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ドル/円:上値が重いが、小幅続伸の可能性を残した状態。104円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。

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ドル/円:上値が重いが、小幅続伸の可能性を残した状態。104円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。

日足は、2手連続して小陽線で終えている。個々の足は強い上昇エネルギーを持ったものではないが、104.00-10の下値抵抗を守っており、これを割り込んで来ないと下値余地も拡がり難い。上値を切り下げる流れが続いており、下値リスクにより警戒が必要だが、上値トライの可能性も残した状態にあるので、104円割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意したい。但し、104.40以下で越週した場合や104円割れで終えた場合は、新たなドル下げトレンド入りの可能性が高くなり、一段のドル下落に繋がり易くなる。逆に、可能性がやや低い状態だが、106.50超えで終えた場合は、下値リスクがやや後退。107円台で越週した場合は108円方向への一段のドル上昇に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は105.00-10、105.50-60、106.00~106.20に、下値抵抗は104.50-60、104.20-30、103.50-60にある。103.50割れを見た場合は101~102円台トライへ。21日移動平均線は105.19に位置しており、この下に入り込んで下値リスクがやや高い状態だが“ダマシ”となる可能性がある。しかし、120日、200日線は106.36と107.12に位置しており、上値トライの動きが強まった場合でもこれらを上抜けきれない可能性が高い。 一方直近の週足は実体が小さく、値幅も小さい寄せ線に近い形の陰線で終えている。上値を切り下げる一方で104円も割り込まずに押し戻されており、重要なポイントを下抜けきれておらず、反発に転ずる可能性を残している。但し、104.40以下で越週した場合や、103.50割れを見た場合は新たな下げエネルギーを得て一段のドル下落に繋がり易くなる。逆に、107.00超えで越週した場合は、3月に付けた111.71を基点として上値を切り下げて来た流れから上抜けることにより、一段の上昇に繋がり易くなるが、この場合でも108.00超えに中期的な上値抵抗が控えており、簡単には上抜けそうもない。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、105.50-60、106.00-10、106.50~106.80に、下値抵抗は104.40-50、103.10-20、102.20-30にある。31週、62週移動平均線は106.59と107.60に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変化ない。 月足を見ると、10月足は実体も値幅も小さい陰線引けとなり、9月の陰線の値幅内に留まっている。下げ余力の強いものではないので、小反発に転ずる可能性を残しているが、3月に付けた101.19を基点として下値を切り上げて来た流れからは下抜けた位置で終えており、また、10月足の上値抵抗であった105.50~106.00を攻めきれずに押し戻されており、下落リスクが高まっている。現状は104.00~104.50の月足横サポートを守っているが、月足の下値抵抗としては強いものではないので、すり抜ける可能性も高いと見ている。11月足の上値抵抗は106.00~106.50、107.50~108.00に、下値抵抗は101.00~101.50、100.00±50銭にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は108.97と110.27に位置しており、長期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ドル買いは104.30-40で押し目買い。損切りは下値リスクが点灯する103.80で撤退。これが付いた場合は、ドルの戻り売り戦略に転換。売りは105.20-30の戻り待ち。損切りは105.70で浅めに一旦撤退。これが付いた場合は106.00~106.20ゾーンで再度戻り売り。この場合の損切りは107.10で撤退。 上値は104.70-80に軽い抵抗が、104.90-00、105.20-30、105.50-60に強い抵抗があるが、全てクリアした場合は、105.70-80、106.00-10、106.20-30、106.50-60にある一段と強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きが強まり易くなる。106.50超えで終えた場合は下値リスクが軽減されて上値余地を探る動きが強まり易くなるが、この場合でも中期トレンドがまだ弱く、ドル急伸にも繋がり難い。下値は、104.50-60、104.20-30にやや強い下値抵抗が出来ているが、104円割れで終えるか、値動きの中で103.50割れを見た場合は、新たな下落トレンド入りの可能性が高くなり、101~102円方向への一段のドル下落に繋がり易くなる。下値抵抗は103.10-20、102.50-60、102.20-30、102.00-10、101.70-80、101.30-40、101.00-10。

ドル/円【日足】期間:2020/02/27~2020/10/30(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2017/09/15~2020/10/30(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:短期トレンドに変化。一段の下落リスクに注意。

