「ユーロ/円弱気に転換」外為短観 第136回

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<第136回調査>2020年9月25日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

調査実施期間
2020年9月18日(金)13:00~2020年9月22日(火)24:00

調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は749件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

問1:今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください
問2:今後1カ月間の米ドル /円相場の予想レートについてお答えください
問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください
問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください
問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください
問6:11月の米大統領選の結果と為替相場の反応をどう予想しますか?
問7:8月の『安倍首相辞任ショック』は予想していましたか?
問8:辞任報道前後は取引にどのような影響がありましたか?
今後の調査実施計画及び公表方針

問1:今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が 31.2%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は46.9%であった。この結果「米ドル/ 円予想DI」は▼15.7%ポイントとなり、前回(▼13.3%ポイント)からマイナス幅がやや拡大。マイナ ス(弱気)は6カ月連続となった。調査期間前後の米ドル/円相場は、一時104.00円付近まで下落 して約半年ぶりの安値を付けるなど、円高・米ドル安が進行。その後は105円台に持ち直したが、 個人投資家の弱気見通しが変わる事はなかった。

問2:今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レートについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レート」については、「1円~3円の円高・米ドル安」が31.6% と最も多く、次いで「±1円で推移(29.5%)」、「1円~3円の米ドル高・円安(29.4%)」と続き、以下、 「3円以上の米ドル高・円安(6.4%)」、「3円以上の円高・米ドル安(3.1%)」の順になった。ヒストグラ ムの形状は僅かに円高・米ドル安側に傾いているものの、問1の米ドル/円予想DIから窺えるほど の偏りは見られない。円高・米ドル安方向を予想する向きも、米ドル/円相場の大幅な下落は見込 んでいないのだろう。少なくとも、1ドル=100円に接近するほどの動きを見込む向きはごく少数のよ うだ。

問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が 25.1%であったのに対し、「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は41.0%であった。この結果、「ユー ロ/円予想DI」は▼15.9%ポイントと前月(△6.5%ポイント)から大きく低下して、弱気見通しを示す マイナス圏に転落した。調査期間前後のユーロ/円相場は、月初に127円台まで上昇した反動に よる下落が続く中、一時122.50円台まで弱含んだ。フランスやスペインなど、欧州で新型コロナウ イルスの感染が再拡大しており、景気の先行きに不透明感が広がった事などから、個人投資家 はユーロに対して弱気に転じたようだ。

問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が 31.2%であったのに対し、「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は35.9%であった。この結果豪ドル/ 円予想DI」は▼4.7%ポイントと、ほぼ中立水準を維持したが、前回(▼0.8%ポイント)からマイナス 幅は僅かに拡大した。調査期間前後の豪ドル/円相場は、続落の最中にあって76円台後半から 75円台前半へと下落した。しかし、そうした軟調推移が個人投資家の見通しに大きく影響した様子 は見られない。豪ドル/円については「下がれば買いたい」個人投資家が一定程度存在している のだろう。

問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください

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「今後注目している通貨ペア」について尋ねたところ、「買い」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が 36.6%の回答割合を集めて1位となった。続く2位にはユーロ/米ドル(11.3%)、以下、3位豪ドル/ 円(9.9%)、4位英ポンド/円(8.3%)、5位ユーロ/円(5.7%)と続いた。なお、米ドル/円は96カ月連 続で1位の座を維持した。米ドル/円の回答割合は前回の34.8%から僅かとはいえ増加しており、 問1で弱気見通しが優勢だった点から見るとやや不整合的な結果となった。2位のユーロ/ドルが 前回(14.4%)から回答割合を落とした事などを踏まえると、「仕方なく」米ドル/円を選んだ向きが 多かったのかもしれない。
一方、「売り」で注目の通貨ペアでも、米ドル/円が32.2%の回答割合で首位をキープした。回答 割合は前回(36.2%)からやや低下しており、「買い」で注目の36.6%も下回った。こちらも問1の弱 気見通しとは不整合な結果と言えるだろう。2位のユーロ/米ドル(13.4%)、3位のユーロ/円 (13.0%)、4位のポンド/円(12.0%)が前回から回答割合を増やしたため、米ドル/円の回答割合 が相対的に低下したと見られる。なお、5位には豪ドル/円(6.5%)が入り、前回から、順位(4位)、 回答割合(8.8%)ともに低下した。

問6:11月の米大統領選の結果と為替相場の反応をどう予想しますか?

