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3Q景気回復期待で底堅い

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総括

3Q景気回復期待で底堅い

「通貨11位、株価10位」

「予想レンジ 南アランド円 6.2-6.7」
                                           
(ポイント)
*このところの指標改善は3QのGDP拡大を示唆している
*年初来の高値の7.8円は取り戻せないが、安値5.6からは底堅くなっている
*今週は8月小売売上の発表
*政策金利は据え置かれたが中銀は緩和策維持の姿勢
*8月の消費者物価昇率は前年比3.1%で目標レンジの下限
*中銀の20年インフレ見通しは3.4%
*10月21日に予算教書を発表
*サブサハラ、今年の成長率はマイナス3.3%
*貿易黒字が続く
*海外渡航が再開された
*コロナ感染者数は世界10位
*電力供給は不安定
*10月1日からロックダウンの緩和が行われる
*中銀はGDPが今年8.2%縮小すると予想
*2Q・GDPは予想より悪化の51%減
*5Gは中国ファーウェイを採用 対中関係は良好
*1Q若年層の失業率は 59.0%
*17年ぶりに経常黒字

(3Q景気回復期待あり)
 年初来の高値の7.8円は3月にジャンク債となったこともありなかなか取り戻せないが、コロナ禍の安値5.6からは小刻みであるが底堅くなっている。ただ6.5円を抜けきれないのも事実だ。8月貿易収支、9月ABSA製造業PMI、9月SB民間総合PMIなどが改善し3QのGDPが拡大することを示唆したことや渡航制限緩和も南アランドを押し上げた。企業が需要の拡大に自信を示し、先行きの見通しは好転した。ただ、雇用の削減が続く不安はある。
今週は8月小売売上の発表がある。

(中銀は緩和策維持、8月消費者物価は)
南ア中銀副総裁は消費者物価上昇率が目標レンジ(3-6%)内に収まる公算が大きいため、今後2年間は「緩和的な」スタンスを維持できるとの見通しを示した。副総裁は「上振れリスクが顕在化すれば別だが、物価見通しは落ち着いており、今後2年間の大半の時期にわたって緩和的なスタンスを維持できる」と述べた。

 8月の消費者物価昇率は前年比3.1%。5月は過去15年で最低の2.1%だったが、厳格なロックダウンの緩和を受けて、上昇率が緩やかに加速している。
中銀は、新型コロナウイルスの流行を受けて、3月以降2.75%の利下げを実施しているが、直近の政策決定会合では予想外に金利を据え置いた。
中銀は、過去の利下げの効果を見極める意向を表明。利下げ局面の終了を示唆した。
副総裁は、経済成長と国債のリスクプレミアムの見通しが不透明なため、「均衡金利」の実現が難しくなっていると発言。「現時点では、今後1-2年は過去のサイクルの平均よりも低い金利水準が、われわれの目標達成と両立するとみられる」と述べた。

(予算発表、10月21日)
 ムボエニ財務相は10月21日に予算教書を発表するとした。景気の落ち込みと財政赤字の拡大があり厳しい内容となりそうだ。

(9月民間部門PMIも改善 詳細)
 9月民間部門PMIは49.4と、前月の45.3から上昇した。9月半ばにロックダウンが一段と解除され、経済活動や新規売り上げが急回復した。 ただ、好不況の分かれ目となる50の水準は引き続き下回った。
 2019年10月以来の高水準で、四半期GDPが拡大することを示す。
生産と新規事業の落ち込み幅が縮小する一方、企業が需要の拡大に自信を示し、先行きの見通しは好転した。ただ、雇用の削減は続いている。
 労働市場が回復するには生産と需要の拡大が必要。企業が新型コロナウイルス感染拡大による損失を埋め合わせるには時間が必要で、雇用が持ち直すのは経済活動が増加してからのようだ。

(サハラ以南のアフリカ、今年の成長率はマイナス3.3%に)
 世界銀行は、2020年のサハラ砂漠以南のアフリカ諸国経済は3.3%のマイナス成長になるとし、4000万人が極貧状態に陥るとの見通しを示した。
2021年にはプラス2.1%に回復するとしたが、2019年実績のプラス2.4%には及ばないという。 世銀は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、サハラ以南のアフリカでは多くの経済活動が打撃を受け、過去10年に及ぶ経済の進展がリスクに直面している」と指摘した。
新型コロナの影響で、1人当たり経済生産高は来年末までに、2007年の水準にまで低下する見通しという。 特にエチオピアやケニア、その他島国では観光業の不振とロックダウン)が大幅な景気減速をもたらすとした。
一方、農業生産が好調なコートジボワール、ガーナ、セネガルは、景気の急減速は免れる見通し。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン下限から雲を一気抜きしボリバン上位へ、6.5への挑戦

 日足。10月5日-8日の下降ラインを上抜く。10月8日-9日の上昇ラインがサポート
5日線上向き。9月18日-10月5日の下降ラインが上値抵抗。
 週足。9月14日週-28日週の下降ラインを上抜く。9月28日週-10月5日週の上昇ラインがサポート。ボリバン上位。
 月足。小刻みに底堅いが6.5を抜け切れない。8月-9月の上昇ラインがサポート。7月-9月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下位。雲の下。
 年足、16年-19年の上昇ラインを下抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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喜望峰

南アは、マークス大使を守ることを誓う

 プレトリアニュース紙は「SA vows to protect Marks」と題された記事を掲載した。報道によれば、国家安全保障庁はイランによるマークス駐南ア大使暗殺計画に関する報告に留意しており、同大使の安全を保証するために国内及び国外の関係機関と情報を交換しているとのことである。ドロドロ国家安全保障大臣は、「南アは、同国内で職務を遂行している全ての外交官を最大限保護する義務がある。調査の詳細な進捗状況に関しては、事案の性質や危険性を鑑み、回答を差し控えたい」と述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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