日足は、5手連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げている。この間に3手前の10/28の陰線が123.00-10の日足の抵抗を下抜けて終えており、短期トレンドに変化が生じている。直近の陰線が下げ渋りの形で終えており、小反発に転ずる可能性を残しているが、短期トレンドが変化して日が浅いため、急反発にも繋がり難く一段の下落リスクに警戒が必要だ。118~120円台には中期的に見た強い抵抗が控えており、調整的な下げに留まるならこのレンジ内から大きく下抜けない可能性が高くなる。続落した場合でも119円台からの売りも慎重に。短期トレンドは124.00超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻して上値トライの動きが強まり易くなる。この場合でも126~128円ゾーンに中・長気的な上値抵抗が控えており、簡単には上抜けそうもない。日足の上値抵抗は122.60-70、123.20-30、123.80-90に、下値抵抗は、121.10-20、120.30-40、119.50-60にある。21日、120日移動平均線は、123.78と122.98に位置しており、これらの下に入り込んで短期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにあるが、200日線は121.16にあり、短期的な下値抵抗として働く可能性がある。 一方直近の週足を見ると、安値圏で引ける大陰線が出ており、この足が5月に付けた114.43と9月に付けた122.38を結ぶサポートラインから下抜けており、新たな下落リスクが生じている。一方で、2018年2月に付けた137.50を基点として上値を切り下げて来た中・長期的なトレンドラインの上で推移しており、このトレンドラインの下値抵抗が118円台半ばにあることから、調整的な下げに留まるならこれを下抜けられずに反発に転ずる可能性も高い。但し、117円割れで越週した場合は、中期トレンドも“ユーロ弱気”に変化して一段の下落に繋がり易くなる。日足が124円台を回復して終えれば短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻すが、この場合でも週足の形状は大きく改善せず、126円台から厚くなる上値抵抗を抜けきれない可能性にも注意する必要がある。短期トレンドが変化して日が浅いため、少なくとも今、来週いっぱいはユーロの戻り売り方針が有効と見ている。週足の上値抵抗は123.30-40、124.00-10に、下値抵抗は120.90-00、119.40-50、118.50-60にある。31週、62週移動平均線は121.59と120.77にあり、これを守って推移しているが、週足の形状が悪化しており、下値抵抗として働かない可能性も高い。 月足を見ると、10月足は陰線引けとなり、下値リスクがやや高い形で越月している。2018年2月に付けた137.50を基点とするトレンドラインを上抜けた位置を守っており、この月足の下値抵抗が11月は117.20~117.50にあることから、117円割れで越月しない限り、中期的な調整下げの範囲内となる。しかし、長期トレンドを見ると、9月足が、2015年12月に付けた149.55を基点とする長期的なレジスタンスライン(上値抵抗:127.00~127.50)にぶつかって陰線引けしており、重要な上値抵抗にぶつかった可能性が生じている。今月はこの抵抗が126.50~127.00に位置しており、これを上抜けて越月するまでは、下値リスクにより警戒が必要だ。また、これを上抜けて越月した場合でも、2008年7月に付けた史上最高値169.97を高値とする超長期的なレジスタンスラインの上値抵抗が130.50~131.00に位置しており、これをしっかり上抜けて越月しない限り、長期トレンドは“ユーロ強気”に変化しない。また、可能性がまだ低いと見ているが117円割れで越週か越月した場合は中期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して一段の下落に繋がり易くなる。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は123.78と124.77で収束しており、これらを下抜け始めており、長期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに入っている。 今週の戦略は、ユーロ買いは今週いっぱい様子見としたい。売りは122.60-70で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を123.30近辺まで見ておく必要がある。損切りは浅い場合で123.60、深い場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す124.10に置く必要がある。 上値は、122.20-30に軽い抵抗が、122.60-70、123.00-10、123.30-40に強い抵抗が出来ており、反発余地が限られる可能性が高いと見るが、123.80-90、124.00-10の抵抗を全てクリアして124.00超えで終えた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して上値余地を探る動きが強まり易くなる。さらに、125.00超えで終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなるが、この場合でも126~127円ゾーンに週足ベースで見た強い抵抗が控えており、ユーロ急伸にも繋がり難い。下値は、121.50-60、121.10-20、120.70-80、120.30-40、120.00-10、119.60-70、119.20-30に強い抵抗があるが、どこまで切り崩せるかトライする動きが継続しよう。118円台には中期的な抵抗が控えており、一気に下抜けるにも無理がありそうだ。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2020/04/14~2020/10/30(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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