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通貨3位、株価3位、焦点は3Q・GDP、 5%超の成長か

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総括

通貨3位、株価3位、焦点は3Q・GDP、 5%超の成長か

予想レンジ 人民元/円 15.3-16.0 

(ポイント) 
*人民銀行の外為フォワード取引の法定準備金撤廃し一時元が下落
*9月貿易収支は輸出入ともに急増した
*次の焦点は3Q・GDP 5%超の成長か
*人民元は円を抜く強さ
*海外から中国国債が買われている
*経済指標は相変わらず強い
*双循環がキーワード 国内循環 海外循環
*混沌とした米大統領選挙は中国に有利
*5中総会は10月26日から
*バイデン氏は経済関係のリセットを目指す
*中国国債は90%の確率でWGBIに採用される見込み
*米中GDPの逆転も近いか
*テスラやGMの中国販売は好調
*香港国家安全法は53か国が支持、27か国が懸念
*2022年は米中国交回復50年
*2021年は共産党建党100年
*今年は「第13次5カ年計画」の最終年
*米国は中国の為替操作国の認定解除
*中国GDPが100兆元へ近づく

(市況)
ただ一国コロナ感染拡大でも今年はプラス成長になる見通しが強い中国だ。米中貿易対立があるものの人民元は強く円を抜いて年初来主要12通貨で3位となっている。上海総合指数も年初来9.53%高と世界で数少ないプラス圏市場だ。経済指標はコロナ感染前の前年比ベースで改善している。米中対立でも輸出も伸びている。100万人当たりのコロナ感染者数は日本の693人よりはるかに少ない63人だ。虚偽との批判もあるが国慶節の人民大移動の映像を見ると嘘でもない。

(元高への需給要因)
 中国国債は21年に世界の代表的な国債指数の1つに組み入れられることになっており、アナリストはさらに1400億ドルの資金が流入すると試算している。これも人民元高の要因だ。もう少し時間がかかるが中国のGDPが米国を上回れば米国の中国への強気の姿勢も変わってくるだろう。

(問題点)
 いいことばかり取り上げたが、中台問題、香港問題は尾を引いている。それもあり中国外務省は、王毅外相が11-15日の日程でカンボジア、マレーシア、ラオス、タイの4カ国を公式訪問している。
 王氏は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議を前に各国外相と会談。新型コロナウイルス対策や巨大経済圏構想「一帯一路」に沿ったインフラ整備、南シナ海の紛争防止に向けた「行動規範」策定などをめぐって関係強化を図る見通しだ

(来週は3Q・GDPの発表)
10月19日(月)は3Q・GDPの発表。コロナ禍でも前年比5%強の成長予想だ

(9月輸出入が急増)
9月のドル建て輸出は前年同月比9.9%増加した。伸び率は予想の10%とほぼ同水準となり、8月の9.5%を上回った。貿易相手国が新型コロナウイルスの感染防止策を緩和していることが背景にあり、中国経済の一段の押し上げ要因となる。
輸入は13.2%増で今年最高の伸びを記録。2.1%減だった8月からプラスに転じ、予想の0.3%増も大幅に上回った。
 貿易収支は370億ドルの黒字。予想は580億ドルの黒字。9月の対米貿易黒字は307億5000万ドル。8月の342億4000万ドルから減少。

(人民元反落)
 10月12日の人民元相場は、17カ月ぶり高値から反落している。人民銀行の外為フォワード取引の法定準備金撤廃を受け、買い持ちを解消する動きが広がっている。
人民銀行は、金融機関が外国為替市場でフォワード取引を行う際の法定準備金を12日から撤廃すると発表した。この決定は人民銀行が最近の人民元の急上昇を懸念していることを示しているとの見方がある。

(外国人の中国国債保有が増加)
外国人投資家の中国国債保有高は9月末時点で1兆6800億元(2499億ドル)と、前月末から4.81%増加し、過去最高を記録した。前月比での増加率は2018年8月以来、約2年ぶりの大きさとなった。主要な指数への組み入れ発表を前に買いが膨らんだ。
指数組み入れに絡むフロー以外にも、利回りの高さや人民元相場の上昇を背景に、元建て債に対する海外投資家の関心がここ数カ月で高まっている。
10年物中国国債の利回りは3.18%前後、米10年債の0.78%を大きく上回っている。
人民元は7月から9月末までに対ドルで3.91%上昇し、四半期としては2008年の世界的な金融危機以来の大幅上昇を記録した。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン上限越えから反落

日足。一時15.83をつけボリバン上限越えも10月7日-9日の上昇ラインを下抜きボリバン中位まで下落。今朝は10月13日-14日の上昇ラインを下抜いてスタート。10月2日-13日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。雲の上。
週足。9月14日週-21日週の下降ラインを上抜いて上昇。ボリバン上限越えも現在はボリバン内へ戻す、雲の上。9月21日週-28日週の上昇ラインがサポート。
 月足、6月-7月の下降ラインを上抜く。7月-8月の上昇ラインがサポート。ボリバン中位越え。18年6月-19年4月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、11年-19年の上昇ラインを下抜くも上抜き返す。18年-19年の下降ラインが上値抵抗。僅かだが陽転。

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チーファンラマ

千人計画と学術会議

 任命問題で注目されている日本学術会議をめぐり、中国による科学者の招聘事業「千人計画」に「積極的に協力している」とブログに記していた自民党の甘利明・元経済再生担当相が表現を修正していたことがわかった。甘利氏のブログは、10月12日までに書き換えられ「間接的に協力しているように映ります」と表現を濁している。この件をめぐっては、学術会議も組織としての「千人計画」への協力を明確に否定していたほか、加藤勝信官房長官も同日午前の会見で同様に否定した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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