「米雇用統計に関心集中」 外為トゥデイ 2020年10月2日号

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目次

▼1日(木)の為替相場
(1):日銀短観改善 ドル/円想定はやや円高へ
(2):英EU交渉 国家補助問題進展でポンド反発
(3):米PCE、失業保険申請とも予想より良好
(4):米ISM製造業 予想に反して低下
(5):米追加経済対策 合意懸念で米株失速

▼1日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
米雇用統計に関心集中

▼本日の注目イベント

1日(木)の為替相場

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期間:1日(木)午前5時30分~2日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀短観改善 ドル/円想定はやや円高へ

9月日銀短観の大企業製造業DIは-27と、6月調査(-34)から改善。ただ、市場予想(-24)を下回った。2020年度の事業計画の前提となる想定為替レート(ドル/円)は107.34円と、6月(107.87円)からやや円高方向にシフトした。

(2):英EU交渉 国家補助問題進展でポンド反発

欧州連合(EU)は英国の「国内市場法案」が離脱協定違反にあたるとして法的手続きを開始したと発表。これを受けてポンドが下落した。英国とEUの通商交渉について「重要分野での溝が埋まっていない」と伝わった事も重しとなった。ところがその後、英EU通商交渉で、「(懸案事項のひとつである)国家補助について着地点が特定された」との報道が伝わるとポンドを買い戻す動きが強まった。

(3):米PCE、失業保険申請とも予想より良好

米8月個人消費支出(PCE)は前月比+1.0%と予想(+0.8%)を上回った。また、米8月PCE価格指数(デフレーター)は前年比+1.4%、食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比+1.6%といずれも予想(+1.2%、+1.4%)を上回った。米新規失業保険申請件数も83.7万件と予想(85.0万件)より良好だった。

(4):米ISM製造業 予想に反して低下

米9月ISM製造業景況指数は55.4と市場予想(56.3)に届かなかった。2018年11月以来の高水準だった前回の56.0から予想に反して低下した。内訳指数では新規受注が60.2と7.4ポイント低下した一方、雇用は49.6と3.2ポイント上昇した。

(5):米追加経済対策 合意懸念で米株失速

ペロシ米下院議長(米民主党)が「コロナ対応の追加経済対策の合意は可能だと希望を持っている」と述べた事などから堅調に推移していた米国株は、シューマー米上院院内総務(民主党)が 「ペロシ米下院議長(米民主党)とトランプ政権は経済対策で合意できず」と発表した事で失速。ただ、ペロシ議長が協議は今後も継続するとしたため下げ渋った。為替市場には大きな影響は見られなかった。

1日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
米雇用統計に関心集中

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅高。NY市場では、105.73円前後まで強含む場面もあったが、その後105.50円台に押し戻されるなど、小幅な値動きながらも米国の追加経済対策協議を巡り一喜一憂する形となった。この日の協議では米政権と野党・民主党の溝は埋まらなかったが、協議は今後も続けられる事になり、合意への期待は維持された。
本日は、米9月雇用統計が発表される。市場予想は非農業部門雇用者数が85.0万人増、失業率は8.2%などとなっている。なお、昨日発表された米9月ISM製造業景況指数は予想を下回り前月から小幅に低下した。米景気はコロナ禍からの回復ペースが鈍化しているとの見方が強まる中、米9月雇用統計の結果に注目が集まっている。日本時間21時30分の発表までは様子見ムードになりやすいだろう。

本日の注目イベント

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