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今回の特別質問として、「11月の米大統領選の結果と為替相場の反応をどう予想しますか?」と 尋ねたところ、「トランプ氏勝利でドル高・円安」が42.2%と最も多かった。次いで、「バイデン氏勝利 でドル高・円安」が17.4%、「トランプ氏勝利でドル安・円高」が17.0%、「バイデン氏勝利でドル安・ 円高」が12.8%と続き、「どちらが勝利してもほぼ反応なし」は10.7%だった。6割近くがトランプ大統 領の再選を見込んでおり、その大半がドル高・円安の反応を予想しているようだ。4年前の大統領 選でトランプ氏が下馬評を覆して勝利した後の強烈なドル高・円安への切り返しを記憶にとどめて いる向きが少なくないものと見られる。一方で、バイデン氏が勝利すると見る向きは3割程度に留 まっており、各種世論調査から窺える当選確率よりはかなり低いように見える。また、その際のド ル/円相場の反応は見方が分かれている。トランプ氏のケースとは異なり、評価は定まっていない ようだ。米大統領選の投票日(11月3日)まで残りひと月あまり。トランプ氏は23日、大統領選が連 邦最高裁判所で決着する可能性に言及した。この質問の回答選択肢にはなかったが、勝者の確 定が大きくずれ込むケースの想定と、その際の為替相場の反応もシミュレーションしておく必要が ありそうだ。

問7:8月の「安倍首相辞任ショック」は予想していましたか?

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今回のもうひとつの特別質問として、「8月の『安倍首相辞任ショック』は予想していましたか?」と 尋ねたところ、「予想外だった」が37.9%で最も多かった。以下、「予想していたが無警戒だった (23.6%)」、「予想していなかったが警戒はしていた(20.3%)」と続き、「予想通りだった」は18.2%で あった。ドル/円が最大1.7円ほどドル安・円高に振れた8月28日の「安倍首相辞任ショック」は多く の個人投資家にとって予想外だったようだ。なお、次の問8では、「安倍首相辞任ショック」前後の FX取引について尋ねた。

問8:辞任報道前後は取引にどのような影響がありましたか?

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「また、辞任報道前後は取引にどのような影響がありましたか?」と尋ねたところ、「取引していな い」が53.5%と過半数を占めた。以下、「円買いでマイナス」が15.2%、「円買いでプラス」が13.4%、 「円売りでプラス」は9.1%、「円売りでマイナス」は8.8%であった。プラス(利益)の合算割合をマイ ナス(損失)の割合が上回ったのはやや残念な結果だが、その差は意外に小さかったと言えるだろ う。また、安倍首相の辞任による円の急騰局面において「円買いでマイナス」の割合が「円買いで プラス」を上回った点は興味深い。翌日以降の円反落局面でマイナスになったと想像するが、FX 取引はタイミングが重要である事を改めて確認する結果になった。

今後の調査実施計画及び公表方針

本調査も第136回目となりました。調査開始から11年が経過し、データの蓄積が進んできました。 今後については、毎月定点観測で実施する調査結果を基に、予想DIの時系列比較から見出せる FX投資家の相場観の変化やその傾向などのほか、中長期的な視点に基づいたFX投資家の投資 スタイルの変化などの考察も進めて行きたいと考えています。 なお、毎月の本調査においては、公表扱いとしている質問項目及び回答結果の他に、「投資家 の属性」、「取引頻度」、「取引規模」、「取引時間帯」、「投資選好」など、投資家実態を把握するた めに必要な各種の質問項目も設けて集計しています。それらの回答結果を用いた投資家の実態 報告や属性別のクロス・セクション分析等については、当研究所が1年に1回、毎年年央以降に公 表する「外為白書」で紹介する予定です。

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