月17日長い下ヒゲ。ボリバンは1.1764-1.1919。5日線上向き。まさに1.1842のボリバン中位。
週足、8週連続でボリバン上位の1.18に絡む。8月31日週-9月14日週の下降ラインが上値抵抗。7月27日週-9月14日週の上昇ラインがサポート。雲のはるか上。
月足、4か月連続陽線で9月は陰線スタートもまだボリバン上限越え。6月-7月の上昇ラインがサポート。7月-8月の上昇ラインは下抜く、2月から5月までボリバン下限を何度も一時下抜くも下げ止まっていた。ついに雲中に届く。
年足、2年連続陰線。今年は陽転。18年-19年の下降ラインを上抜く。02年‐17年の上昇ラインがサポート。14年‐18年の下降ラインも上抜く。11年‐14年の下降ラインが上値抵抗。


*ユーロ円「9月17日、18日と長い下ヒゲ」
日足、9月17日、18日と長い下ヒゲでボリバン下限近くまで戻す。雲中。9月17日-18日の上昇ラインがサポート。9月16日-18日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、8月24日週-31日週の上昇ラインを下抜く。8月31日週-9月14日週の下降ラインが上値抵抗。6月22日週-9月14日週の上昇ラインがサポート。
月足、ボリバン下限から4か月連続陽線も上限に近づいた9月は反落スタート。雲下。6月-7月の上昇ラインがサポート。7月-8月の上昇ラインは下抜く。18年9月-20年8月の下降ラインが上値抵抗。
年足、2年連続陰線。今年はここにきて陽転。18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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